グローバルナビゲーションへ

本文へ

ローカルナビゲーションへ

フッターへ



ホーム  > 病院案内  > 活動と特色  > 高度専門医療・低侵襲治療  > PVP(光選択的前立腺蒸散術)

PVP(光選択的前立腺蒸散術)

更新日:2017年5月29日

当院では、前立腺肥大症を治療する内視鏡レーザー治療機器を導入し、よりからだにやさしい手術ができるようになりました。海外ではすでに50万件以上の実績があり、日本でも2011年に保険適用され広がり始めました。当院でもこの手術を希望される方が増えてきており、今後より多くの方がからだにやさしい治療を受けられるようになっていきます。

泌尿器科のページはこちら


症状について

肥大した前立腺が尿道を圧迫することによって尿の流れが妨げられ、排尿困難、残尿感、頻尿、尿もれなどの症状を引き起こします。男性の約80%が、80歳になるまでに発症すると言われています。

治療について

治療の選択肢としては、薬による治療や手術療法があります。
これまでの一般的な手術療法としては、内視鏡を用いて尿道から電気メスを挿入して患部を切除する方法がありました。2013年に導入した機器は“グリーンライトレーザー”とよばれる特殊なレーザー光を用い、尿道を圧迫している前立腺の肥大部分を蒸散(蒸発)させることで尿路のつまりを取り除きます。

この手術方法は、電気メスを用いる方法と同等以上の効果・有効性が得られる一方で、出血や痛みが少ないことが最大の特徴です。特に合併症が気になる方、抗凝固剤を服用中の方には手術の可能性が広がるため、非常に有用な治療機器といえます。

グリーンライトレーザー治療のメリット

  1. 手術時の出血量が少ない
  2. 抗凝固剤を服用している方にも適用可能
  3. 手術の翌日から排尿が可能
  4. 術後の排尿にともなう痛みが小さい
  5. 3泊4日と入院期間が短く、社会復帰・職場復帰が早くできる

治療前後の前立腺の比較

手術後、前立腺組織が蒸散され、広い空間が形成されます。
尿道の圧迫がなくなり、スムーズな排尿が可能となります。

【治療前】
肥大した前立腺右葉(向かって左側)により尿道が圧迫され細くなっており、奥の膀胱が見えません。

【治療後】
蒸散術により尿道の圧迫が消失し、手前精丘からでも奧の膀胱内が観察できます。蒸散部の凹凸は、数ヶ月で平らになります。

治療前後の排尿効率の比較

治療前は排尿時間が1分以上かかっていますが、治療後は20秒まで短縮しています。
また排尿のピーク(1秒間の排尿量)も10ml/秒から25ml/秒へ尿勢が改善しています。