グローバルナビゲーションへ

本文へ

ローカルナビゲーションへ

フッターへ




2月 心不全ってなに?/循環器科

更新日:2020年2月3日

【特集】心不全ってなに?

増え続ける心不全

心不全は、心臓が悪いために息切れやむくみが起こり、だんだん悪くなる病気です。日本では心不全にかかる人が毎年1万人以上増えており、患者数は120万人ほどいると言われています。高齢化の進行に伴い今後もさらに増加すると考えられ、心不全とどう付き合っていくかを考える必要があります。

どんな病気?

高血圧や糖尿病、喫煙やそれに伴う動脈硬化などは、心臓の病気の大きなリスクです。やがて心筋梗塞や心筋症、弁膜症などいろいろな心臓の病気を引き起こして心不全となります。心不全は症状が良くなっても完全に治ったわけではなく、再び悪化させないように生活習慣に気をつけてうまく付き合っていく必要があります。

どんな症状なの?

心臓は全身に血液を送るポンプの役割をしています。心不全では心臓から全身に血液を送り出せないことによる低心拍出の症状と、送り出せない血液が肺などの全身にたまる「うっ血」の症状が出ます。

①低心拍出の症状・・・血圧が下がる、食欲がない、からだがだるい、手足が冷たい

②うっ血の症状・・・横になると苦しい、夜になると咳が出る、体重が増える、足がむくむ

どんな治療をするの?

心不全で入院した場合、まず利尿剤などでからだの水分を排出し、息苦しさを解消します。息苦しさが取れた後、心臓の血管を広げたり、弁膜症の手術をしたり、心不全の原因を特定し、その治療を行います。原因に対する治療を行うことで心不全が再び悪化することを防ぎます。

悪化させる原因は?

心不全は、飲み薬で落ち着いていた人でも何らかのきっかけが加わることで急激に悪化して、再び入院することがあります。そのきっかけは、かぜ・不整脈・高血圧・狭心症など病気の進行によるものと、塩分の取りすぎ・薬の中断・からだの動かしすぎなど、生活の中での問題の両方があります。きっかけを予防し、心不全を再び悪
くしないようにすることがポイントになります。
参考文献:日本心不全学会『心不全手帳』(2018年10月第2版)
文責:循環器科 医長 齋藤 秀輝
さらに詳しい情報を知りたい方は・・・?
以下の動画をご覧ください。
聖隷浜松病院チャンネル 「白いまど」(外部サイトに移動します)

【診療科・センター紹介】循環器科

心臓や血管の病気から 皆さんを守ります

循環器科は、虚血性心疾患(狭心症/心筋梗塞)・弁膜症・不整脈・心不全などの心臓病や、動脈瘤・閉塞性動脈硬化症などの血管疾患に対する診療を行っています。これらの疾患の中には緊急を要する場合もあるため、24時間対応しています。外来診療では、心臓超音波検査・CT検査・運動負荷検査・24時間ホルター心電図検査などを迅速に行い、早期診断・治療に努めています。また、虚血性心疾患や不整脈に対しては最新の医療機器を使用し、からだに負担の少ないカテーテル治療により、短期間で根治を目指した入院診療を行っています。
胸の痛み・息切れ・動悸などの胸部症状があったり、健康診断で異常を指摘されるなど、心臓の病気が心配
な方はご相談ください。

文責:循環器科 部長 杉浦 亮(写真前列中央)

2020年2月号(冊子)

表紙・特集
心不全ってなに?
インフォメーション
診療科・センター紹介
循環器科
診療を支えるスペシャリスト
慢性心不全看護認定看護師