ヘッダーを飛ばして本文へ

ヘッダーを飛ばしてメニューへ

ヘッダーを飛ばしてフッターへ



ホーム > 過去の研修医師の声 > 【5】~【8】


過去の研修医師の声

 

【5】

 「手の外科・マイクロサージャリ-がしたい」という私の希望をかなえてくれたのは聖隷浜松病院しかありませんでした。
私が所属していた大学の整形外科医局では、手の外科の治療をしている医師はわずかで、伝統も実績も少ない中、私は卒後6年間の研修期間を終え一般整形外科はそろそろ独り立ちもできる頃、手の外科・マイクロサージャリ-をやりたいという気持ちがあり研修施設を探しておりました。いろいろな病院のお話をお聞きする中で、聖隷浜松病院のみが純粋に手の外科に集中できる病院と思いました。
 実際に聖隷で研修を始めると、手の外科の素人である私にとってここは「虎の穴」でした。手の外科の研修制度が確立したアメリカで研修されたセンター長の斎藤先生は、そのシステムを実践されております。私は、斎藤先生をはじめスタッフの先生がたの手術の手伝い、外来の手伝い、救急患者の手術などの中で実践と理論を叩き込まれました。現在、私は所属する大学病院に戻っておりますが、上肢の外傷に関しては恐れがなくなりました。もちろんすべてを完璧にこなせるわけではありません。まだまだ修練の段階ではありますが、少なくとも浜松の1年間で、大学で経験する症例の10年間分は経験したと思います。また日本のトップレベルの手の外科を経験できたことが自信となっております。
 今年、浜松での研修を終え、新潟手の外科セミナーを受講しましたが、5年前セミナーを受講した時は、まったくわからなかったことが、実際の問題としてはっきりと理解できることを実感しました。セミナーでは新潟手の外科研究所のスタッフに、昨年浜松で1年間研修したことをお話ししますと、非常に懇意にしていただけました。日本の手の外科の仲間に入れて頂けたような感じでした。これからも私自身が一般整形外科の中に埋もれないように、また他の聖隷浜松手の外科の卒業生に負けないように頑張って行く所存です。

 

【6】

 オブザーバーとして半年の研修を終了させていただきました。正直なところ、もう少し期間を延長して、先生方の手術を拝見させていただきたいという思いはありましたが、当方(病院側)の事情もあり、予定通り半年で終了とさせていただきました。
 さて、振り返ってみると、この約6ヶ月、のべ21回見学させていただきました。その間に見せていただいた手術は81件で、ひとつひとつが新鮮に映り、ワクワクした感情を思い出します。研修に出る前の私のテーマとして、「atraumaticとはいかなるものか」というものがありました。現在の感想は、正確な解剖学的知識と、手術へのこだわり(ひとつひとつの手術に対する準備のようなもの)ではないかと考えています。私のように、手の外科の修練をしたことがなく、しかも何の縁故のない者を温かく迎えていただき、本当にありがとうございました。勿論今回の研修で先生がたと同じようなことができるとは思いません(見ていると次からは自分の手術がもっと上手にできるような錯覚に陥ります・・・)が、この半年で見せていただいた技術、考え方を大切に、これからの臨床に還元していきたいと考えています。 更なるご活躍を期待しておます。

 

【7】

 形成外科医として14年を経て、最も興味のある手の外科の研修ができればと考え、聖隷浜松病院 手の外科・マイクロサージャリーセンターにお願いし3ヶ月の研修期間を得ることができました。研修を終えた感想文、いや感動文を記します。まず特筆すべきは齋藤先生のteachingです。齋藤先生はLouisvilleでの臨床経験からteachingを非常に重視され、実践されていらっしゃいます。朝のカンファレンスから、外来、手術、昼食時間に至るまで、本当にさまざまな知識を惜しげもなく与えて下さいました。学術的なことから、クラシック音楽、そして夫婦円満の秘訣まで(笑)内容は多岐にわたっていました。特に手の外科に関しては、齋藤先生の膨大な知識(本当にすごいんです)からいかに手の外科が奥深く面白いかということを教えていただきました。また、医師だけでなく看護師、作業療法士、理学療法士、レントゲン技師らに対しても厳しく、しかし温かくteachingされ、本当に感銘を受けました。
 その齋藤先生の元でわれわれの研修の受け入れやその他の庶務から手術を含めた診療まで、なにかに取り憑かれたかのような早さでスマートに確実にこなされていくのが大井先生です。ご指導頂いただけでなく、5時以降も大変お世話になりました。また、齋藤先生より年齢もずっと近く、お人柄的にもお話しやすくいろいろなことを相談させていただくことができました。
 また、若い先生方も多く(若いといっても、治療、知識レベルは相当なものです)、いっそう楽しく研修することができました。忙しく大変な施設ですがほとんどつらさを感じませんでした。
 そして、まだまだ驚くべき事があります。ここの作業・理学療法はこれまたすごい! 手の外科専門の作業療法士だけでも4名、その方達以外の方々も、私などよりは後療法のことはもちろん、上肢の解剖、手術まですべてにおいて知識が深いのです。手の外科の治療は手術が50%、後療法が50%であることを痛感しました。
 さらに学会に2回、勉強会担当2回(1回につき1時間の講義を担当する)の機会も与えていただき、3拍子も4拍子もそろった研修でした。
 聖隷の先生方にとっては研修医師を受け入れるのは本当にご苦労が多いはずなのですが、どうしてここまで親切にしていただけるのか?不思議に思います。
 本当にありがとうございました。

 

【8】

 手の外科はほぼ白紙の状態でお世話になり、一から知識、技術を勉強させていただいた本当に有意義な一年でありました。手の外科をこれから始めていこうとする私は最高のスタートをきることができたのではないかと思っています。週一回のhand回診、hand症例検討会、月1回のhand講義、いずれも貴重な時間でありました。スタッフの先生方の手の外科に対する真摯な姿勢は本当に見習うべきところが多く、今後の手本としたいと思っています。
 実際の診療面では、救急でfirst touchさせていただいた症例は、手術の執刀、後療法、外来でのフォローアップすることができ、わからない点は、回診、症例検討会で助言をいただいたりして、一年間の研修を終える頃には疾患ごとにある程度、予後予測ができるまでになりました。
 また、スタッフの先生の手術には多数助手として入らせて頂き一流の技を見させていただくことができました。消化しきれていない部分が多数ありますので、今後自分で症例を重ねることで考えながら、真摯に手の外科と向き合っていくことが、聖隷でお世話なった皆様方への一番の恩返しだと思っています。