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小児神経科

更新日:2017年5月2日

診療体制

部長 榎日出夫

部長:榎 日出夫

小児の病気の中では神経疾患の割合はかなり高く、発達途上の子どもの健康維持には欠かせない、重要な医療分野です。残念ながら小児神経学を担当する医師は少なく、専門医は全国で1000名余りに過ぎません。全国的にも「小児神経科」が独立して診療を行っている施設は極めて稀です。小児神経疾患の中でも、特に小児てんかんを専門としており、聖隷浜松病院てんかんセンター内に専門外来を開設しています。
大半の小児てんかんでは、抗てんかん薬によって発作を抑制することが可能です。しかし、一部では抗てんかん薬の効果が乏しい場合もあります。このような難治てんかんでは、てんかんセンターのスタッフによる検討会議で詳細なディスカッションを行います。てんかん外科スタッフと連携して、てんかんに対する外科的治療を検討しています。てんかん学を専門とする小児神経科医、神経内科医、脳外科医が一堂に会する「てんかんセンター」は、計り知れないメリットを持っています。
「小児神経専門医」「てんかん専門医」の認定を受けた医師が診療を統括いたします。榎は「岡山大学小児神経科」で、岡西と板村は「鳥取大学脳神経小児科」で小児神経学の臨床トレーニングを受けました。小児神経学専従の大学施設は全国で2カ所(岡山大、鳥取大)しかありません。このような稀少な専門施設で小児神経学を学んだ経験によって、実際の診療でみなさまの病苦の解決に貢献できることを感謝しております。
「薬を続けているが、まだ発作がある」「薬の副作用で困っている」「本当にてんかんなのか」「薬が合っているのか」「いつまで治療を続ければいいのか」「手術を受けた方が良いのか」。てんかんは適切な医療によって「治る」可能性が高い病気です。さまざまな悩みでお困りの方々に、良質な医療を届けたいと願っています。

そのほかの神経疾患についても相談に応じておりますが、運動発達の遅れ、言語発達の遅れ、発達障害(自閉症、注意欠陥多動性障害、学習障害)、心理的問題については他の専門施設を紹介いたします。
採用情報はこちら(別ウィンドウで開きます)

主な対象疾患

主な対象疾患診療内容
熱性けいれん大半は治療を必要としませんが、頻発例、遷延性けいれん、部分発作の場合には病状の重症度を判定して対策を指導いたします。
小児てんかんてんかんの過半数は小児期に発病します。小児のてんかんは、成人に比べると根治できる確率が高い特徴があります。適切な医療によって、できるだけ子どものうちに治してしまいたいものです。
  • 治療の基本は内服薬です。多くの抗てんかん薬の中から適切な薬剤を選び、副作用の有無を確認しながら投与量と投与期間を管理します。抗てんかん薬は20種類ほどあり、どの薬を選ぶかという判断には高い専門性が要求されます。
  • 近年、新しい抗てんかん薬が増え、選択肢が広がりました。旧来の薬で発作が止まらなくても、新しい抗てんかん薬がよく効く場合があります。当科では積極的に新しい薬剤を使用しています。
  • 発作症状の分析が最も重要と考えています。問診が主体となりますが、必要に応じてビデオ脳波同時記録により発作の正体をとらえます。
  • 脳波異常の性状を詳細に分析します。小児の脳波は成人とは異なる特徴を持っています。専門的なトレーニングを受けた「小児神経専門医」資格を持つ医師が脳波判読を担当しています。
  • 単剤治療(=ひとつの薬剤だけで治療すること)を心がけています。同時に2剤以上使用しますと、その分だけ副作用の発現が心配です。小さな子どもに対して、できる限り少ない薬で治療するように配慮しています。
  • 薬物治療の効果が乏しい場合には、てんかん外科治療を検討いたします。発達途上の小児では、てんかん外科治療のタイミングを逸しないよう、適切な時期を考慮しています。
  • 「迷走神経刺激療法」を積極的に進めています。これは電気刺激装置を体内に植え込んで刺激を行う新しい治療法です。成人例を含め、当院の実績は全国最多です。
急性神経疾患急性脳炎・脳症、けいれん重積状態などの急性期に救急対応いたします。

専門外来のご案内

予約制です

月曜日火曜日水曜日木曜日金曜日土曜日
午前--小・中学生
の再診のみ
午後-

※初診のご紹介は、地域医療連絡室経由で予約をお願いいたします。

検査と治療の特色

特殊検査

  • 脳波検査:年間1,200件の睡眠脳波検査
  • 24時間ビデオ脳波モニタリングシステム
  • 高密度脳波
  • 誘発脳波

医師紹介/実績紹介