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ホーム  > 患者さんへのお知らせ  > 検査・治療について  > 放射線検査  > 体外衝撃波結石破砕術(ESWL)

体外衝撃波結石破砕術(ESWL)

更新日:2017年7月12日

体外衝撃波結石破砕術(ESWL:extracorporeal shock wave lithotripsy)とは?

Dornier社製 Lithotripter S

尿路結石を外科手術をせずに体の外より衝撃波をあて、体に傷をつけることなく結石を粉々に砕き、体の外に流しだす治療法です。多少身体に負担はありますが、良好な治療効果が期待できます。また、衝撃波の照準を結石に合わせるために、放射線もしくは超音波を用いています。 1回の治療で結石がなくなる場合もあれば、数回必要となる場合もあります。
聖隷浜松病院チャンネル「白いまど」で公開している動画『泌尿器科「診療のご紹介」』でESWLを紹介しています。
「泌尿器科」診療のご紹介【聖隷浜松病院】(白いまどNo.438) はこちら (外部サイトの動画該当部分に移動します)

ESWLの特徴

治療が成功すると、レントゲン写真からも結石(写真の白い点:赤丸で囲んでいる所)が消えています。

1.体に傷がつきません。
2.治療時間は短く1時間程度で終わります。
3.痛みが少なく、無麻酔で行えます。
  (治療前に坐薬をして頂きます。)
4.副作用・後遺症がほとんどありません。
5.治療後、すぐに日常生活・職場への復帰が可能です。

なぜ結石ができるのか?

尿の中には結石成分(カルシウム、シュウ酸、尿酸等)が含まれていますが、これらとともに結石ができるのを抑制する物質(クエン酸、マグネシウム等)も含まれています。この抑制物質が何らかのきっかけで減少したときや、尿の流れが停滞したときに結石が出来るといわれています。また、ライフスタイルや遺伝等の因子も影響するといわれています。しかし、これらのメカニズムについても推測されているものであり、医学の発達した現在でもはっきりとは解明されていないのが現状です。

治療の流れ

1放射線部にお越しいただいたときに痛み止めの坐薬をお渡しいたします。
2ESWL更衣室にて治療着に着替えていただきます。
3衝撃波をあてる前に、放射線(まれに超音波)にて結石の位置を確認し、衝撃波の照準を結石にあわせます。
※結石の位置が移動していたり、結石自体が小さくなっている場合はESWL装置にて結石位置を確認できないときがあります。この時、レントゲン写真を撮らせていただく場合がございますのでご了承ください。
※また結石の位置によっては、より治療効果を上げるために医師の指示のもとに点滴をさせていただく場合がございますのでご了承ください。
4実際に衝撃波を当てて治療を行います。若干、痛みを伴う場合があります。

当院で治療を受けられる患者さんへ

腎臓、尿管の結石破砕の場合に食事を摂られますと、消化管のガス像が結石位置の確認の妨げとなります。そのため治療前のお食事はご遠慮くださいますようご協力お願い致します。

治療後の注意事項

日常の生活について

●食生活は普通で結構です。
●アルコ-ル類は控えてください。
(腎臓に負担をかけるため治療後1~2日、また血尿がある場合は、血尿が止まるまで)
●水分は多めに摂取してください。(尿量が多いほど結石の排出が起こりやすいため)
●排出促進のため、体操や散歩をするように心がけてください。

血尿について

●治療終了後血尿が出ます。(破砕片が尿管を傷つけながら下降するため)
●1~2日で消失しますが、それ以上血尿が続いた場合は昼間は泌尿器外来に、夜間は救急室に連絡してください。

痛みについて

●治療によって砕かれた破砕片が、尿管を下降するときに生じる痛みです。(処方されている痛み止めの坐薬をさしましょう。)
●激しく痛む状態が続いたら昼間は泌尿器外来に、夜間は救急室に連絡してください。
(腎結石ではみぞおちよりおへそのあたりに向かって痛みが広がることが多く、尿管結石ではわきばらより下腹部が痛くなることが多い。)

発熱について

●まれに砕いた結石が尿管につまり尿の流れを障害すると感染を合併することがあります。感染を合併すると腎盂腎炎を生じ発熱を伴います。38度以上の発熱が続いた場合、昼間は泌尿器外来、夜間は救急室に連絡してください。

治療回数について

●結石を完全に砕くためには、2回以上の治療が必要になることがあります。