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ロボット支援手術「ダビンチ」(泌尿器科)

©インテュイティブサージカル合同会社

当院では、2016年10月初旬から前立腺がん治療に対して、ロボット支援手術「ダビンチ」を導入し、からだにかかる負担が少ない手術ができるようになりました。

前立腺がんとは、主に前立腺の外腺に発生する病気の一つで、前立腺の細胞が何らかの原因で無秩序に増殖を繰り返す疾患です。
治療には、治療を行わず経過を見るPSA(腫瘍マーカー)監視療法・手術療法・放射線療法・ホルモン療法などがあります。どのような治療法を行うかについては、まずがんがどのくらい進行しているかを検査し、進行状態や健康状態、年齢や合併症の有無などによって判断し決定します。
※「ロボット支援手術(ダビンチ)」はいくつかある手術療法のうちの一つです。(ロボット支援手術を受けるためには、いくつかの条件があります)

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ダビンチとは

©インテュイティブサージカル合同会社

1990年代に米国で開発された最先端のロボット支援手術です。「ロボット」といっても機械が自動的に手術を行うわけではなく、手術操作はあくまでも医師が行い、ロボットはその動きを繊細に正確に再現するよう支援しています。
このダビンチを使った手術では、腹部に開けた小さな穴に手術器具を差し込み、医師が手術台から離れた操作ボックスの中でモニター画面に映し出された3D画像を見ながら両手・両足を使い、ロボットアームを遠隔操作し手術を行います。

ロボット支援手術の特徴

ダビンチの大きなポイントは、最先端技術によって患者さんのからだにかかる負担を少なくした腹腔鏡手術の精度をさらに上げ、より安全で正確な手術ができることです。
当院では2007年から腹腔鏡補助下で皮膚を6cm切開(小切開)して行う開腹手術を行ってきましたが、最近では、腹腔鏡下前立腺全摘除に対してダビンチを用いたロボット支援手術が普及し始めています。
欧米においては、前立腺がん手術の90%以上にロボット支援手術が行われ、国内においても年間1万件以上の前立腺がん手術に用いられ、標準的な手術法となりつつあります。

※手術においては検査を含めて通常の開腹手術と変わりません。もし、ロボット支援手術を希望されない場合は、通常の開腹手術(小切開)で対応させていただきます。

ロボット支援手術の安全性

国内外からの安全性に関する報告では、機械の誤作動による医療事故や何らかの不利益を被ったという報告はほとんどされていませんが大出血が起こった場合には、開腹手術に比べ止血に時間がかかることもあります。また操作が難しい・他の臓器の損傷・大出血などが起った場合には、開腹手術に変更しなければならないことがあります。
当院では安全性を最優先し、ロボット支援手術の続行が厳しいと判断した場合は、従来の開腹手術へ速やかに変更する体制をとっています。
※年齢やがん細胞のタイプ・合併症(他に患っている病気の有無)を考慮し、安全性を十分に担保し手術を行います。

開腹手術と比較したロボット支援手術のメリット

入院から退院までの流れ

ロボット支援手術は、開腹手術と比べてからだにかかる負担が少ないため、入院期間も短くてすみます。

《泌尿器科 前立腺全摘除術の場合》
入院は手術前日。術前検査を受けて翌日の手術に備えます。通常は術後の痛みも少なく、翌日には歩行も可能です。カテーテルを抜くまでに6日間ほどかかるため入院期間は術後1週間ほどです。

ロボット支援手術の今後の展望

現在、国内におけるロボット支援手術は、保険診療が適応されている前立腺がんに対する前立腺全摘除術が大半を占め、2016年4月から腎癌に対する腎部分切除術にも保険診療が開始されました。近い将来は泌尿器科疾患だけでなく、婦人科、消化器外科、頭頸部外科、胸部外科などにも適応が拡大される予定です。2017年5月現在、当院での手術待期期間は1~2ヵ月です。
ご不明な点がありましたら、担当医にご相談ください。