処方された薬は症状が改善されてもまだあまっている場合、その薬がなくなるまで服用した方が良いでしょうか。
薬を中止することにより、症状が再び悪化してしまうこともありますので、自己判断で薬を中止しないようにしてください。担当医師から十分に薬の飲み方の説明を受け、その指示に従ってください。
   
創薬ボランティアは無報酬で引き受けるのでしょうか?
もし治験中に健康上、ダメージが出てきた場合はその本人にとってどのような補償をされるのでしょうか?
創薬ボランティアとは「くすりの開発に、自発的にご協力(参加)いただける方」のことをいいます。健康な方を対象とし、くすりの候補物質が身体の中でどのように変化するかを調べる試験(第I相試験)では報酬がありますが、初めてヒトに試される試験ですので、ごく限られた専門の施設で行われています。その他の治験では報酬はありません。ただし治験に参加しますと、来院回数が増えたり、検査が多くて時間がかかるため、交通費や食費程度の負担軽減費が支払われます。
また、治験薬が原因となって起こった健康被害については、治験を実施する製薬会社が規定に基づいて補償します。〔市販の薬が原因で起きた副作用の補償制度(医薬品副作用被害救済制度)と同程度です。〕
   
長く薬を飲んでいて、副作用がとても心配です。
薬の服用が長期間になると、副作用が心配になる方が多いと思いますが、長期間服用したからといって必ずしも副作用が起こるとは限りません。副作用の早期発見のためには定期的に受診し、血液検査などを受けていただくことが必要です。また、薬を服用していて何か気になることがありましたら、担当医師や薬剤師に相談するようしてください。
   
薬を飲むとかえって病気になるように思います。
ご自信の病気や薬について担当医師から十分に説明を受け、理解していただくことが必要と思われます。その際、副作用についての説明も受けておくと良いでしょう。
   
薬のリスクは体質によって変化すると聞いています。私はある種の抗生物質で肝機能が異常値になりました。これはたまたま、風邪でこの薬を飲んでいた時に健診があったため発見されました。その後、注意してくださる医師もおりますが、「大丈夫」と言う医師もおります。後者の医師を信頼しても良いのでしょうか?
検査値の異常を起こしやすい人でも、薬によって異常が起こるものと起こらないものがあります。また多少検査値が悪くなっても、注意しながらその薬を使う必要がある場合もあります。その医師が「大丈夫」と言った理由を確認してみてください。
なお、医師が十分説明してくれないなど現状の治療に満足していない場合、最近は「セカンドオピニオン」といって、他の医師の意見を聞き、治療を受けるという方法もあります。
   
治験で重篤な副作用が体に出た場合はどうするのですか?製薬会社が隠してしまうことはないですか?
治験では重篤な副作用が発生した場合には、製薬会社は速やかに国に報告することが法律で定められています。治験を実施している施設でも速やかに報告する義務があり、双方でチェックしあっています。また国の監査が行われ、治験が適正に行われているか確認されます。違反した場合には新薬として承認されない場合もあります。
   
冷え性について、カイロや湯たんぽで温めるのはどうでしょうか?
血液の循環を良くするのにカイロや湯たんぽで温めることは有効な場合もありますが、低温やけどにご注意ください。薬ではビタミンEなど血液循環を良くする薬がありますが、まずは担当医師にご相談ください。
   
薬局に、また同じ薬を出してもらおうと行っても、処方箋を出してもらわないとダメだとのことでしたが、あまり期間が空いていなければ構わないのでは?病院に行く時間的な手間で面倒になり、飲んだり塗ったりしなくなるよりは良いのではないでしょうか。
薬はその時の患者さまの症状に合わせて処方するため、同じ症状にみえても同じ薬が処方されないこともあります。また自己判断で薬を使用すると、かえって症状が悪化してしまうこともあります。安全のため、薬の処方には医師の診察が法律で義務付けられています。