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小児循環器科

診療体制

部長 中嶌 八隅

部長:中嶌 八隅

小児循環器科は生まれつきの心臓病である先天性心疾患や不整脈、川崎病の後遺症などの心臓、血管の病気について診断、また生活指導を含めた内科的な治療を提供する診療科です。疾患に応じて適切な検査を施行し、最適な時期に手術を受けられるよう、新生児科、小児科、心臓血管外科はもとより産科、循環器科、麻酔科と連携したチーム医療を行っているのが当科の特徴です。特に近年は多くの小児心疾患の方が成人期を迎えられるため、循環器内科、脳神経外科、消化器内科などさらに多領域の専門科と共同してよりよい医療の提供を目指しています。また当科は“小児循環器科”ですが、手術後のフォローアップを含めた終身的な診療、成人期に発見された先天性心疾患の診療も行っており、対象となる患者さんの年齢は胎児から成人に至るまで幅広く、診療科名にある『小児』に限っていません。入院診療は小児科病棟を中心に、産科病棟、NICU、 GCU、成人期の患者さんは循環器内科病棟にて下記疾患の患者さんの診療にあたっています。

主な対象疾患

先天性心疾患、成人先天性心疾患、不整脈、心筋症、心筋炎(新生児から成人まで)および川崎病後遺症など。

専門外来の案内

小児科外来での心臓外来

循環器外来での成人先天性心疾患外来

小児循環器科(第1~第4土曜日)と循環器科(第2火曜日の午前)の医師が担当いたします。
心房中隔欠損症、卵円孔開存症、動脈管開存症の閉鎖栓を用いた治療に関するお問い合わせは、小児科の心臓外来か循環器科の成人先天性心疾患外来までお願いします。

循環器科はこちら
Webマガジン「白いまど」2018年7月号「成人先天性心臓病外来」はこちら

学校心臓検診の外来

静岡県心電図健診にあわせ、二次健診として7月〜8月に小児科外来にて行っています。

検査と治療の特色

患者さんに負担(侵襲)となる検査(心臓カテーテル造影検査がその代表的検査)ばかりでなく、最新の超音波診断装置、CT、MRIなど負担(侵襲)の少ない検査を組み合わせ、できる限り低侵襲で診断し手術を含めた治療を行うこと心がけています。その成績は当科のクリ二カルインディケーターの一つ“先天性心疾患に対する非侵襲的検査のみの手術症例の割合”として、循環器センターのホームページに公表しています。
胎児診断は産科と協力し、不整脈、先天性心疾患、心筋症など胎児に心疾患の疑いがある方に胎児心エコーを施行し、詳細な診断を行っています。診断確定後は産科医、新生児科医とともに適切な分娩時期・方法、出生後の管理方法などに関してカンファランスを行い、診療にあたっています。
治療に関しては、心不全の内科治療などの一般管理以外に、カテーテル治療を積極的に行っています。この治療は手術より患者さんの負担が少ない治療法として発展してきたもので、現在では手術の代替えとなりうる手技もあります。当科で行っている手技は、心房中隔裂開術(BAS)、弁狭窄に対するバルーン弁形成術、血管狭窄に対するバルーン拡大術、ステント留置術、側副血管や動脈管開存に対するコイル塞栓術、閉塞栓塞栓術、不整脈に対するカテーテルアブレーションなどで、これらは日本で施行できる手技全てを網羅しています。加えて心房中隔欠損症・動脈管の閉鎖栓を用いた治療も施設、術者認定を受け行っています。さらに2019年度潜在性脳梗塞を合併した卵円孔開存症、低出生体重児の動脈管開存症に対する閉鎖栓治療の施設、術者認定を取得し、2020年度から開始する予定です。上記対象疾患の患者さんであれば新生児、小児から成人まで年齢制限はしていません。

主な検査

  • 循環生理学的検査(ホルター心電図・トレッドミル)
  • 心臓超音波検査(経食道心エコー・3D心エコー)
  • 造影CT検査
  • 心臓MRI検査
  • RI検査(心筋シンチグラフィーなど)

主な治療

カテーテル治療
  • 低出生体重児の動脈管開存症に対するカテーテル治療
  • 潜在性脳梗塞を合併した卵円孔開存症に対するカテーテル治療

医師紹介/実績紹介