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臨床検査科

更新日:2017年5月24日

診療体制

部長 米川修

部長:米川 修

現代医学に欠かせない検査に関するあらゆる面(適正な検査計画と検体採取に基づく分析とその正しい解析)で診療を支援し、患者さんに最大限の医療サービスを供給するのを務めとしています。
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Webマガジン「白いまど」 2016年8月号「臨床検査科」はこちら

主な対象疾患

検査の計画、検査(分析)の精度保証、データ解析の面でサポートをし、主治医そして患者さんに還元するのが本来の仕事であり、直接患者さんを診察することはありません。
入院外来を問わず、患者さんの貴重な検体を用いた検査結果を全てチェックすることにより、最大限の客観性のあるデータを供給し、診断、治療効果の判定や予後の指標の手助けに尽力しています。
2001年4月より臨床検査部と共同で患者さんの検査結果を解析し、適宜、臨床サイドに発信する本邦初のサービスである「後方診療支援システム」を開始し、早期診断などに成果をあげています。
他施設に先駆けた常勤検査専門医として地域医療にも貢献する意向です。日常診療での検査の選択、データ解釈などの疑問に関し、いつでも相談していただければ幸いです。出来る限り対応したいと思います。

検査と治療の特色

当科では「医療の質の保証」と「危機管理」の二つの観点から患者さんにより良いサービスを目指している。臨床検査部と協力し本邦初の「後方診療支援システム」を開発し、2001年より実地に運用している。「後方」とは医師による検査の依頼の「後」初めてスタートし、医師の「後方」に控えて球拾いの精神に徹し患者サービスを目指すことから命名した。「後方診療支援システム」の概要は下図の如くとなる。

上記図の左が通常の医療機関での検査結果の報告システム、右が当院のシステムの概略を示している。
通常の医療機関では、医師は患者さんを診察後、必要な検査を依頼し、検査室から返還された検査結果を電子カルテなどで直接確認する。この場合、患者さんが原則次回受診するまでの間は、主治医がデータを確認しないことが少なからずある。極端な異常なデータである「パニックバリュー」は依頼医が確認する前に検査室から直接連絡し早期に対応可能であるが、極端でない異常データが次回受診時まで放置されている危険性もある。更に、医師の専門性により、検査データ解釈に関し、病態が正しく認識されない事態も生じうる。これは、患者さん、主治医、さらには医療機関に支障をもたらす恐れがある。
当院では、医師の依頼による検査結果が当検査室で定めた異常値に1項目でも該当すれば、その日依頼された全項目がプリントアウトされる。それを検査技師と臨床検査医が病態解析し、必要に応じ、適宜追加検査を実施、その結果を踏まえてコメントを電話連絡、電子カルテへの書き込みなどで対応している。検査データに異常があれば、本システムでは、検査技師と臨床検査医、連絡を受けた主治医の三者が確認し迅速的確に対応している。患者さんだけでなく臨床医のサポートにもなっている。検査データの確実な確認に加え、検査データそのものを評価することにより患者さんの訴えに関係ない異常を見出せるメリットがあり、隠れた病態の早期発見につながるものと言える。
導入以来、一定の効果を上げたが、人海戦術のため対応上効率に問題があった。効率化を図るべく新たにメーカーと共同で当院発の「診断支援システム:Diagnostic Support System ;DSS」を開発し2014年より運用している。下図の右側にそのイメージを示す。以前は検査技師が解析していたデータの一部をロジック利用により情報蓄積と自動解析が可能となり、効率が飛躍的に向上し患者サービスとなっている。
当科は実際には患者を診療しない科ではあるが、検査データの系統だった正しい解釈を通して正確な診断、早期発見に貢献していると言える。本システムは当院で開発された本邦初の当院独自のものであり、当院を受診されている患者さんは、他院より手厚くケアされていることから当院を受診する意義は大きいと考える。
患者さんの受診だけでなく、医学生、研修医の方々の当院の見学も受け付けている。

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