臨床検査室

私たちは高い専門性を追求し、以って利用者視点に立った医療人を目指し、臨床検査を通して地域社会に貢献します。

・専門性を高め、新しいことにチャレンジします。
・制度と迅速性を追求した臨床検査情報を提供します。
・知識・技術を常に高め、地域医療に貢献します。
・医療人として広い視野を持ち、バランスのとれた行動思考を持つ人材を育成します。
・医療情勢を知り変化に迅速に対応します。
・多職種と協働しチーム医療に貢献します。

臨床検査室は職員５名体制で小規模でありますが、各部門と連携しやすく本当の意味でのチーム医療が実践出来ます。暖かい相互支援のなかで仕事でき、仲間を支え、仲間に支えられるそんな職場環境です。また、小さい組織であることからチャレンジする気持ちさえあれば、何でも挑戦する事ができます。

聖隷淡路病院は静岡県浜松市に本部を置く社会福祉法人聖隷福祉事業団の施設です。
聖隷福祉事業団は1都7県にわたり事業を展開し、職員数は1万人を超える日本最大級の社会福祉法です。事業団の中核病院や健診施設の検査部のメンバーで構成されるWG（ワーキンググループ）が主体となり、勉強会や聖隷検査部門で年1回実施している学会や認定取得の為の実技を含めた講習会などを実施し、技術のスキルアップや各種資格認定取得へ向けたサポート体制も充実しています。

主に患者様から採血させていただいた血液や尿を検査します。ほとんどの項目は院内で検査されています。一部項目以外は1時間以内に結果を報告する体制を整えています。

血清や血漿などの血液中の液体成分を、自動分析装置や検査キットを用いて検査します。肝機能や腎機能、脂質異常、糖代謝、炎症反応、などがわかります。

通称「血算」「CBC(complete blood count)」と呼ばれ、血液中の細胞成分を調べます。貧血の指標となる赤血球数やヘモグロビン量、感染の指標となる白血球数、止血能力の指標となる血小板数などをカウントします。また、白血球には様々な種類があり、どのような割合で血中に存在しているのかも調べます。

止血能力を示すPT（プロトロンビン時間）やAPTT（活性化部分トロンボプラスチン時間）などを検査します。

尿に含まれている成分や細胞を調べます。また、便中の赤血球の有無も調べます。

発熱外来では、主に新型コロナウイルス、インフルエンザウイルスの有無を、迅速検査キットを用いて検査しています。

心臓の動きを表す心電図検査を行います。12誘導と呼ばれる検査、24時間ホルター心電図、マスター運動負荷心電図などがあります。

超音波を用いて、非侵襲的に体内の様子を観察します。腹部の実質臓器や消化管、心臓、首や下肢の血管、乳腺などを検査しています。

肺活量、視力・聴力、眼圧検査、眼底写真検査、ピロリ菌の検査である尿素呼気試験や睡眠時無呼吸症候群の検査なども行っています。