このページの目次
病巣の形に放射線を集中させます。副作用を抑えつつより良い治療効果が期待できます。当院では回転しながらIMRTを行うVMATを導入することで、短時間(2-3分)での治療が可能となりました。
小さな病巣に対して多方向から放射線を集中して当てる方法です。回転型強度変調放射線治療(VMAT)の技術と組み合わせて、より副作用の少ない治療を行います。
【肺の定位照射】
深吸気停止放射線治療に取り組んでいます。広がった肺での照射となり、副作用の少ない放射線治療となります。
(VARIAN社製オプティカルイメージャーシステム使用)
【左乳房への照射】
十分な息止めが可能な方に対し、深吸気停止放射線治療に取り組んでいます。将来の心疾患リスクの減少につながるため、当院では標準的な治療技術となっています。
(ERD社製VOXELAN HEV-600M/RMS使用)
専用の全身照射ベッドに仰向け、足を延ばした状態でアクリルペレットの袋詰に埋まって寝ていただきます。治療時間が長いため、お好みのDVDや音楽を視聴しながら安心して放射線治療を受けていただけるように配慮しています。
【腫瘍の位置情報によるもの】
放射線治療装置に搭載されたCT(コーンビームCT)を利用し、治療直前の腫瘍等の位置をCTによって確認する方法。
【骨構造の位置情報によるもの】
放射線治療装置に搭載または放射線治療室に設置されたX線装置にて撮影や透視をすることにより骨構造や体内に留置した金属マーカー等の位置を確認する方法。
乳房など形状に特徴がある部位に対し、レーザーを使った3次元体表面検出装置を用いリアルタイムに確認しながら位置合わせを行う方法。