乳腺科
科の紹介
部長・臨床研究管理センター長 吉田雅行

部長・臨床研究管理センター長 吉田雅行
対象疾患と診療内容
乳腺疾患の治療は乳癌が中心となります。本邦においても乳癌の罹患率は年々増加し、女性の癌のトップとなりました。当院の年間の乳癌手術症例数も約150例となり、今後も増え続けることが予想されます。
乳癌手術成績は近年大幅に改善され、術後補助療法の進歩によるところが大きいと思われます。今後も新規開発の内分泌(ホルモン)療法剤や化学療法剤(抗癌剤)、抗体療法剤などをエビデンスに基づき駆使し治癒率向上を目指します。手術術式は、10年前までは胸筋温存乳房切除術が中心的存在でしたが、現在は乳房温存手術が導入され、根治性と共に整容性やQOLが重視されています。さらに、腋窩リンパ節郭清と残存乳房への放射線照射も今後さらに縮小に向かい、腋窩リンパ節郭清省略症例の選択や非照射症例の選択が課題となります。一方、進行/再発例も患者さま個々の癌の生物学的特性にあわせた治療法の選択が行なわれています。乳腺外来を中心に中央注射室、救急外来、病棟、他科(婦人科、腫瘍放射線科、脳神経外科、リハビリテーション科、ペインクリニック科など)、相談窓口、在宅支援室などの多部署との連携によるチーム医療を実践しています。
また、より早期の乳癌発見・死亡率低減を目的にマンモグラフィ併用検診が推進されており、精密検査の対応に十分応えられる検査体制も整備されております。2002年4月にはマンモグラフィ検診精度管理中央委員会によるマンモグラフィ検診施設画像評価を受け、老健第65号の定める検診精度管理の線量・画像基準を満たすマンモグラフィ(乳房エックス線写真)検診施設として認定されています。
種々の課題の克服・体制の整備を推進しつつ、乳腺診療に関するエビデンスに基づき、当院の実状(診療実績)や患者さま個々の状況を考慮に入れた、乳腺疾患のよりよい診断・治療の提供および地域医療連携に貢献できるよう努力しています。
乳癌手術成績は近年大幅に改善され、術後補助療法の進歩によるところが大きいと思われます。今後も新規開発の内分泌(ホルモン)療法剤や化学療法剤(抗癌剤)、抗体療法剤などをエビデンスに基づき駆使し治癒率向上を目指します。手術術式は、10年前までは胸筋温存乳房切除術が中心的存在でしたが、現在は乳房温存手術が導入され、根治性と共に整容性やQOLが重視されています。さらに、腋窩リンパ節郭清と残存乳房への放射線照射も今後さらに縮小に向かい、腋窩リンパ節郭清省略症例の選択や非照射症例の選択が課題となります。一方、進行/再発例も患者さま個々の癌の生物学的特性にあわせた治療法の選択が行なわれています。乳腺外来を中心に中央注射室、救急外来、病棟、他科(婦人科、腫瘍放射線科、脳神経外科、リハビリテーション科、ペインクリニック科など)、相談窓口、在宅支援室などの多部署との連携によるチーム医療を実践しています。
また、より早期の乳癌発見・死亡率低減を目的にマンモグラフィ併用検診が推進されており、精密検査の対応に十分応えられる検査体制も整備されております。2002年4月にはマンモグラフィ検診精度管理中央委員会によるマンモグラフィ検診施設画像評価を受け、老健第65号の定める検診精度管理の線量・画像基準を満たすマンモグラフィ(乳房エックス線写真)検診施設として認定されています。
種々の課題の克服・体制の整備を推進しつつ、乳腺診療に関するエビデンスに基づき、当院の実状(診療実績)や患者さま個々の状況を考慮に入れた、乳腺疾患のよりよい診断・治療の提供および地域医療連携に貢献できるよう努力しています。
検査と治療の特色
特殊検査
ハーセプテス
自動持続吸引式乳腺組織生検(マンモトームR生検:平成17年6月~30例施行)
マンモグラフィ検診施設画像認定
自動持続吸引式乳腺組織生検(マンモトームR生検:平成17年6月~30例施行)
マンモグラフィ検診施設画像認定
特殊医療機器
乳腺専用超音波診断装置(エラストグラフィ搭載)
乳腺MRI
デジタルマンモグラフィ撮影装置
自動持続吸引式乳腺組織生検装置(マンモトームR生検:平成17年6月~30例施行)
乳腺MRI
デジタルマンモグラフィ撮影装置
自動持続吸引式乳腺組織生検装置(マンモトームR生検:平成17年6月~30例施行)
専門外来とその特色
当科は吉田医師と諏訪医師の2人体制で診療を行なっていますが、「男性の医師ではちょっと・・・」といわれる女性の患者さまには女性の諏訪医師をご指定いただくことも可能です。
また、平成18年4月より、乳腺薬物療法の専門家として腫瘍内科の金医師をチームに迎え、より質の高い薬物療法や緩和医療が提供できる体制となりました。
専門外来ではありませんが、セカンド・オピニオンを希望される方につきましては、月・金曜日の通常の外来日ではなく木曜日の午後に若干名を完全予約制で吉田医師が担当しています。地域医療連絡室(JUNC)または乳腺科外来にご相談ください。
また、平成18年4月より、乳腺薬物療法の専門家として腫瘍内科の金医師をチームに迎え、より質の高い薬物療法や緩和医療が提供できる体制となりました。
専門外来ではありませんが、セカンド・オピニオンを希望される方につきましては、月・金曜日の通常の外来日ではなく木曜日の午後に若干名を完全予約制で吉田医師が担当しています。地域医療連絡室(JUNC)または乳腺科外来にご相談ください。
診療と手術実績
2010年度 手術件数
※件数はのべ件数

乳癌症例の温存率の変遷

がん診療の指標
当科の手術件数と乳房温存率
| 乳癌手術件数 | 温存手術件数 | 温存率(%) | |
|---|---|---|---|
| 2001年 | 132 | 41 | 31.1 |
| 2002年 | 109 | 29 | 26.6 |
| 2003年 | 133 | 36 | 27.1 |
| 2004年 | 161 | 49 | 30.4 |
| 2005年 | 147 | 64 | 43.5 |
| 2006年 | 162 | 74 | 45.7 |
| 2007年 | 174 | 91 | 52.3 |
| 2008年 | 198 | 107 | 54.0 |
| 2009年 | 203 | 123 | 60.6 |
| 2010年 | 200 | 119 | 59.5 |
当科の手術症例の臨床病期
| 全件数 | 0 | I | II | IIIA | IIIB | IIIC | IV | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 2001年 | 132 | 11 | 54 | 48 | 12 | 7 | 0 | 0 |
| 2002年 | 109 | 12 | 36 | 47 | 6 | 4 | 1 | 3 |
| 2003年 | 133 | 9 | 53 | 52 | 7 | 7 | 2 | 3 |
| 2004年 | 161 | 13 | 78 | 58 | 1 | 6 | 2 | 3 |
| 2005年 | 147 | 16 | 60 | 52 | 1 | 4 | 7 | 7 |
| 2006年 | 162 | 26 | 56 | 69 | 4 | 3 | 3 | 1 |
| 2007年 | 174 | 26 | 77 | 60 | 3 | 5 | 3 | 0 |
| 2008年 | 198 | 27 | 92 | 69 | 4 | 2 | 4 | 0 |
| 2009年 | 203 | 21 | 88 | 82 | 4 | 6 | 1 | 1 |
| 2010年 | 200 | 31 | 87 | 64 | 7 | 2 | 9 | 0 |
生存曲線

健存曲線

医師の紹介
| 役職 | 氏名 | 出身校 | 卒業年 |
|---|---|---|---|
| 部長 臨床研究管理センター長 | ヨシダ マサユキ 吉田 雅行 | 浜松医科大学医学部 浜松医科大学大学院 | 1980年 1987年 |
| 略歴 | |||
| 1980年 浜松医科大学医学部附属病院第一外科 1981年 藤枝市立志太総合病院外科 1983年 浜松医科大学大学院 1987年 浜松医科大学医学部外科学第一講座助手 (1990年3月 国立がんセンター乳腺外科臨床研修) 2000年 聖隷浜松病院乳腺(甲状腺)外科部長 | |||
| 専門領域・認定医・専門医 | |||
| 乳腺外科・化学療法・緩和医療・一般外科 日本外科学会専門医・指導医 日本消化器外科学会認定医 日本乳癌学会認定医・専門医 日本がん治療認定医 日本臨床腫瘍学会暫定指導医、日本緩和医療学会暫定指導医 マンモグラフィ精度管理中央委員会認定マンモグラフィ読影医 日本乳癌学会評議員、日本乳癌検診学会評議員 浜松医科大学臨床教授 | |||
| 役職 | 氏名 | 出身校 | 卒業年 |
|---|---|---|---|
| 主任医長 | スワ カオリ 諏訪 香 | 浜松医科大学 | 1991年 |
| 略歴 | |||
| 専門領域・認定医・専門医 | |||
| 乳腺悪性腫瘍、緩和医療、一般救急外科 日本外科学会認定医 マンモグラフィ精度管理中央委員会認定マンモグラフィ読影医 | |||
| 役職 | 氏名 | 出身校 | 卒業年 |
|---|---|---|---|
| 非常勤医師 | モリ ナツコ 森 菜採子 | 高知医科大学 | 2001年 |
| 略歴 | |||
| 2009年 聖隷浜松病院 | |||
| 専門領域・認定医・専門医 | |||
| 日本外科学会認定医 | |||







