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理事 平川健二(2018年5月号‐ⅰ)働き方改革 チームパシュートのように?

 毎年この時期、「今年の新入社員はどういうタイプ」が命名されますが、シンクタンクの産労総合研究所は、
2018年度新入社員は「チームパシュート型」(少人数でSNSを駆使しスピーディーに内定というゴールを得た)と発表しました。
SNSを駆使できない私は、今どきの新入社員でなくて良かったと胸をなでおろしています。


全国の施設から新入職員が集い、新入職員研修が行われました。
様々なグループワークを通し、互いに高め合いました。

 労働者の変遷をたどりますと、戦後は「サラリーマンは気楽な稼業ときたもんだ(昭和37年歌・映画)」と勤め人にさえなれば一生なんとかなるさと安堵感が感じられます。高度経済成長期を経てバブル期は「24時間戦えますか(昭和63年TVCM)」と、がむしゃらに働けるやつだけが成功を手に入れるんだと欲と重圧を感じます。
 しかし、今政府は気付きました。①非正規雇用という“一生の安堵感”の無い労働コストを抑える働き方が拡がりすぎたこと ②“がむしゃらに働く”ことで生産力が向上する世の中では無くなったこと ③そのいずれもが国力の衰退につながることを。
 話は変わりますが、どうも日本の労働生産性には課題があるようです。日本の時間当たりの労働生産性は42.1ドル(4,439円)でOECD(※1)加盟国35か国中20位(※2)と低迷しているようです。日本人は勤勉な国民ではなかったのか? 日本は優秀な労働力が溢れている国だと勘違いしていたのか?
 前出の統計数値からすると、日本では時間をかけることで生産力を維持し続けているのではないかと考えられます。仕事に時間をかけ過ぎれば、生活の質に影響します。子育て、介護等との両立が困難となります。一方、生産性力を低下させれば社会が衰退するリスクが生じます。成熟した社会となりつつある日本にとって、労働生産性と生活の質の双方が求められる時代が到来したようです。

3/26に執り行われた2018年度辞令交付式にて。
新入職員へ期待を込めてメッセージを贈りました。

 働き方改革は長時間労働による過労死といったあってはならない被害を根絶することはもちろんですが、豊かな社会を持続させるための働き方を見い出す意味合いもあります。
 そのために今考えるべきことがいくつかあります。
キーワードは、「人材評価」「キャリアサポート」「多様性」「チーム」です。私たちは、その人がどれだけの成果を出せるかで評価しがちです。それを一定の時間でどれだけの成果を出せるかによる評価に変更することが求められます。その人なりの働き方で得られる成果をより大切に見ていくということです。
 高い評価を求めるには、キャリアサポートの仕組みが必要です。金太郎あめ(金太郎あめを知らない若い貴方はお手数ですがググって下さい)のように同一化された労働者を育てるのではなく、個を活かし自立した働き方のできる人材を育てなくてはなりません。キャリアサポートにより個性豊かな労働者が生き生きと活躍できれば、いわゆる労働の多様性が実現されてきます。高齢、障がい、国籍等を問わず、時短、在宅、療養しながら等、多様な働き方が許容されていきます。多様性の中で成果を上げるには、チームとして力を発揮できる環境、チームワークが求められます。チーム力で時間量に頼ることなく効率的に生産性を維持もしくは引き上げることができれば、働き方改革の真の成功に結び付いていくのではないでしょうか。

 日本女子団体パシュートのようにチームワーク良く、効率化と生産性を最大限に発揮し素晴らしい成果を出したいと、働き方改革に重ね合わせて考えています。
※1・・・経済協力開発機構。世界の先進国35か国が加盟し経済発展を目的とする機関。
※2・・・公益財団法人 日本生産性本部発表 2015年データ。

理事 平川健二の実践躬行の履歴はこちらから

プロフィール

理事 平川健二のプロフィール
座右の銘人生に無駄なことは無い。
家族構成妻・1男1女
最近読んだ本「県庁おもてなし課」 著:有川 浩  出版社:角川書店
ストレス解消法ビールを飲む!


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