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脳腫瘍科

更新日:2017年6月1日

診療体制

部長:稲永 親憲

脳腫瘍科は、広くは脳神経外科の中に含まれる診療内容ですが、当院では手術件数も多いことから新たに標榜いたしました。
脳腫瘍は10万人に10~12人と稀な疾患であり、一般的には「脳腫瘍」と聞くと「一つの病気」で「怖い病気」と考える人が多いかもしれません。しかしその種類は多岐に亘り、細分化すると130種類にもなります。
もちろん腫瘍の種類によって治療法は異なり、さらに同じ腫瘍でも出来る部位によって治療法が異なることもあり非常に難渋する疾患です。手術した方がよいか、放射線治療がよいか、経過観察が良いかなどについても基本的には一人ひとり異なると思います。
ですから専門的な知識が求められると同時に患者さんおよびそのご家族の方とよく相談し、その思いを汲んで治療にあたらなければいけないと考えています。
脳腫瘍と診断されてどうしたらよいか悩まれている方から、当院で手術を受けたいと希望される方までお気軽にご相談ください。
採用情報はこちら(別ウィンドウで開きます)

主な対象疾患

対象となる腫瘍の種類は、良性腫瘍から悪性腫瘍にまで広きにわたっています。グリオーマ、髄膜腫、下垂体腺腫が、3大疾患ですが他にも稀な腫瘍がたくさんあります。基本的には良性腫瘍は手術で摘出を考え、悪性腫瘍も安全な部位は可能な限り摘出し、その後の放射線療法、化学療法を行います。それらの後療法が必要な患者さんも当院で治療を続けることが可能です。また頭蓋底腫瘍など広範囲の摘出と再建が必要な症例は頭頸部・眼窩顎顔面治療センターとの協力により手術を行うこともあります。

検査と治療の特色

基本的に手術は安全で最大限の摘出を目指します。そのために現在では多数の病院で普通に使用されるようになったナビゲーションシステムも当院では10年以上前から導入し、現在ほとんどの症例で使用しています。また麻痺をおこさないようにMRIで術前のトラクトグラフィーを確認し、ナビゲーションに組み込むこともしますし、機能的MRIで術前に運動野を同定しておく場合もあります。術中モニターも、運動誘発電位(motor evoked potential, MEP)、視覚誘発電位(visual evoked potential, VEP)、聴性脳幹反応( Auditory Brain-stem Response, ABR )、Nerve Integrity Monitor (NIM) による顔面神経モニタリングなどを症例にあわせて使用し、安全な手術を目指しています。言語野の温存が必要な場合には覚醒下手術も行います。グリオーマ摘出には5-ALA蛍光(化学的ナビゲーション)も使用しています。2015年10月から新手術室が稼働し、2室で撮影できる術中CTが導入されました。それにより、更に安全な手術が可能となっています。また2017年4月には、術中CTとナビゲーションとの自動連動システムが導入され、より精確な摘出が可能となりました。

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