グローバルナビゲーションへ

本文へ

ローカルナビゲーションへ

フッターへ




眼科

更新日:2017年5月8日

診療体制

部長:尾花 明

眼科疾患全般を扱っています。特に、網膜硝子体疾患、加齢黄斑変性などの黄斑疾患、白内障、緑内障、斜視弱視に重点を置いた診療を行っています。視覚は外界から得られる情報の80%以上をしめるといわれます。皆様の生活の質を守るために、常に診療技術の向上と医療機器の整備をはかり、高度な医療をご提供できるようにスタッフ一同努力しています。
採用情報はこちら(別ウィンドウで開きます)

主な対象疾患

主な対象疾患診療内容
白内障手術水晶体が混濁するためにかすみがかかったように見えます。加齢に伴うもの以外に、糖尿病、アトピー性皮膚炎、眼球打撲などいろいろな原因で起こります。治療はある程度進行した時点で手術を行います。通常の超音波白内障手術では2.2mm幅の切開創からアクリル性フォーダブル眼内レンズを挿入します。
入院手術か、外来手術(通院手術)かは原則として患者さんのご希望で決めていただきます。ただし、病状や全身状態によってご希望に添えない場合もありますので、ご了承ください。
加齢黄斑変性症網膜の中心を黄斑と呼びますが、この部位の神経が障害される病気です。50歳以上の方に起こり、症状は視野の中央部分の影や物が歪みます。滲出型(脈絡膜新生血管を伴い出血や浮腫を生じるもの)と萎縮型(新生血管は見られないが神経が萎縮するもの)の2つの病型があります。ハイデルベルグ網膜撮影装置HRA-2や光干渉断層計により診断技術が向上しました。滲出型の治療は、血管内皮増殖因子阻害剤(抗VEGF剤)の硝子体内注射、光線力学的療法(PDT)、レーザー光凝固などを病状にあわせて選択します。また、複数の治療を組み合わせる場合もあります。抗VEGF剤の開発により視力予後は改善されましたが、いまだ難治症例もあります。早期発見と早期治療が重要です。萎縮型にはルテインサプリメントや遮光眼鏡をお勧めしています。
月曜、火曜午後に専門外来を開設しています。
斜視・神経眼科両方の目の向きが一致しない状態です。乳幼児では弱視(眼鏡をかけても視力が上がらない)の原因となりますので、早期発見が重要です。
斜視手術は原則として全身麻酔で行います。また、眼形成眼窩外科との共同で外傷などによる難治性眼球運動障害の治療も盛んです。
未熟児網膜症は適切なレーザー治療により重症例は減少していますが、将来的に斜視・弱視をきたす症例もあり、定期的な観察を行っています。
網膜剥離硝子体の収縮により網膜裂孔が形成され、その裂孔から網膜の裏側に硝子体液が流入して網膜が眼球壁から剥がれる病気です。長期間放置しますと増殖硝子体網膜症に至って治りにくくなりますので、早期発見と早期治療が必要です。硝子体が収縮した時に生じる症状が飛蚊症(細かな粟粒の様なものが見える)や光視症(視野の端の方に稲光の様なものが見える)ですので、それらの症状が起これば注意が必要です。
周辺部の裂孔原性網膜剥離には網膜冷凍凝固・排液・プロンベ縫着術による裂孔閉鎖術を行います。比較的大きな裂孔や深部裂孔、複数裂孔などでは硝子体手術を行います。
黄斑円孔・網膜前膜加齢に伴って黄斑に穴があく病気が特発性黄斑円孔です。更年期以降の女性に多く、視野の真ん中が黒く見えます。内境界膜剥離を併用した硝子体手術により治療成績は良好です。網膜前膜は黄斑部の網膜表面に薄い膜ができる病気で、物が歪んで見えます。硝子体手術で膜を剥がし取ります。硝子体手術は全例を25ゲージシステムで行っています。
糖尿病網膜症糖尿病では全身の小さな血管が障害されます。網膜毛細血管が壊れると網膜出血や浮腫を起こします。進行すると毛細血管は閉塞しますが、この段階で治療を行わずに放置しますと増殖糖尿病網膜症に至ります。この状態では網膜新生血管や虹彩新生血管とよばれる異常血管ができて、眼内に大出血を生じたり、新生血管緑内障を起こし失明に至る可能性が高くなります。
糖尿病と診断されたら、目の症状がなくても定期的な眼底検査を受けましょう。また、医師の指示に従って蛍光造影検査やレーザー治療を受けて、病気の進行を遅らせる努力が必要です。内科的な血糖コントロールや脂質代謝異常、血圧の管理も重要です。
黄斑浮腫網膜静脈閉塞症や糖尿病網膜症などに合併して、黄斑部に滲出液が溜まる状態が黄斑浮腫です。神経のむくみのために視力が下がります。残念ながら確実な治療法がなく、さまざまな試みがなされています。当科でも格子状レーザー光凝固、硝子体手術、トリアムシノロン注射、抗VEGF剤硝子体内注射などの可能性を症例ごとに検討しています。
緑内障眼球の形によって開放隅角緑内障と閉塞隅角緑内障に分けられます。眼内に房水と呼ばれる液体が貯留して眼圧(眼の硬さ)が上がる病気です。眼圧の正常値は10~21mmHgですが、日本人には眼圧の上がらない正常眼圧緑内障が多いです。緑内障の初期には自覚症状はなく人間ドックなどで発見されます。進行すれば視野の一部(主に鼻側が多い)が見づらくなります。失われた視野は回復しませんので早期発見が重要です。
眼圧を下げる点眼薬の発展が目覚しく、手術を回避できる症例が増えています。点眼は決められた使用法を守ることが重要です。症状がないからといって、いい加減にしないようにしましょう。点眼以外にも選択的トラベクロプラスティーというレーザー治療があります。点眼やレーザーでコントロールできない場合は手術を要します。
ぶどう膜炎身体の中に原因がある内因性ぶどう膜炎と感染や薬剤などが原因の外因性ぶどう膜炎があります。内因性の原因疾患には、サルコイドーシス、原田病、ベーチェット病、リウマチ、リンパ腫などがあります。一時はほとんど忘れられた結核も最近、少し増加しています。原因疾患ごとに他科と共同で診療に当たります。たとえばサルコイドーシスでは呼吸器内科、ベーチェット病では膠原病内科などです。
ステロイド治療が主になりますが、免疫抑制剤を使用する場合もあります。最近、ベーチェット病では分子標的薬による治療も開発されました。
網膜色素変性症網膜視細胞(杆体細胞、錐体細胞)が徐々に変性萎縮する遺伝的疾患です。視野の周辺部が見づらくなったり、暗所で見づらく(夜盲症)なります。近年、遺伝子に関する研究が盛んですが、残念ながら根治療法はいまだありません。光による障害を受けやすいことから、遮光眼鏡、帽子、ルテインサプリメントなどをお勧めします。
黄斑色素密度の測定黄斑に存在するカロチノイド色素である黄斑色素と加齢黄斑変性との関連が指摘されています。当科では、わが国で唯一の眼底カメラ型共鳴ラマン分光装置を用いた加齢黄斑変性症の色素量結果を発表しました。現在はサプリメントの黄斑色素と視機能に及ぼす効果や白内障手術後の黄斑色素変化を研究しています。巷ではサプリメントが大きく宣伝され効能がうたわれていますが、サプリメントの効果に関する科学的な裏づけと副作用研究はいまだ十分とはいえません。当科の臨床試験は効果を科学的に研究するもので、多数の患者さんのご参加をお待ちしています。

専門外来のご案内

加齢黄斑変性症を主とした眼底専門外来(月、火曜午後)、緑内障専門外来(月曜午前)、斜視弱視専門外来(月1回火曜午前)を設けています。専門外来への直接の初診は受け付けていません。午前中の一般初診を受けていただいた上で、病状を判断して専門外来を予約させていただきます。
新薬治験や臨床研究を常時行っています。なかでも、黄斑色素密度の測定(共鳴ラマン分光装置、自家蛍光装置を使用)は当科の特長で、黄斑色素と各種疾患の関係を研究しています。患者さんにはこれらにご協力をお願いする場合がありますことをご了承ください。

検査と治療の特色

特殊検査・高度先進医療

  • 広角眼底観察システム(オプトス カリフォルニア)
  • ハイデルベルグレチナアンギオグラム2(HRA-2)
  • フルオレセイン蛍光造影検査
  • ICG蛍光造影検査
  • 光干渉断層計(シラスOCT-3、スペクトラリスOCT)
  • 多局所ERG
  • 黄斑ERG
  • 光線力学療法
  • 経瞳孔温熱療法
  • 近見反応測定装置トライイリス
  • レーザーフレアセルメーター
  • グレア・コントラストテスター
  • 眼内内視鏡
  • 眼底ワイドビューシステム

医師紹介/実績紹介