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小児脳神経外科

診療体制

主任医長:中戸川 裕一

小児脳神経外科は、こどもの脳や脊髄の病気・怪我を治療(主に手術)する科です。こどもの脳や脊髄の病気・怪我は、頻度が高いわけではありませんが、患児ご本人、ご家族の不安は甚大と思います。当科では、病気・怪我に対して一緒に闘えるように十分な説明を行い、病状について理解していただけるような診療を心懸けています。他職種も含めて、患児に関わるスタッフは、患児やご家族に寄り添える医療を行えるように努めています。さらに、治療を受けた患児の成長 を一緒に見守り、社会で活躍することを期待し、患児やそのご家族が「治療をしてよかった」と自負できるような診療に励んでいます。
採用情報はこちら(別ウィンドウで開きます)

Webマガジン「白いまど」 2017年9月号「あたまの病気をもった子どもたちのために 脳神経外科 小児脳神経外科外来」はこちら

診療内容

当科では、胎児を含む主に18歳以下のこどもの脳・脊髄の外科手術を中心に診療しています。成人と異なり小児の脳は成長していくため、小児の特性にあった個々のオーダーメイドの治療が必要なため、関連する診療科と協力して診療を行うこともあります。複数回の手術が必要な場合や成人期まで治療を継続する必要がある場合も、こども病院などで必要とされる移行期の転院は必要なく治療を継続できる体制が整っています。我々は、治療することだけに注目せず、治療中そして治療後の「心と体の成長発達」も大切に考えており、世界で行われている標準治療に工夫を加えて最良の治療を行っています。

主な対象疾患

当科では、主に18歳以下の脳・脊髄の外科治療を対象としています。
主な対象疾患診療内容
腫瘍脳や脊髄に正常と異なる細胞が増殖してできる塊を脳腫瘍・脊髄腫瘍といいます。腫瘍の種類によって、良性から悪性まで様々です。治療は手術、化学療法、放射線療法を組み合わせて行います。小児科、腫瘍放射線科と連携し治療を行います。
先天奇形      脊髄髄膜瘤、脊髄脂肪腫、脊髄係留症候群、キアリ奇形、頭蓋骨縫合癒合症などの疾患を治療します。脊髄髄膜瘤では、産科や新生児科と連携し出生後早期に修復術を行い、神経形成を行います。また、脊髄係留症候群は足が動かしにくい、足首が硬い、おしっこ の回数が少ない、便秘、せぼねが曲がるなどの症状を呈すことがあり手術で係留解除術を行います。頭蓋骨縫合早期癒合 症については、「頭のかたち外来」をお読みください。
脳脊髄液関連疾患  主に水頭症です。水頭症は、脳脊髄液が脳に比べて多くなってしまい、脳を圧迫する病気です。頭とお腹をチューブでつなぐシャント術が主な治療法ですが、近年神経内視鏡が普及してきており、神経内視鏡下第三脳室底開窓術も多く行われています。他にも、くも膜嚢胞やDandy-Walker症候群などの嚢胞性疾患も治療しています。
頭部外傷小児の頭部外傷は、交通事故や転落が多いのですが、近年は虐待による頭部外傷も増えており、社会的に問題となっています。場合によっては、手術が必要となることもあります。
脳血管障害小児でもっとも多い脳血管障害は、もやもや病です。頭の中の太い動脈が細くなり、脳梗塞や脳出血を起こす病気です。運 動をしたとき、楽器を吹いたときに力がはいらなかったり、痙攣を起こすこともあります。脳を栄養する血管を増やす(新生する)ために手術が必要となります。他には、脳動静脈奇形、脳動脈瘤、 脳梗塞などの疾患も治療します。
機能的疾患痙性麻痺、脳性麻痺では、症状に合わせてバクロフェンポンプ(ITB)の植込み術を行います。また、難治性てんかん(てんかんセンターと連携)の治療も行います。

検査と治療の特色

当科では、主に手術を担当することが多いです。手術は、通常顕微鏡を用いた手術を行うことが多かったのですが、小児という特性から、低侵襲に行える神経内視鏡手術が選択されることが多くなってきています。

特殊治療

当院では、手術室CTを利用した手術用ナビゲーションと連動したオンライン手術を行うことで、より安全で精密な手術を行うことが可能です。また臨床工学技士が多数在籍しており、手術中に生理学的神経モニタリングを行い、神経の機能温存に努めています。

特殊医療機器

脳神経外科」をご覧ください。

外来診療

・外来は原則予約制です。新規で受診を希望される場合はかかりつけ医の紹介状が必要となります。
・外来の検査でMRIなど鎮静が必要となる場合は、検査前の食事、飲水の禁止時間があります。MRI予約時にお渡しする説明用紙をご確認ください。

専門外来

頭のかたち外来

2019年4月に開設した赤ちゃんの頭の形についての外来です。主に生後18ヶ月までのこどもを対象としています。頭の変形が病気(頭蓋骨縫合早期癒合症)であるかないかを診断します。

◎頭蓋骨縫合早期癒合症
一般的に3500人に1人くらいの割合で発症します。頭蓋骨に脳が圧迫され、脳の成長発達を妨げる病気です。手術を行うことで、脳の圧迫を減らす必要があります。

◎位置性頭蓋変形症
病的でない乳幼児の頭蓋骨の歪みの総称です。頭蓋骨の矯正を希望される場合は、頭蓋形状矯正ヘルメットを使用することができます。向き癖などによる病的でない頭蓋の変形でヘルメット療法を希望される場合は、6ヶ月以内に受診していただくことをおすすめします。

医師紹介/実績紹介