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放射線部門における精度管理

放射線部門では、「わたしたちは、利用者の皆様と力を合わせて、お一人おひとりの健康の実現を支援します」の保健事業部理念に基づき、利用者の皆様のご意見をできる限り尊重し、安全で質の高い検査の提供に努めています。
放射線部門にておこなっている検査として、胸部X線撮影 、胃部X線撮影 、骨密度測定(DEXA法)、マンモグラフィ検査、CTヘリカル撮影(胸部、内臓脂肪)、MRI検査(脳、首部、腰部)、PET健診があり、検査精度向上のためにさまざまな取り組みをしております。
施設内の装置は、胸部、胃部、乳房撮影装置がすべてデジタル化されております。デジタル化することにより、その場で画像が確認でき、放射線被曝の少ない検査が可能となりました。
CTヘリカル撮影は肺がんの早期発見に有用で、検診に導入することで精度の向上に努めています。また、メタボリックシンドロームの診断基準の筆頭にもあげられている内臓脂肪をCTヘリカル装置によって計測し、内臓肥満の鑑別にも役立てています。
放射線検査用の検診車(バス)は2017年4月現在、胸部検診車14台、胃部検診車15台、骨密度検診車2台、マンモグラフィ検診車4台が導入されており、検診車についても施設内同様に全てのデジタル化の整備が完了しています。これにより胸部撮影は間接撮影が無くなり、全て精度の高い直接撮影にて行われています。
このように、すべてのモダリティにおいて、より情報量の多いデータを提供し、正確かつ信頼できるレベルを維持していくことが大切であり、そのために撮影技術の向上はもちろんのこと、放射線機器の性能評価や各種診療材料の評価をおこない、常に‘Gold Standard’を追求していく必要があると考えます。また、単なる技術のみにとらわれず、受診者の皆様の声を確認しつつ、時代に合致した検査内容となるよう最新の情報をキャッチし、先駆的事業の推進に取り組んでいます。

機器・診療材料における精度管理

機器の故障を抑え一定画質を保持するために、定期的な整備点検やオーバーホール、機器テストを年間計画に基づき実施しています。
装置更新や新規装置の導入においては今後の保健事業でのニーズをふまえながら、受診者の皆様にとって価値のある検査項目であるよう常に将来構想を念頭に置いた構築を検討しています。診療材料においても常に新しい製品に目を向け、安全性や用法などテストを重ねながら受診者の皆様にとって負担が少なくより良いものを取り入れるよう心掛けています。

撮影技術における精度管理

胸部撮影

全国労働衛生団体連合会が主催している胸部X線写真精度管理調査および肺がん集検による技術的評価に参加し、解像度・写真濃度など多岐にわたって毎年チェックを受け、技術精度の維持向上に努めています。また、2008年から、精度の高いCT検診を受けられる体制の構築を目的として、肺がんCT検診認定技師制度が設けられ、保健事業部でも複数の技師が認定されております。

胃部撮影

撮影方法・使用製剤の検討をおこなうとともに、撮影技術や読影レベルの向上・標準化を心掛けています。専門医と同様、放射線部門においても受験資格を有した技師が多数受験し、胃がん検診専門技師として客観的評価を受けています。認定技師を一定数以上有し、必要事項をクリアした施設として、2008年には、日本消化器がん検診学会より、技術指導施設として認定されました。
また、撮影マニュアルを用いて、撮影技術の向上・統一を心掛けています。読影精度向上についても常に読影会や勉強会を開いて技師間のレベル統一を図り、安心して検査を受けていただける様に常に努力しています。

マンモグラフィ

マンモグラフィ撮影は女性技師のみがおこなっています。これは、受診者様に安心して検査を受けていただくためです。撮影技術・精度管理についての必要な知識があることを認定するマンモグラフィ技術認定の制度があり、これを取得した女性技師にて対応しております。また、精度管理中央委員会によるマンモグラフィ装置のデジタル部門の施設認定も取得しております。

読影における精度管理

医師2名以上による読影(ダブルチェック体制)が原則となっております。画像はデジタル化されているので、過去の検査でも必要な画像は瞬時に表示されます。(健診では過去との比較がとても重要です)
胸部写真の読影については呼吸器科の専門医師が複数でチェックし最終判定をつける機構を整えています。胃部読影についても医師2名の読影に加えて撮影技師を含む技師2名のチェックも考慮に入れ、最終判定がなされる体制を備えています。

安全性における精度管理

高齢化に伴い受診される方の年齢も年々高くなってきています。そのため、バリウム検査で誤って気管に入れてしまう(誤嚥)危険性や、移動の際のいろいろなアクシデントを考慮しなくてはなりません。放射線課では誤嚥を防ぐため、検査前のチェックや準備体操、誤嚥してしまった場合の処置、さらに事後処理までのマニュアルを作成するなど、全国に先駆けた対処方法を確立しています。
近年社会的に問題となっている医療過誤についても早くから積極的に取り組んできました。施設全体は勿論ですが、それ以前から放射線部門独自のリスクマネージメントシステムを作成し、日常の些細なミス、ヒヤッとした経験、間違えそうな事例、等々どんな小さな事柄も報告しあうことで経験の共有化をはかり、改善策を検討し、大きな事故を未然に防ぐ努力をしています。また、検診車の踏み台に手すりを設ける、レントゲン装置で危険な個所にカバーをつけるなど安全に検査を受けていただけるよう細心の注意を払っています。

その他の精度向上に向けた取組み

各種学会、研究会、専門部会などの勉強会への積極的参加および学術発表をおこなうことにより、最新の情報を入手し、常に検診を受けられる皆様に還元できるよう技術水準を高める努力をしています。各年度で発見された癌症例について統計処理(診断名、占拠部位、手術状況等)をおこない、年度毎の調査をおこなっています。このことにより、市町村、企業別での経年変化や各症例についての傾向を把握し、正診率向上に寄与出来るようデータの活用をしています。
以上、さまざまな角度より精度管理を捉え、受診される方々に、常に安心して検査を受けていただけるよう、正確に結果をお返しできるようなシステムを整えるべく日々努力しています。保健事業部 放射線部門では、新しい視点をもって利用者の皆様のニーズ、時代のニーズに積極的に応えていけるよう、先駆的役割を果たしていきたいと考えています。