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ホーム  > 患者さんへのお知らせ  > 検査・治療について  > 放射線検査  > 核医学検査(RI検査)

核医学検査(RI検査)

更新日:2015年11月2日

核医学検査とは?

核医学検査は、放射性同位元素(RI:アイソトープ)と呼ばれる放射線を出す物質を含んだ薬品(放射性医薬品)を注射などにより体内に投与します。投与後は、装置のベッドで静かに仰向けに寝ている間にガンマカメラという専用のカメラ装置で体内から出てくる放射線を検出します。 
主に臓器の機能情報を調べる検査です。核医学検査の利点は、定量化による機能評価が可能であり、診断や治療方針の決定により有用な情報を与えてくれます。
このガンマカメラで検出してできた画像をシンチグラフィーと呼びます。この検査は、多くの場合、撮影に20~30分かかりますが非常に苦痛の少ない検査です。(息を止めてもらうことはありません。
当院では2008年2月からGE社製の最新鋭ガンマカメラを導入しました。この装置は、従来の2検出器型SPECT装置にX線CTを搭載することで、以前の核医学診断装置に比べ正確な医薬品の分布を画像化する吸収補正によりアーチファクト(偽画像)を押さえることが可能となり、心筋シンチグラフィーの画像など、より信頼性の高い画像となりました。また、核医学で得られる機能・代謝画像にCTの形態画像を重ね合わせることにより、格段に診断能を向上させました。

CTにより正確に吸収補正された心筋シンチグラフィーの画像

機能・代謝画像にCTの形態画像を重ね合わせた一例

放射線医薬品とは?

放射性医薬品とは、放射性同位元素(RI:ラジオアイソトープ)を含んだ極微量の放射線を出し、体内の臓器の様子を調べるための薬品です。
投与するのは極微量の放射性物質なので、実際は人が普通の生活で自然界から受ける一年間の放射線量とほぼ同じくらいになります。放射性医薬品は、放射線の量そのものが時間とともに減少することと(減少するスピードを半減期といいます。)、尿や便と一緒に排泄されるため、いつまでも体内から放射線が出続けることはありません。また、医療分野で使用する放射性同位元素は比較的短い半減期であることが知られています。
放射性医薬品投与後の重篤な副作用の報告は世界的にも殆どなく、当院においても1例の報告もありません。

検査方法は?

1ほとんどの検査は、必要な放射性医薬品を静脈より注射します。
(検査によっては、カプセルを飲んで頂いたり、ガスを吸入して頂くこともあります。)
2注射後は目的の臓器に医薬品が集まるまでに数十分~数時間お待ち頂きます。検査によっては、1~3日後にもう一度来院して頂き検査をする場合もあります。
3検査中は検査用のベッドに静かに仰向けに寝ているだけです。体の近くをカメラがゆっくり動いて検査をしていきます。特に息を止めたりする必要はありませんが、なるべく動かないようにお願いします。
4検査情報の精度を高めるために、検査前の食事制限や下剤の利用など前処置が必要となる検査があります。(検査前には、医師から検査の説明書をお渡しします。)
5検査後は特別な制限はありませんが、水分を普段より多めに摂り尿と一緒に体からなるべく早く排泄するようにしてください。

検査の注意事項

この検査で使う薬は検査日当日しか使えないため、検査の予定に合わせて用意をします。
直前のキャンセルは難しいため、確実に来院できる日に予約してください。

★妊娠中や授乳中の方は必ず検査前に申し出てください。
★埋め込み型ペースメーカーあるいは除細動器(ICD)のある方は申し出てください。

当院の装置で撮影した実際の画像例

骨シンチグラフィー

骨シンチとCT画像を重ね合わせた表示

64列CTで撮影した冠状動脈造影と心筋シンチを重ね合わせた画像
【Crad IQ解析ソフト使用】

当院における最新検査情報

外科的治療が考慮される部分てんかん焦点の診断

2008年4月から開設されたてんかんセンターの検査依頼により、部分てんかん焦点の診断を効能・効果としている新しい診断薬123I-Iomazenilによる検査を実施しています。この検査は、てんかん焦点における中枢性ベンゾジアゼピン受容体の減少を画像化することにより神経細胞に直結する情報を得る新しい画像診断法です。

甲状腺のバセドウ病に対するアイソトープ治療

当院では、2007年8月より内分泌内科にてバセドウ病などの甲状腺機能亢進症の患者さんに対し、内服による放射線治療を開始しています。
この治療を病院や診療所に広く共同利用していただき、浜松及び近隣地区の患者さんの治療に役立つことを願っております。紹介状をお持ちの上、内分泌内科への受診をお願いします。
 
この治療は、放射性同位元素ヨード131のカプセルを飲むだけの大変簡単なものです。「バセドウ病の放射性ヨード内用療法におけるガイドライン」に則った外来通院による治療を実施します。この治療を受けてはならない人やどのような患者さんに良い治療なのか、下記の「適応」や「治療を進んで行うべき状態」をご参考にしてください。
《適応》
除外項目
 *妊婦、または現在その可能性がある女性
 *授乳婦
 *18歳以下の小児(原則として)
上記以外のバセドウ病は適応となります。

《治療を進んで行うべき状態》
 (1)抗甲状腺薬で副作用を認めた場合。
 (2)抗甲状腺薬でコントロール不良の場合。
 (3)外科的甲状腺手術(亜全摘、片摘)後の再発。
 (4)患者が手術、抗甲状腺薬の治療を希望しない場合。
 (5)心肺疾患(心不全、不整脈他)、周期性四肢麻痺などにより確実なコントロールを必要とする場合。