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理事 日下部行宏(2019年4月号-ⅱ)医師キャリア支援センターへの想い

 2019年4月に医師の確保・定着、働く医師のキャリア支援を目的とした「医師キャリア支援センター」を立ち上げました。
センター長に福田専務、副センター長に平川常務と私が就任しましたのでよろしくお願いいたします。
これまで、病院経営支援担当役員として、病院の経営を安定させるためには何をすべきか、常に考えてきました。
毎月、担当5病院を訪問し、それぞれ異なった経営課題に直面していくうちに、病院経営支援には5つのポイントすべてを解決しなければならないということに気づきました。


福田センター長(中央)、平川副センター長(左)と一緒に。より良い病院経営を目指して医師確保に挑みます。

そのポイントとは
オペレーションの改善
 例えば、「手術の待機期間が長い」という課題に対しては、現場の運営を見直し、生産性を高める取り組みが必要です。
マーケティング
 「循環器疾患の患者さんを多く受け入れたい」という病院の方針に対しては、自院の診療アピール、病診連携、救急隊連携を強固にしつつ、地域のニーズを的確にとらえて新たな診療機能を獲得するといった集患策が必要です。
建築コンサル
 病院施設の有効活用策、建築期間中の稼働を落とさない取り組みも病院経営を安定させるためには欠かせない取り組みです。
現場の教育
 これらの取り組みを現場が自立して行えるよう病院スタッフを育成すること。これが、最も重要な取り組みです。
医師確保
 今号のメインテーマです。後ほど、詳しく記します。

 これまで、上記①~④のポイントを中心に現場スタッフと必死に取り組んできた結果、各施設の経営は少しずつではありますが、改善傾向にあります。また、職員一人ひとりの意識が変わり、経営に向き合う姿勢や課題解決の力が大きく成長したと感じており、現場の努力に感謝しております。

とある企業様の社内研修で約250名の方々に、「病院サバイバル時代を生き抜く病院経営改革の視点 」と題してお話しをしました

 さて、今回のメインテーマである5つ目のポイントの「医師確保」について紹介したいと思います。これまで、医師の退職による診療機能の縮小や、慢性的な医師不足による現場の疲弊などの壁に直面しました。その結果「地域にとって必要な医療だとはわかっている。でも医師1人が採用できないために十分な医療ができない」という医療従事者として忸怩たる思いをしたこともありました。地域ニーズに応えるため、病院経営を安定させるためには、医師確保・定着が最重課題と考え、4月より医師キャリア支援センターを立ち上げました。
 当センターは、これまで各事業部、施設が独自に行っていた医師採用・定着の「横ぐし」の役割を担っていきます。例えば採用に関しては、紹介会社経由で医師の紹介があっても、当該施設で募集していなければ断ってしまう。しかし、今後は当センターと各施設の医師採用担当者が密に連携すれば、「当院では募集していないけど、関連病院では募集している」という提案ができます。医師確保のチャンスを広げ、また実効性のある医師確保策を生み出し、医師不足の解消につなげます。定着に関しては、各先生の個別の事情を把握して、ライフステージや、やりたい医療の変化に対してキャリア支援をします。仮に退職となっても、これまで聖隷を支えてくれた先生を最後まで支援することで、将来聖隷にとって病診連携の大きな役割になっていくと確信してやっていきます。
そのような覚悟をもって、今後この重要課題に取り組んでいきます。

病院経営の5つのポイントを熱弁
真剣な眼差しの皆さまを前に、力が入りました

 医師キャリア支援センターの設立により、病院経営支援の5つのポイントすべてに取り組むことができるようになりました。経営を黒字化して、出た利益でやりたい医療、求められる医療を提供することが、職員のモチベーションアップと地域貢献につながります。それが病院経営の最大の使命です。今後は、これら5つの取り組みが、病院経営ツールとなるよう、ノウハウの蓄積、取り組みの横展開を進め、地域に求められる自立した病院づくりを引き続き行っていきます。

【秘書・広報課からのお知らせ】聖隷福祉事業団「国際支援の取り組み」

2018年11月の活動時、同病院院長ほかと

 聖隷福祉事業団ではフィリピン共和国、聖・フランシス・カブリニ病院(以下、聖カブリニ病院)の低所得者向け慈善事業活動に対し、医療技術支援と人材育成のため医師派遣を行っています。 2012年の活動のスタートから日下部常務も携わっており、事業の大切さを実感しています。この手術は無償で行われており、皆さまから寄せられた聖隷福祉基金によって成り立っています。詳細は下記リンクよりご覧いただけます。

 ・法人ホームページはこちらから
 ・聖隷横浜病院ホームページはこちらから

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