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脳卒中科

更新日:2016年11月28日

診療体制

部長 大橋寿彦

部長:大橋 寿彦

急性期の脳血管障害は、当院では脳卒中科が対応しています。毎年700名以上の入院実績があります。脳血管障害は発症から治療開始までの時間が短いほど、治療効果も期待できます。
当院は24時間体制で対応していますので、出来るだけ早く救急車を呼んで病院に来て下さい。朝の外来が始まるのを待っていては遅すぎます。
採用情報はこちら(別ウィンドウで開きます)

主な対象疾患

主な対象疾患診療内容
クモ膜下出血(破裂脳動脈瘤)
再出血を防ぐため手術(開頭、クリッピング)または血管内手術が必要です。脳血管内手術では切ることなくカテーテルからプラチナのコイルを脳動脈瘤に充填し治療を行なうことができます。症例によってより侵襲が少なくメリットのある方法で治療しています。手術の場合には必要な場合は術中ナビゲーションの使用でより安全な手術を目指します。
脳内出血必要な場合に手術します。対象となるものは水頭症を伴う小脳出血、圧排症状を呈する皮質下出血、一部の被殻出血などです。手術は術中ナビゲーションの使用でより安全な手術を目指します。手術の適応がない患者さまの場合、血圧管理、脳浮腫の治療などを組み合わせ早期よりリハビリを行なうとともに再発予防の治療を開始します。リスクファクターがあればこの治療も同時に行なっています。
脳室内出血(急性水頭症)脳室ドレナージをおき、意識状態の改善を待って必要なものには脳室腹腔短絡術を行ないます。
脳梗塞短時間で受診され血栓溶解療法が行なえる患者さまには、昨年より使用可能となったtPA製剤静注による血栓溶解療法を行なう体制を整えています。tPAの適応がなければ、脳保護剤、循環改善剤などを組み合わせて保存的に治療し早期よりリハビリを行なうとともに再発予防も開始します。再発予防には、リスクファクターの治療とともに抗血小板剤あるいはワーファリンの投与を行ないます。
一過性脳虚血発作原因を精査し治療を行なっています。再発予防は脳梗塞に準じて行ないます。
未破裂脳動脈瘤2006年10月のUCAS Japanの最終報告で年間の破裂率は0.96%程度と判ってまいりました。それぞれの患者さまの状態に合わせたリスクとベネフィットを考えた治療を提案しています。
頚部内頚動脈狭窄症無症候でも強度狭窄例、中等度狭窄でも症候性のものは手術したほうが保存的治療のみの群に比較し予後が良好です。
解離性脳動脈瘤強い頭痛で発症し、時には動脈解離のみでクモ膜下出血を伴わないものもあり注意が必要な疾患です。その他の頭痛との鑑別が重要となります。必要な場合には主として血管内手術により治療しています。
脳動静脈奇形手術不能例でも近年は定位放射線照射で完治できるものも増えてきました。リスクとベネフィットを考えた治療を提案しています。
モヤモヤ病小児の虚血発症例では主として間接的脳血管吻合術を行なっています。

その他脳卒中との鑑別を要する疾患:頭痛、めまい、しびれなど脳卒中の可能性がないか精査し治療しています。

検査と治療の特色

特殊検査

  • 経頭蓋エコー
    頭蓋内動脈の血流流速を調べることによってクモ膜下出血後の脳血管攣縮の程度を知ることができます。

  • 機能的MRI
    病気によって変形した脳の重要な機能の局在を非侵襲的に知ることができます。

  • 脳血流シンチ
    脳血流の低下を知ることができます。

特殊医療機器

  • GE製ヘリカルCT 3台(64チャンネル、16チャンネルマルチスライスヘリカル各1台)
  • GE製1.5テスラMRI 4台
  • SPECT
  • DSA
  • 定位放射線治療装置(Direx社製AccuKnife)
  • 内視鏡付き手術用顕微鏡
  • 術中ナビゲーション(BrainLab社製VectorVision)
  • 術中エコー
  • 術中ドップラー
  • 経頭蓋磁気刺激
  • 24時間ビデオ脳波 など

脳卒中地域連携パス

脳卒中地域連携パスは、紹介状、データ用紙、再発予防ノートの3分構成となっています。パスポート形式で、患者(家族)様自身にも診療の際に携帯していただくことで必要な情報が切れ目なく、病院と地域のかかりつけ医とで共有できるツールです。脳卒中地域連携パスの運用について

医師紹介/実績紹介