てんかんセンター
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センターの紹介
センター長 山本貴道・副センター長 榎日出夫

センター長 山本貴道・副センター長 榎日出夫
聖隷浜松病院はかつてより機能の集約化に関して病院をあげて取り組んでおり、いくつかのセンターを作って参りました。このてんかんセンターもそのうちの一つです。複数の科で行なっていたてんかん診療を集約化し、医師間の情報交換を迅速に行なうことが可能となりました。そこでセンターとしては
1)小児から成人まで
2)画像診断から長時間脳波モニタリング検査まで
3)抗てんかん薬による薬物治療から難治例に対する外科治療まで
以上の広範囲にわたるてんかん診療をカバーします
てんかんセンターはB棟2階の小児科外来の手前左側にあります。外来は二診制で1診は中学生までの小児の患者さまを中心に、2診は高校生以上の患者さまとてんかん外科を考慮する患者さまを対象としています。外来は救命救急センターの集中治療室と隣接しており、その中にあるハイケアユニット (HCU) において入院での長時間脳波モニタリングが行なわれます。今後、当院ではC棟を中心とした病院の再開発事業が始まりますが、それと共にてんかんセンターも施設の更なる拡充を計画しています。
◆広報誌白いまど「てんかんセンター特集」をご覧ください(別ウィンドウで開きます)
◆てんかんセンターホームページ(別ウィンドウで開きます)
対象疾患と診療内容
小児から成人までのてんかん全般
難治性てんかんに対する外科治療
難治性てんかんに対する外科治療
| てんかんとは? |
|---|
| てんかんは脳神経系疾患の中では極めて頻度の高い疾患です。三大疾患(癌・脳卒中・心臓疾患)に次ぐくらい患者数は多いと考えられています。何ら特別扱いをしなければならない疾患ではありません。脳の問題ですから確かに精神や心の状態とは関連性はありますが、それが原因ではありません。また、感染性疾患のように人から人にうつる様な病気でもありません。てんかんとは基本的に脳の電気生理学的な異常発火が原因で起こります。持続は長くても分単位、繰り返し起きる発作が特徴です。 |
| てんかんの治療 |
| 治療の基本は抗てんかん薬です。ほぼ半数の患者さまでは1種類の薬で発作が消失します。1種類で完全に発作が止まらない場合には、2剤目、3剤目を追加していきます。これでも発作抑制が十分でない場合には、入院にて長時間脳波モニタリングの検査を行ないます。この検査によって薬の変更を行なったり、場合によってはてんかん外科を考慮したりします。 |
| 小児てんかん |
| てんかんの過半数は小児期に発病します。小児のてんかんは、成人に比べると根治できる確率が高い特徴があります。適切な医療によって、できるだけ子どものうちに治してしまいたいものです。治療の基本は内服薬によるコントロールです。多くの抗てんかん薬の中から適切な薬剤を選び、副作用の有無を確認しながら投与量と投与期間を管理します。この作業の背景には、さまざまな知恵(=知識と経験と工夫)が必要であり、我々はこの分野の充実を図るため、日々の研鑽を継続する所存です。 1)発作症状の分析が最も重要と考えています。問診が主体となりますが、必要に応じてビデオ脳波同時記録により発作の正体をとらえます。 2)脳波異常の性状を詳細に分析します。小児の脳波は成人とは異なる特徴を持っています。専門的なトレーニングを受けた「小児神経科専門医」資格を持つ医師が脳波判読を担当しています。 3)単剤治療(=ひとつの薬剤だけで治療すること)を心がけています。同時に2剤以上使用しますと、その分だけ副作用の発現が心配です。小さな子どもに対して、できる限り少ない薬で治療するように配慮しています。 4)難治性てんかんについてはご家族の同意を得て積極的に学会で症例呈示を行い、他施設の専門医の意見を聞いて治療の参考としています。 |
検査と治療の特色
特殊検査
当センターでは長時間ビデオ脳波モニタリング (long term video-EEG monitoring)を行なうためのユニットを2床構築しています。この検査はてんかんの診断・治療にとって極めて重要なものです。「症状が本当にてんかん性のものなのか」「抗てんかん薬を服用しても発作が止まりにくい場合、使用している薬の選択は正しいのか」「様々な薬で発作がコントロールできない場合、手術で改善する可能性はあるのか」以上のような場合に入院にてこの検査を行ない詳しく調べます。
検査は短い場合は3日間(月曜日~水曜日)、長い場合で6日間(月曜日~土曜日)行ないます。その間、脳波をとり続けます。通常の外来で行なう脳波検査と比較すると、その情報量は膨大です。脳波を記録する電極は、検査初日に頭皮に薬品 (コロジオン) で接着されます。電極がはずれた場合は、検査技師が再度装着します。また、側頭葉てんかんが疑われる場合は必ず蝶形骨誘導の電極留置を行なって、左右の側頭葉のどちらから発作が始まるのか、できる限り詳しく調べるようにしています。この検査では脳波をとっているからといって、24時間安静にしている必要はありません。むしろ本を読んだりテレビを観たりして、できるだけ日常に近づけるようにしていただきます。また実際の発作の場面を記録する場合が多いため、服用中の抗てんかん薬を減量または中止します。発作の様子はそれぞれの患者さまで異なります。発作の種類によっては、チアノーゼ (低酸素で顔色や唇が青くなる状態) や発作後に歩き回るなど注意が必要な場合があります。そこで我々は脳波モニタリング・ユニットをハイケアユニット内に設け、看護師が常に患者さまの近くにいて観察する安全なシステムを構築しています。発作の様子が複数回捉えられ、検査の目的が達成された場合、予定より早く終了することもあります。詳しくは外来にて説明いたします。
画像検査としては、MRI・SPECT・PETなどがありますが、特に当院ではPETセンターを併設しており、てんかん外科を行なう際には、必ずFDG-PETの検査を行ないます。MRIの検査結果があまり明瞭でない場合でも、FDG-PETで発作の焦点がはっきりする例が見られます。
検査は短い場合は3日間(月曜日~水曜日)、長い場合で6日間(月曜日~土曜日)行ないます。その間、脳波をとり続けます。通常の外来で行なう脳波検査と比較すると、その情報量は膨大です。脳波を記録する電極は、検査初日に頭皮に薬品 (コロジオン) で接着されます。電極がはずれた場合は、検査技師が再度装着します。また、側頭葉てんかんが疑われる場合は必ず蝶形骨誘導の電極留置を行なって、左右の側頭葉のどちらから発作が始まるのか、できる限り詳しく調べるようにしています。この検査では脳波をとっているからといって、24時間安静にしている必要はありません。むしろ本を読んだりテレビを観たりして、できるだけ日常に近づけるようにしていただきます。また実際の発作の場面を記録する場合が多いため、服用中の抗てんかん薬を減量または中止します。発作の様子はそれぞれの患者さまで異なります。発作の種類によっては、チアノーゼ (低酸素で顔色や唇が青くなる状態) や発作後に歩き回るなど注意が必要な場合があります。そこで我々は脳波モニタリング・ユニットをハイケアユニット内に設け、看護師が常に患者さまの近くにいて観察する安全なシステムを構築しています。発作の様子が複数回捉えられ、検査の目的が達成された場合、予定より早く終了することもあります。詳しくは外来にて説明いたします。
画像検査としては、MRI・SPECT・PETなどがありますが、特に当院ではPETセンターを併設しており、てんかん外科を行なう際には、必ずFDG-PETの検査を行ないます。MRIの検査結果があまり明瞭でない場合でも、FDG-PETで発作の焦点がはっきりする例が見られます。
診療と手術実績
検査・手術等の実績

医師の紹介
| 役職 | 氏名 | 出身校 | 卒業年 |
|---|---|---|---|
| 院長補佐 てんかんセンター 長 てんかん科 部長 | ヤマモト タカミチ 山本 貴道 | 浜松医科大学医学部 ニューヨーク大学大学院 | 1986年 2004年 |
| 略歴 | |||
| 1987年 聖隷三方原病院 1997年 聖隷沼津病院 1998年 ニューヨーク州立大学シラキュース校 脳神経外科 2001年 ニューヨーク大学医療センター 脳神経外科 ニューヨーク大学てんかんセンター 2004年 ニューヨーク大学ワグナー公共政策大学院 医療管理学修士課程修了 2004年 聖隷浜松病院 | |||
| 専門領域・認定医・専門医 | |||
| てんかん外科・小児脳神経外科 てんかん専門医 脳神経外科専門医 脳卒中専門医 医療管理学修士(NYU Wagner Graduate School of Public Service) 医学博士 米国医師資格(ECFMG Certificate, New York USMLE Step3) 日米医学医療交流財団フェロー(2001年) 日本てんかん学会東海北陸地方会運営委員 東海てんかん集談会世話人 関東機能的脳外科カンファレンス世話人 | |||
| 役職 | 氏名 | 出身校 | 卒業年 |
|---|---|---|---|
| 副センター長 小児神経科部長 | エノキ ヒデオ 榎 日出夫 | 岡山大学医学部 岡山大学大学院 | 1986年 1990年 |
| 略歴 | |||
| 1990年 三菱水島病院小児神経科医長 1999年 岡山大学小児神経科病棟医長 2000年 東京大学大学院助手 2002年 聖隷浜松病院 | |||
| 専門領域・認定医・専門医 | |||
| 小児神経学、てんかん 小児科専門医 小児神経専門医 てんかん専門医 日本臨床神経生理学会認定医(脳波分野) 小児神経専門医研修認定施設 指導医 日本小児神経学会 評議員 日本臨床神経生理学会 評議員 医学博士 岡山大学医学部非常勤講師 | |||
| 役職 | 氏名 | 出身校 | 卒業年 |
|---|---|---|---|
| 脳卒中科 部長 脳卒中センター 長 総合リハビリテーション科兼任 | オオハシ トシヒコ 大橋 寿彦 | 新潟大学医学部 | 1985年 |
| 略歴 | |||
| 1985年 新潟大学脳研究所神経内科 1992年 聖隷浜松病院 | |||
| 専門領域・認定医・専門医 | |||
| 神経超音波学 神経内科、てんかん、電気生理学 日本神経学会専門医 日本脳卒中学会専門医 日本内科学会認定内科医・指導医 日本臨牀神経生理学会認定医(脳波) 聖隷クリストファー大学臨床教授 | |||
| 役職 | 氏名 | 出身校 | 卒業年 |
|---|---|---|---|
| 脳神経外科主任医長 | フジモト アヤタカ 藤本礼尚 | 筑波大学 | 1998年 |
| 略歴 | |||
| 1998年 北茨城市立総合病院 脳神経外科 2000年 筑波大学附属病院臨床医学系脳神経外科 2001年 医療法人 愛宣会 秦病院 脳神経外科 2002年 医療法人 筑波記念病院 脳神経外科 2003年 筑波大学附属病院臨床医学系脳神経外科 チーフレジデント 2004年 独立行政法人国立病院機構 西新潟中央病院てんかんセンター 脳神経外科 2005年 筑波大学大学院博士課程人間総合科学機能制御医学 脳神経機能制御医学分野入学 2006年 トロント小児病院 てんかんモニタリングユニット 研究フェロー 2008年 カルガリー大学 てんかん外科プログラム 臨床チーフフェロー 2009年 カナダてんかん専門医合格、医学博士取得 2009年 聖隷浜松病院 | |||
| 専門領域・認定医・専門医 | |||
| てんかん てんかん外科 不随意運動 日本脳神経外科専門医 カナダてんかん専門医 | |||
| 役職 | 氏名 | 出身校 | 卒業年 |
|---|---|---|---|
| 小児神経科医長 | ヨコタ タクヤ 横田 卓也 | 名古屋市立大学 | 2002年 |
| 略歴 | |||
| 2002年 聖隷浜松病院 2003年 聖隷三方原病院 2004年 聖隷浜松病院 | |||
| 専門領域・認定医・専門医 | |||
| 小児神経学、てんかん 小児科専門医 | |||
| 役職 | 氏名 | 出身校 | 卒業年 |
|---|---|---|---|
| 脳神経外科医師 | ナカトガワ ヒロカズ 中戸川 裕一 | 杏林大学 | 2005年 |
| 略歴 | |||
| 2005年 聖隷浜松病院 2009年 倉敷中央病院 2010年 聖隷浜松病院 | |||
| 専門領域・認定医・専門医 | |||
| 脳神経外科一般 ITB療法認定医 JATECプロバイダー | |||
| 役職 | 氏名 | 出身校 | 卒業年 |
|---|---|---|---|
| 脳波専門技師 | ヤマザキ マドカ 山崎 まどか | 東京医科歯科大学医学部 東京医科歯科大学大学院 | 2003年 2009年 |
| 略歴 | |||
| 2003年 東京医科歯科大学保健衛生学研究科 2007年 トロント小児病院 臨床神経生理学部門 2007年 カリフォルニア工科大学 生物学部・神経計算システム科 研究員 2009年 聖隷浜松病院 | |||
| 専門領域・認定医・専門医 | |||
| 保健学博士 (Ph.D.) 臨床脳波学 てんかん、特に長時間脳波モニタリングにおける高密度センサー脳波計測システム (dense array EEG) を駆使した脳波計測及び判読 MBFA(multi-band frequency analysis)を始め各種ソフトウェアを利用した脳波解析 | |||
| 役職 | 氏名 | 出身校 | 卒業年 |
|---|---|---|---|
| 小児神経科非常勤医師 | コウノ チカヒコ 河野 親彦 | 1977年 | |
| 略歴 | |||
| | |||
| 専門領域・認定医・専門医 | |||
| 小児神経学、てんかん 小児科専門医 小児神経専門医 てんかん専門医 医学博士 | |||







