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腫瘍放射線科

更新日:2017年5月8日

診療体制

部長:野末 政志

腫瘍放射線科は放射線治療に特化した診療科です。高度な最新の放射線治療装置を基軸に、専門のスタッフが放射線治療(外照射)全般に対応する体制を整えています。専門の医師・専門の技師・専属のがん放射線療法看護認定看護師・医学物理士・放射線治療品質管理士等がチームを組み、すべての患者さまに満足していただける、より適切な放射線治療を目指しています。
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主な対象疾患

原発性・転移性を問わず、悪性腫瘍全般(一部良性腫瘍含む)に対する放射線治療を行っています。照射目的も、根治的から対症療法まで広く対応します。手術や化学療法との併用療法としても、積極的な利用を心がけています。
全例CT画像をもとにした3次元治療計画を行い、腫瘍(標的)および周囲正常組織の線量分布を確認してから放射線治療を行っています(この線量分布は治療開始前に有害事象の確認と共に、患者さんに説明しています)。皮膚マークに頼ることなく、全例OBI(およびEPID)を使って治療部位を必ず毎回確認してから治療を行うなど丁寧な放射線治療を目指していますので、15分~程度のお時間を頂いています。その他骨髄移植時の全身照射、手術時の術中照射にも対応しています。

定位放射線治療は、頭蓋内と肺や肝臓を主体とした体幹部の双方に行っています。頭蓋内の病変に対しては、最狭マルチリーフを使った回転強度変調放射線治療(VMAT/RA)による定位放射線治療を行っています。体幹部に対しては標的の呼吸性移動を考慮しながら放射線治療を行う呼吸同期システムに加え、体表面三次元スキャナーを利用した吸気停止照射に取り組んでいます。後者は不確定な動きの要素が少なくかつ広がった肺での照射となり、より一層無駄が無く副作用の少ない放射線治療となります。 この技術は若年者での温存乳房照射にも利用されています。将来の心疾患リスクの減少につながるため当院では標準的な治療技術となっています。また、MR画像やPET画像を利用して非常に集中したピンポイントの治療を心がけています。再発状態・再照射状態にも柔軟に対応させていただきます。

最先端の放射線治療技術である強度変調放射線治療(IMRT)及び回転強度変調放射線治療(VMAT/RA)には全国的にも早くから取り組み始め、前立腺、頭頚部を中心に全身ほとんどの領域で積極的にこの技術を適応しています。これに前述の毎回臓器・標的そのものの位置を確認した上での治療を行っています(IGRTといいます)ので、より効果的で正常組織への負担が非常に少ない治療となっています。 最良の治療を全ての患者さんに提供する体制を整えています。認定看護師を軸として、照射に伴う有害事象の軽減にも力を入れており、多くの患者さんが外来通院照射を受けていらっしゃいます。
放射線治療の状況を第三者的に評価する「放射線治療品質管理委員会」を全国的にも先駆けて開催しており、常々評価し・改善する診療体制をとっています。
当院の進んだ放射線治療システムによる治療をぜひご利用ください。主治医のご紹介があれば、どなたでもご利用いただけます。JUNCを介してご予約ください。

専門外来のご案内

放射線治療に特化した専門外来です。セカンドオピニオンにも対応します。予約制ですので診療日にご注意のうえ受診してください。
特に強度変調放射線治療(IMRT)・体幹部定位放射線治療(いわゆるピンポイント照射)の最先端の放射線治療が可能です。

関連情報

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検査と治療の特色

特殊医療機器

バリアン社TrueBeam STx1台  バリアン社21EX(VMAT対応)2台
4MV・ 6MV・8MV・10MV・15MVの5種類の超高圧X線を発生させます。放射線エネルギーの選択幅が広がり、患者さんお一人お一人に合わせた、より有用 な放射線治療が可能になります。電子線も数種類のエネルギーを持ち、これら全てを組み合わせて、必要なところに必要な放射線治療を行います。
バリアン社ミレニアムマルチリーフコリメータ及び2.5mm幅最狭マルチリーフコリメータ
病変に対し5mm~2.5mm幅マルチリーフで照射野の形成を行います。これまでの10mmマルチリーフにくらべ、遥かに精密かつ適切な放射線治療範囲を作成できます。これにより周囲正常組織の不要な放射線を極力削減でき、有害事象の軽減に大きく役立ちます。
3次元放射線治療計画装置
全例で、CTをベースにして直接臓器や周囲正常組織を確認しながら照射方法を決定する、3次元放射線治療計画を行っています。全ての患者さんに強度変調放射 線治療(IMRT)や回転強度変調放射線治療(VMAT/RA)による最善の放射線治療を短期間の準備で提供できる体制を整えています。
レーザー光を使った三次元体表面形状検出器「VOXELAN」
患者さんの体位の捻じれや傾きを1mm/1度以内で検出可能な人体に無害なスキャナーです。体表面の呼吸状況の把握も可能で、呼吸制御照射で重要な監視役を務める装置です。全国に先駆けて臨床導入しました。より体表に近い病巣では従来に比べて、より短時間でより正確な照射位置合わせが可能になります。
放射線治療計画専用CT
開口径の大きなゆとりのある構造をしています。また治療計画専用のため十分な時間をかけてセットができるので、患者さんの治療肢位再現性の向上にもつながると考えられます。呼吸同期治療に適した画像収集機能を持ち、体幹部定位照射に威力を発揮します。
EPID
毎回の治療中の画像収集が可能で、実際に行われた治療内容の確認と保存が容易になります。また放射線線量の適正化も可能で、より誤差の少ない放射線治療が可能になります。
OBI,OBI‐CT
放射線治療装置本体に取り付けられた、KV系の画像システムです。患者さんの移動を伴うことなく、より被爆の少ない鮮明な画像で照射部位の位置合わせが可能 になります。CT機能があるため、体内の軟部組織に対しても正しい位置合わせが可能になります。全患者さんに全治療時に使用して1ミリの治療位置精度を目 指しています。TrueBeam STxでは患者治療寝台と直接リンクしているため精密な6軸補正が可能になります。
線量確認のための測定機器
IMRT/VMAT等の高度な放射線治療の検証のために必須の装備です。これがあってはじめて正しい放射線治療の確認が可能となります。

医師紹介/実績紹介