白いまど

2010年04月01日発行

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ホスピタル・クラウン

C4(小児科)病棟にホスピタル・クラウンがやってきました。クラウンは定期的に病棟を訪れ、子どもたちに「笑い」を届けています。
クラウンが見せてくれるマジックやバルーンアートに、子どもたちやご家族も大喜び!
楽しそうな笑い声が病室に響いていました。

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このたび、耳鼻咽喉科、眼形成眼窩外科、口腔外科の対象疾患のうち、その境界領域の疾患の治療にあたり、各科が共同して質の高い医療を提供しようというビジョンのもとに「頭頸部・眼窩顎顔面治療センター(略称 頭頸部センター)」を立ち上げました。
  当センターでは具体的に、口腔癌(舌癌などの口の癌)、鼻副鼻腔癌(鼻の中に生じる癌)、中咽頭癌(のどちんこの周りにできる癌)、下咽頭癌(食道の入口にできる癌)、眼窩腫瘍(目のまわりにできる腫瘍)、広い範囲に及ぶ顔面骨骨折、顔面奇形(口唇・口蓋裂、小顎症等)、涙道疾患など一般施設では治療が難しいとされている疾患を対象としています。

頭頚部とは

 「頭頸部」という文字を見てピンとくる方は少ないかもしれません。医学の言葉では首から顔にかけての部位をそう呼んでいます。目、耳、鼻、口、のど、顔、首などが含まれる部位です。一般的に頭頸部の病気は、その領域に応じて眼科、耳鼻咽喉科、口腔外科などが専門的に対応しています。各科の診療の範囲には、他科と少しずつ重なる境界領域があります。

頭頚部とは

 当院では、従来耳鼻咽喉科が頭頸部腫瘍に対する外科的な治療を担ってきました。治療対象には喉頭癌、下咽頭癌、舌癌をはじめとした口腔癌や、上顎癌、唾液腺腫瘍、甲状腺腫瘍などが挙げられます。治療実績は、患者数、手術件数とも全国トップクラスです。ちなみに、当院の昨年度の新規頭頸部癌患者は118名でした。 
  一方、重症な顔面外傷の治療には主として眼形成眼窩外科が対応してきました。眼形成眼窩外科は、眼窩周囲の疾患を外科的に取り扱う専門科です。眼窩というのは眼球を入れる骨のくぼみのことです。白内障や緑内障などは扱いません。涙道疾患や、眼窩骨折、悪性腫瘍を含む眼窩腫瘍が重要な対象疾患です。当院眼形成眼窩外科は全国に先駆けて創設され、連日、県内外から多くの患者さんが来院しています。
  また、以前から顔面骨折だけでなく鼻副鼻腔疾患等に関しては、眼形成眼窩外科と耳鼻咽喉科との合同で手術が行われてきました。さらに最近では、頭頸部癌の拡大手術などでも協力態勢が整っています。2008年に中央手術室で行われた手術件数は耳鼻咽喉科870件、眼形成眼窩外科881件を数え、そのうち両科の合同手術は59件(内訳:耳鼻咽喉科24件、眼形成眼窩外科35件)ありました。
  このような状況を背景に、もうひとつの頭頸部領域の専門科である口腔外科が耳鼻咽喉科、眼形成眼窩外科とコラボレーションする「頭頸部・眼窩顎顔面治療センター」の構想が生まれたのです。


頭頚部とは

 

頭頸部疾患のうち特に対応が難しいとされるのは、癌を含めた腫瘍の治療や、広い範囲の顔面骨折や外傷です。なぜなら、複数の専門領域にまたがった対応を必要とすることが多いからです。単独科では専門領域外の範囲に対し、必ずしも十分な対応がとれない可能性もあります。
センターでは3科または2科(耳鼻咽喉科・眼形成眼窩外科・口腔外科)が連携することにより質の高い診療が可能となります。

当センターは、4月の口腔外科の診療開始に合わせ本格的に活動していきます。全国的にも数少ないシステムのもと、頭頸部、眼窩、顎顔面領域疾患に対する充実した総合的治療を提供できるものと自負しております。皆さまご期待ください。

 

文責:頭頚部・眼窩顎顔面治療センター センター長 林 泰広
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担当:主任医長 竹内啓人

 口腔は「食べる・飲む」ための消化管の入り口であり、「息を吸う」ための呼吸器の一部でもあります。また栄養を摂取する以外にも、しゃべる、咬む、口笛を吹く、などさまざまな機能があります。この口腔の機能を維持・改善することが口腔外科の診療内容です。具体的には、口腔・顎・顔面の腫瘍(良性・悪性)、顎変形症(下顎前突症、上顎前突症、顔面非対象症)、顎・顔面外傷(骨折など)、顎関節疾患、口腔粘膜疾患、口唇・口蓋裂、唾液腺疾患、顎・口腔再建、歯科インプラント、抜歯、顎・口腔領域の炎症、障害者歯科、有病者歯科などが挙げられます。
  病院口腔外科ですので、一般歯科医院とは診療内容が異なります。特に当院では麻酔医が充実していますので、全身麻酔下・鎮静下の障害者の歯科治療にも力を入れたいと思っています。口腔・顎・顔面の腫瘍や顔面の多発外傷などは頭頸部・眼窩顎顔面治療センターとして、耳鼻科、眼形成眼窩外科、口腔外科の共同診療により質の高い治療を目指していきます。
  当科の診療性質上、外来受診は原則紹介患者のみとさせていただいております。ご理解いただきますようお願いいたします。

更新 2010.04.01