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ホーム  > 病院案内  > Webマガジン「白いまど」 (YouTube 病院チャンネル「白いまど」)  > 2016年度  > 2月号 紫外線の特性を皮膚疾患の治療に活かす!

2月号 紫外線の特性を皮膚疾患の治療に活かす!

更新日:2017年2月1日

広報誌「白いまど」のWeb版”Webマガジン「白いまど」”

毎月1日に患者さん向けに発行している広報誌「白いまど」のWeb版”Webマガジン「白いまど」”では、医療情報や病院紹介を中心に、当院を身近に感じてもらえるような旬な話題をお届けします。さらに詳しい内容をYouTubeの病院チャンネルで配信しています。ぜひ、ご覧ください。

冊子は、病院玄関、i案内、外来、病棟など院内各所に置いています。

【特集】紫外線の特性を皮膚疾患の治療に活かす!

(2017年2月号スペシャリスト)
太陽光線の紫外線には、ビタミンD3生成作用など有益な面と同時に、日焼け、シミ、シワそして皮膚がんを誘発するなど皮膚に有害な面もあります。

太陽光線と紫外線

太陽の光には、目に見える光(可視光線)のほかに、赤外線や紫外線が含まれています。
紫外線は、波長の長いほうから、UVA(A波長)、UVB(B波長)、UVC(C波長)に分類されますが、UVCのすべてとUVBの一部は、オゾン層にさえぎられて地表にまでは届きません。近年、フロンガスなどによるオゾン層の破壊のため、地上に到達するUVBが増加しており、それに伴い皮膚がんの発生率が上昇しています

紫外線を応用した皮膚病治療

紫外線は皮膚にいろいろな害をもたらしますが、うまく使えば皮膚病の治療に効果的です。紫外線を皮膚にあて、免疫反応や、細胞の増殖を抑えることによって皮膚病を治す方法です。尋常性乾癬、アトピー性皮膚炎、尋常性白斑、掌蹠膿疱症などの治りにくい病気に有効です。特定の波長域の光線のみを発生するランプを用いた特殊な機械で、人工の紫外線を照射します。
PUVA療法
UVAは皮膚の深くまで効果を及ぼしますが、エネルギーが弱いため、紫外線に敏感になるソラレン(psoralen)という物質をあらかじめ皮膚に塗り、充分に吸収させてから照射を行います。ソラレンを塗った(塗布)部位のみに作用させることができますが、その一方で、ソラレンを塗った後は、太陽から地上に到達するUVBにも敏感な状態が続くため、塗った部位に光
をあてないように注意が必要です。

ナローバンドUVB療法
近年、UVBのうち、治療に特に効果がある波長は304-313nmの領域であることがわかりました。また、UVBの波長の中で日焼けや、皮膚がんを誘発するなどの有害な波長は300nm以下であることもわかりました。
ナローバンドUVBの機器から照射される波長は308-313nmの極めて狭い領域が中心です。つまり、UVBの波長から有害領域をカットし、治療に有効な領域のみを抽出することで、有効かつ安全な治療ができるようになりました。UVBはエネルギーが強いので、ソラレンを使用しないため、治療後の遮光は不要です。

当院では2017年1月から、従来のPUVA療法装置に置き換えて、ナローバンドUVBを照射できる、新型の紫外線照射装置を導入いたしました。PUVA療法と異なり、来院後すぐに照射を受けられ、さらに短時間照射で治療できます。その結果、待ち時間も大幅に短縮しました。健康保険の適応となる疾患や治療費など、詳しくは皮膚科外来までお尋ねください。
文責:皮膚科 部長 小粥 雅明
さらに詳しい情報を知りたい方は・・・?
以下の動画をご覧ください。

2017年2月号(冊子)

表紙・特集:紫外線の特性を皮膚疾患の治療に活かす!

インフォメーション:眼科 画像診断装置の紹介
           ・広角眼底撮影装置「オプトス・カリフォルニア」
           ・光干渉断層計「スペクトラリスOCTマルチカラー」
診療科・センター紹介:皮膚科
診療を支えるスペシャリスト:皮膚・排泄ケア認定看護師

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