部長:中村 徹
肺や気管支などの呼吸器を中心とした胸部疾患に対する手術を担当します。手術による負担をなるべく抑えるため内視鏡(胸腔鏡)や術中CT撮影を積極的に用いることでより低侵襲な診療を実践していますが、同時に傷の大きさに拘るあまり手術本来の目的である根治性を損なわないよう心がけています。
肺や気管支などの呼吸器を中心とした胸部疾患に対する手術を担当します。手術による負担をなるべく抑えるため内視鏡(胸腔鏡)や術中CT撮影を積極的に用いることでより低侵襲な診療を実践していますが、同時に傷の大きさに拘るあまり手術本来の目的である根治性を損なわないよう心がけています。
Webマガジン「白いまど」 | 2021年6月号「呼吸器外科があつかう悪性腫瘍」 |
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肺がんや転移性肺腫瘍(他臓器のがんからの転移)などの悪性疾患の他、縦隔腫瘍や自然気胸、膿胸などの感染症を含む良性疾患までを幅広く扱います。診療体制としてはがん専門病院でトレーニングを受けた呼吸器外科専門医を中心に日常診療を行っていますが、薬物療法などの内科的治療が必要な場合は呼吸器内科の協力を得ながら適切な治療法を選択しています。
毎週水曜日、金曜日に外来診察を行っています。
対象疾患 |
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近年増加傾向にある肺がん症例についてはガイドラインに則った標準的な治療方針を選択することが多い一方で、呼吸器内科、放射線科との協議によって年齢や合併症など個々の病態を考慮した手術適応に柔軟に対応しています。また心臓や食道などの重要臓器が隣接する解剖学的な特徴から、症例によっては心臓血管外科や消化器外科に協力を得ながら治療に当たっています。
当科の特徴は必要に応じてこれら他科との連携を円滑に行える体制作りと、それによって幅広い病態に対する治療が可能となっている点にあります。
当科の特徴は必要に応じてこれら他科との連携を円滑に行える体制作りと、それによって幅広い病態に対する治療が可能となっている点にあります。
特殊医療機器
- 胸腔鏡手術器械
- 縦隔鏡手術器械
- 超音波切開凝固装置
- 気管支鏡
- ヘリカルCT
- マルチスライスCT
- MRI