白いまど

2010年8月1日発行

新救急車

 当院に新しい救急車がやってきました!
 新救急車は以前に比べて車内空間が広く、診療行為が行いやすくなっています。またAED(自動体外式除細動器)や各種モニターに加え、最新の防振ベッドを搭載しているため、走行時の患者さんの負担が軽減されます。
 この救急車は、主に転院やドクターヘリ受け入れ時の患者搬送に使用します。安全・迅速な搬送のため定期的に点検を行い、出動に備えています。

 聖隷浜松病院は2010年5月1日付で静岡県より救命救急センターとして指定されました。
「今までも救急患者を診ていたと思うけど、なぜ今指定なの?」と思う方もいらっしゃるかもしれませんので、ここで少し説明します。
 浜松市の救急医療は、一次救急(軽症な患者の受け入れ)、二次救急(手術や入院を必要とする患者の受け入れ)、三次救急(緊急かつ極めて重篤な患者の受け入れ)に区分されており、救命救急センターは三次救急対応医療機関に当たります。
 当院は今まで二次救急指定病院として、入院や手術が必要な患者さんを受け入れてきました。今後は救命救急センターとして、さらに重症度が高く緊急性の高い患者さんを受け入れる医療機関として運営していきます。

 救命救急センターでは、循環器疾患、脳疾患等による生死に関わる重篤な患者さんや、多発外傷、指肢切断など重傷の患者さんを受け入れるため、医師や看護師、薬剤師、診療放射線技師、臨床検査技師などによる24時間の受け入れ体制をとっています。また、当院は総合周産期母子医療センターとして妊婦さんや新生児の救急医療機関としての機能を持っています。当院が救命救急センター機能を持つことで、例えば妊婦さんの脳卒中のケースでは、妊婦さんの治療と胎児の安全の両方に高度に対応できる体制が整うことになります。
 浜松市内では、すでに県西部浜松医療センターと聖隷三方原病院が救命救急センターとして指定されており、当院は浜松市で3つ目の指定となります。今後はより一層浜松地域の救急体制を強化し、浜松が“日本一安心して住める街”と呼ばれるように貢献していきたいと思います。

 最後に患者さんへお願いがあります。
 救命救急センターは、最重症の患者さんを最優先で治療することが目的の施設です。また、ひとりの重症患者さんの治療には多くの医師や看護師等が必要となりますが、それらの人員にも限りがあります。軽症の患者さんの対応で緊急の患者さんが受けられない、といった事態になりますと、浜松市の救急医療体制全体が危機的な状況になります。
 どうか当院の機能をご理解いただき、適正な運用のためにご協力をお願いいたします。

聖隷浜松病院 救命救急センター長 田中 茂

担当:副院長・部長 鳥羽山 滋生

 当科は新生児から中学生までの外科患者を対象としており、30年以上の歴史があります。全国有数の手術実績を持ち、手術数は年間600例前後です。
 手術の多い病気は、鼠径ヘルニア(いわゆる脱腸)、陰嚢水腫、停留精巣、臍ヘルニアなどで、ほとんどが日帰り手術で行っています。昨年から、小児鼠径ヘルニア手術に腹腔鏡手術(LPEC法)を導入しました。従来の鼠径部(太ももの付け根)を切開する方法に比べて、創(きず)が小さく目立たない、創痛が少ないという利点があります。また、腹部の内側から腹腔鏡を用いて観察することで、反対側が発症する可能性も判断できます。発症の可能性があれば同時に手術を行うことができるため、将来、反対側をもう一度手術することがなくなります。
 当科では、地域の医療機関との連携を密に診療しています。小児外科疾患を疑われる場合は、まずご近所の医療機関を受診いただき、紹介状をご持参のうえ当院へお越しください。

 
 ピーマンという名前はフランス語に由来し、英語ではベルペッパー、一般的な緑色のものはグリーンペッパーといわれます。ペッパーという名前の通り、ピーマンは唐辛子の仲間です。唐辛子を品種改良し、辛みがなく食べやすくしたものなのです。緑色のピーマンは未熟なうちに収穫したもので、完熟すると赤くなります。熱帯アメリカの原産で、日本には16世紀ごろに伝わりました。広く一般に定着したのは第二次世界大戦後といわれています。
 現在、ピーマンには赤、黄、紫、黒色とさまざまな種類があります。広く市場に出回っているのは、食べやすいように苦みや臭みを少なく、果肉を薄く品種改良されたものです。
 また、赤や黄色のカラフルなパプリカと呼ばれる野菜もピーマンの仲間です。緑色から完熟して赤や黄色、オレンジなどに変化します。種類も豊富で、それぞれに味も栄養も違います。赤や黄色は一般的に甘味があり、ビタミンも多く含まれています。

<働き>
 つややかに輝くピーマンはビタミン豊富な野菜です。1個におよそ80mgのビタミンCが含まれています。これはレモンと同等かそれ以上で、ビタミンCはメラニン色素を分解する働きがあるので、夏の日焼け対策に十分摂りたい栄養です。ほかにも、ビタミンAの作用があるカロテンが豊富に含まれており、有害な活性酸素から体を守る抗酸化作用や、免疫を増強する働きがあります。
 生のまま大量に食べることはなかなか難しいですが、和・洋・中を問わず多くの料理に使用でき、旬である7〜9月に大変活躍する食材といえます。

《材料/2人分》

■ ピーマン…3個
■ 豚ひき肉…150g
■ 玉ねぎ… 1/6個
■ パン粉…大さじ2
■ 溶き卵… 1/2個 
■ 小麦粉…適量
■ サラダ油…大さじ2
■ 醤油…大さじ2
■ 塩・こしょう…適量

《作り方》

(1) 玉ねぎをみじん切りにします。
(2) ボウルに豚ひき肉を入れて練り、塩、こしょう、醤油を加えて混ぜ、パン粉、溶き卵、(1)の  玉ねぎを加えてさらによく練ります。
(3) ピーマンは縦半分に切って種を取り、内側に小麦粉を薄くまぶします。
(4) (2)を6等分して(3)のピーマンに詰め、表面に薄く小麦粉をまぶします。
(5) フライパンにサラダ油を熱し、(4)を肉の面を下に並べ入れ、ふたをして弱火で3〜4分蒸し  焼きにします。色づいたら裏返し、さらにふたをして4〜5分蒸し焼きにして火を通します。

(1人前:302kcal )
文責/栄養課 掘澤 智子

 入院で高額な医療費がかかった場合、一定の金額(限度額)を超えた分は健康保険が負担をします。これを「高額療養費制度」といいます。70歳未満の患者さんの場合、限度額適用認定証を提示することで、病院での支払いを限度額までに軽減することができます(注)

(注)・おむつ代、有料室料、食事代などに関しては適用されません。
  ・70歳以上の患者さんはご提示いただかなくても、限度額までのご負担となります。

 70歳未満の方の限度額は上の表のように3段階に分かれます。患者さんは保険者(国民健康保険:市町村窓口等、社会保険:勤務先等)にご相談いただき、ご自身がどの区分に該当するかを証明する限度額適用認定証の交付をお受けになり、病院に保険証と同様にご提示ください。
 認定証がない場合はこれまで通り医療費の3割分をお支払いいただき、後日保険者に申請し、限度額超過分の払い戻しを受けていただきます。尚、当院では同月内に認定証をご提示いただければ、その月の医療費はさかのぼって対応いたします。前月にさかのぼっての対応はお受けできませんのでご注意ください。
 この制度の利用は1ヶ月単位で、同じ医療機関での入院に限られるなどの制約があります。12ヶ月以内に別の医療機関で高額療養費が適用された場合や、同じ月にご家族で高額な医療費が発生した場合などでは、別途申請すれば払い戻しを受けられることもありますので、保険者からの案内にご注意ください。
 不明な点がありましたら、入院医事課までお問合せください。

入院医事課

更新 2010.8.1