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5月号 がんに克つ!5 婦人科がん

更新日:2017年1月16日

【特集】がんに克つ!⑤婦人科がん

(2016年5月号特集)
日本人の2人に1人が、一生のうち一度はなるといわれている『がん』。シリーズ「がんに克つ!」では、日本人がかかりやすいがんを中心に、その特徴・最新治療・予防法などを紹介します。

早期診断で大切な子宮・卵巣を残しましょう! ご自身と大切な未来の家族のために

女性が一生涯で子宮頸がん・子宮体がん・卵巣がんに罹る確率は1%~2%です。決して婦人科がんは多くありませんが、生殖年齢(妊娠可能な年齢)の女性が婦人科がんに罹った場合、早期であれば妊孕性温存(妊娠可能な状態にとどめる)治療が可能ですが、進行した状態では子宮・卵巣の摘出が必要となり妊娠ができなくなってしまいます。

最新のデータでは子宮頸がんにかかる平均年齢は低下する一方、初産平均年齢は上昇しています。そのため、妊娠を考えた時、すでに子宮頸がんにかかっている可能性もあります。

では、どうしたらよいのでしょう?

現在、子宮頸がん予防ワクチンは、いまだ原因がはっきりしない合併症の存在から積極的な接種が推奨されない状況です。子宮頸がんの検診受診率は30%前後と低迷しており、生殖年齢女性の受診率はさらに低率です。子宮頸がんは検診の有効性が確立されていますので、早期診断ができれば、大きな手術をせずに治癒できるがんです。検診の受診をお勧めします。
また卵巣がんは診断がつけにくく、進行がんで見つかることが多いため進行する可能性が高いがんです。治療としては、手術療法そしてそれに続く抗がん剤を含めた薬物療法です。しかし進行症例では根治は期待できず、再発までの期間を延長するにとどまっています。

残念ながら有効な卵巣がんの検診方法はありませんが、卵巣がんになりやすい方の特徴は分かっています。子宮内膜症性の卵巣病変を有している方(約1%が卵巣がんを発症)、また卵巣がんや乳がんに罹ったご家族がいる方に可能性があります。このようなリスクのある方は一度、産婦人科を受診してみてはどうでしょうか。
また卵巣腫瘍は良性・悪性(がん)関係なくおなかの中で最も大きくなる腫瘍のひとつです。おなかだけが不自然に大きくなってきた場合、痛みの有無にかかわらず病院を受診してください。

浜松で考えてみる

浜松医大公衆衛生学教室の尾島俊之先生によると、浜松市の健康寿命が長い要因として、「気候が温暖で日照時間が長い」、「就労率が高い」、「高齢者の社会参加が活発」、「市内には企業の数が多い」、「経済的に落ち着いている」、「古くから東西の文化が行き交う地理的優位性」、「浜松方式といわれる医療体制(「たらいまわし」の防止)」などが、要因として考えられていますが、はっきりしたことは分っていないようです。
でも、言えることが一つあります。「健康寿命が長いということは、浜松がとても暮らしやすい地域だ」ということです。皆さんの何気ない行動が、健康寿命を延ばしているかもしれませんね。
文責:婦人科 部長 安達 博
当院婦人科は紹介予約制となっていますので、紹介状をご用意の上、予約をお取りください。

「白いまど10月号」(冊子)

表紙・特集:がんに克つ!⑤婦人科がん

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診療科・センター紹介:がん診療支援センター
診療を支えるスペシャリスト:がん化学療法看護認定看護師

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毎月1日に患者さん向けに発行している広報誌「白いまど」のWeb版”Webマガジン「白いまど」”では、医療情報や病院紹介を中心に、当院を身近に感じてもらえるような旬な話題をお届けします。さらに詳しい内容をYouTubeの病院チャンネルで配信しています。ぜひ、ご覧ください。

冊子は、病院玄関、i案内、外来、病棟など院内各所に置いています。