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放射線治療を利用される方に選ばれる施設を目指して

聖隷浜松病院放射線治療室の取り組み

放射線治療はがん治療において欠くことのできない存在です。現在がんに罹った方の4人に1人が放射線治療を利用されていますが、将来的には半数近くの方が放射線治療を利用されることになるとの予想もあります。

 

放射線治療にはいくつかの特徴があります。

 

1) 機能温存:臓器の働きをなるべく残しながら病巣への治療を行う事を目的とします。
2) 形態温存:臓器や皮膚の形や見た目をなるべく保ちながら病巣への治療を行う事を

         目的とします。
3) 身体への負担が少ない:日常生活を維持しながら病巣への治療を行う事を目的とします。

 

つまり放射線治療を行う際には、これらの特徴を上手に活かしながら、各々に身体的・時間的負担を考慮して治療を受けられる方の最適な放射線治療計画を建てることが必要です。

放射線治療は『局所療法』の一つです。身体の一部に集中して治療を行うことによって大きな効果を得ながら、限られた副作用の範囲で収まるように充分配慮することが重要です。
従ってなるべく無駄なく、精度高い放射線治療装置~技術をひとりひとりに提供できる体制を整えている事は、放射線治療施設を選んで頂くには非常に大きな着目点になります。

放射線治療は手術や化学療法などと組み合わせて様々な病態で利用されます。つまり病気の具合・体調など、加えて手術や化学療法との役割分担を充分考えた上で、ひとりひとりに合わせた放射線治療が行われる必要があります。必要な時に、必要なところへ、目的に応じた適切な放射線治療が要求される時代になってきました。
これを実現するためには専門のスタッフ・適切な運用を通して、放射線治療部門全体での取り組みが必須です。

聖隷浜松病院放射線治療室では2001年に最新機種を導入し、つねづね利用される方ひとりひとりの事を考えた放射線治療を目指してきました。 2006年には2台目の最新機種を導入し、新たな放射線治療技術に広く対応するシステム作りを目指してきました。この「システム」には単に機器のみならず、「スタッフ」「技術」「診療」「運用」など様々な要素が含まれます。放射線治療品質管理活動に早期から取り組み、システム全体を通して全ての利用される方ひとりひとりにあった最善・最良の放射線治療を提供することを目的としています。そうして地域のみならずより多くの利用される方に選んでいただける放射線治療施設を目指しています。