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ロボット支援手術「ダビンチ」(婦人科)

©インテュイティブサージカル合同会社

当院では、2018年7月初旬から子宮筋腫に対して、ロボット支援手術「ダビンチ」を導入し、からだにかかる負担が少ない手術ができるようになりました。

子宮筋腫とは、子宮筋層にできる良性の腫瘍です。
治療には、治療必要と認めたら手術(可能ならば鏡視下手術)、薬物療法などがあります。どのような治療法を行うかについては、どのくらい進行しているかを検査し、進行状態や健康状態、年齢や合併症の有無などによって判断し決定します。
※「ロボット支援手術(ダビンチ)」はいくつかある手術療法のうちの一つです。(ロボット支援手術を受けるためには、いくつかの条件があります)

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ダビンチとは

©インテュイティブサージカル合同会社

1990年代に米国で開発された最先端のロボット支援手術です。「ロボット」といっても機械が自動的に手術を行うわけではなく、手術操作はあくまでも医師が行い、ロボットはその動きを繊細に正確に再現するよう支援しています。
このダビンチを使った手術では、腹部に開けた小さな穴に手術器具を差し込み、医師が手術台から離れた操作ボックスの中でモニター画面に映し出された3D画像を見ながら両手・両足を使い、ロボットアームを遠隔操作し手術を行います。

ロボット支援手術の特徴

ダビンチの大きなポイントは、最先端技術によって患者さんのからだにかかる負担を少なくした腹腔鏡手術の精度をさらに上げ、より安全で正確な手術ができることです。
当院では2007年から腹腔鏡補助下で皮膚を6cm切開(小切開)して行う開腹手術を行ってきましたが、最近では、腹腔鏡下前立腺全摘除に対してダビンチを用いたロボット支援手術が普及し始めています。
欧米においては、前立腺がん手術の90%以上にロボット支援手術が行われ、国内においても年間1万件以上の前立腺がん手術に用いられ、標準的な手術法となりつつあります。

※手術においては検査を含めて通常の開腹手術と変わりません。もし、ロボット支援手術を希望されない場合は、通常の開腹手術(小切開)で対応させていただきます。

ロボット支援手術の安全性

国内外からの安全性に関する報告では、機械の誤作動による医療事故や何らかの不利益を被ったという報告はほとんどされていませんが大出血が起こった場合には、開腹手術に比べ止血に時間がかかることもあります。また操作が難しい・他の臓器の損傷・大出血などが起った場合には、開腹手術に変更しなければならないことがあります。
当院では安全性を最優先し、ロボット支援手術の続行が厳しいと判断した場合は、従来の開腹手術へ速やかに変更する体制をとっています。
※年齢やがん細胞のタイプ・合併症(他に患っている病気の有無)を考慮し、安全性を十分に担保し手術を行います。

開腹手術と比較したロボット支援手術のメリット

入院から退院までの流れ

《婦人科ロボット支援腹腔鏡下腟式子宮全摘術の場合》
入院は手術前日。通常は術後の痛みも少なく、翌日には歩行も可能です。

ロボット支援手術の今後の展望

これまでは、前立腺がんと腎臓がんの手術だけが保険適用でしたが、2018年4月、新たに胃がんや肺がんといった12件が適用になりました。婦人科領域においても、子宮体がん、子宮筋腫などの良性腫瘍が保険収載され、今後はその利便性から国内でも拡大していくことが予想されます。
ご不明な点がありましたら、担当医にご相談ください。

治療実績