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全身照射

 全身照射total body irradiation(TBI)は、白血病などの造血器腫瘍の治療を目的とした移植前処置として大量化学療法とともに行われます。当院で行われている方法では、治療を受けられる方は放射線照射口から5m離れた専用の全身照射ベッドに足を延ばした状態で仰臥位で、ビーズ(アクリルペレットの袋詰)に埋まっていただいて照射時間中寝ていただきます。通常朝夕方1日2回の照射を1~3日連続で行います。

左:TBIベッドの寝方、中:治療時のレイアウト、右:治療前の状態

副作用を防止する目的でゆっくりと照射しますので、1回に約1時間の治療時間がかかります。疾患によっては副作用を防止する目的でさらに目や肺の前に鉛を置いて放射線を防御する場合もあります。
さらに当院では、照射時間中治療を受けている方とのコミュニケーション維持のため、双方向カメラシステムを設置し、治療中には、お好みのDVDや音楽を視聴しながら安心して放射線治療を受けていただけるように配慮しています。
必要に応じ操作室の映像を治療を受けている方から見えるようにモニターに映し出すこともできます。

観察カメラとモニター

観察カメラからの様子