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支持療法科

更新日:2020年8月12日

診療体制

主任医長:平川 聡史

がんを患い、心身の変化や社会との関わりに変容をお感じになり、不安な日々をお過ごしでいらっしゃるのではないかと存じます。本日は私どものホームページをご覧くださり、誠にありがとうございます。
人は、一生を通してさまざまな病を患います。残念ながら、全ての病を医療が解決できる日は、まだ訪れておりません。しかし、今日の医療は急速に進歩し、治療効果のある薬剤が開発され、身近な病院・診療所へ普及しました。このような中でもなお、がん治療を始め、生命に向き合う大きな治療に取り組むとき、時として深刻な副作用を経験し、患者さん、ご家族は不安に駆られることがあるかもしれません。
もし、この様な副作用が生じた場合には、患者さんとご家族の相談を受け、安心して治療に取り組んでいただき、さまざまな医療的支援を行う窓口が必要です。そこで、当院では今年度から支持療法科が開設されました。初年度は、主にがん薬物療法に伴う皮膚・粘膜障害の患者さんを対象に、治療に取り組んで参ります。どうぞよろしくお願いいたします。

主な対象疾患

がん薬物療法に伴う皮膚・粘膜障害

従来、化学療法として投与されていた殺細胞性抗がん薬に加え、現在では分子標的薬や免疫チェックポイント阻害薬が加わり、ホルモン療法に伴う薬剤もあります。それぞれの薬剤により、皮膚・粘膜には多様な有害事象が現れます。この有害事象(疾患)を対象に、私どもは診療いたします。

 ・殺細胞性抗がん薬: 脱毛、爪障害、色素沈着、ひょう疽、口内炎、口腔内乾燥など。
 ・分子標的薬: 爪囲炎、ざ瘡様皮疹、手足症候群、皮膚・粘膜の乾燥、IgA腎症様皮疹、皮膚潰瘍など。
 ・免疫チェックポイント阻害薬: 脱毛、白斑、湿疹反応、尋常性乾癬、多形紅斑、自己免疫性水疱症など。

上記疾患に限らず、ふだん対処に戸惑う小さな事柄でもお話を伺い、患者さん・ご家族の負担を軽減することが出来るよう取り組んでいます。

がん治療中に生じる皮膚・粘膜障害

がん治療中、皮膚・粘膜に生じる多様な疾患・トラブルに対処します。

 ・放射線皮膚炎、血管外漏出に伴う疼痛・潰瘍、帯状疱疹、接触皮膚炎、褥瘡、自壊創、薬疹など。

検査と治療の特色

患者視点の評価を重視した診療 

従来、病状や重症度は医療者の視点から判断するものでしたが、今日では患者さんの視点に基づいて重症度を判断する医療へと移り変わっています。当科では、患者さんの視点に基づいた重症度を重視し、診療へ反映します。

科学的根拠に基づいた重症度評価と治療

皮膚・粘膜障害の診断・重症度評価は、一般的な皮膚科診療に基づき、科学的な検証を加えながら構築します。当科では、適切な生検・培養や抗原検査を行い、科学的根拠に基づいた診療を患者さんへ提供し、QOL向上を目指します。

専門外来のご案内

化学療法スキンケア外来

がん薬物療法に伴う皮膚・粘膜障害を始め、抗がん薬の血管外漏出や放射線皮膚炎あるいは肥厚性瘢痕などの合併症に対処いたします。
がん化学療法中の患者さんには、指・頭皮・顔面を始め、さまざまな皮膚の悩みとトラブルが生じます。全ての皮膚障害について、その原因と治療方法が究明されているわけではありませんが、痛み・痒みを和らげたり、発疹を軽減したり出来るかもしれません。どうぞご相談ください。

医師紹介/実績紹介