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役員がつづるコラム「実践躬行」

【HP限定】聖隷福祉事業団の役員がつづる コラムLeader's thoughts「実践躬行」(じっせんきゅうこう)

1都8県で事業を展開する聖隷福祉事業団には、理事長はじめそのほか役員が担当部門を持ち日々の業務にあたっています。彼らは、ご利用者のことはもちろん、153施設で働く14,000人以上もの職員のこと、「社会福祉法人としての使命とは何か?」、そして少子高齢化など事業を取り巻く社会環境まで日々想いを巡らせています。
そんな経営陣の中でも、法人本部(静岡県浜松市)に在席している役員を中心に、毎月1名ずつ月替わりで、日々の「想い」・「行動」をありのままにつづっていきます。


2017/11/13

【最新号】理事長 山本敏博(2017年11月号-ⅰ)福祉事業家としての責任を考える

 朝夕冷え込む季節になりましたが、お元気にお過ごしでしょうか?
 先月は実践躬行をお休みしましたので、久々のコラムになります。
 9月21日に有料老人ホーム浜名湖エデンの園 1・2号館耐震対策建替工事の起工式を行うことができ、3年半に渡る長期工事がいよいよ始まりました。

2017/10/23

【最新号】理事 日下部行宏(2017年10月号-ⅰ)経営支援を通じ経営人材を育成する

 今年から、病院経営支援担当の役員を拝命し、早10ヵ月が経過しました。前号(2017年4月)では、「即効性のある経営改善の妙手はない、地道に課題解決をしていくだけ」と綴りました。あれから半年、日々担当する5病院法人本部を往復し、病院の生き残りをかけた戦いに挑み続けています。その中で、新たに見出した「経営支援の在り方」について綴ります。
 まず、私が考える経営改善とは…職員が自ら自院の抱える課題を見出し、それらを1つずつ“スピーディー”に解決していくことです。
 スピードが重要ですので、現場と私が在籍する法人本部のスタッフも巻き込み、担当病院へ出向きます。そして、職員と面談をし課題の可視化と共有を図ると同時に、課題解決に向けた一つひとつの取り組み内容を一緒になって考え、成果を生み出し続ける仕組みづくりを進めています。

2017/09/25

常務執行役員 鎌田裕子(2017年9月号-ⅱ)魅力ある組織にむけて~新人事制度策定にあたり~

 聖隷福祉事業団(以下、聖隷)は職員数14,000人を超える日本最大級の社会福祉法人となりました。聖隷の仕事は人から人へのサービスであり、職員一人ひとりが財産(人財)です。そのため、採用から育成・職員の諸制度を統合的に捉え、職員を大切に「育てる」組織でありたいと考えています。これまでも研修や福利厚生の充実等を図ってきましたが、人事制度についても見直す時期が来ていると考えていました。
 聖隷の人事制度は2001年にコース別雇用管理制度を導入し、2008年に若干の変更を行い、現行の制度で運用しておりました。その後、10年以上が経過し、社会の情勢・医療福祉を取り巻く環境も大きく変化しています。それらを踏まえ、外部分析・内部分析を行いながら2016年度から新人事制度の検討を本格的に進めてまいりました。

2017/09/11

理事長 山本敏博(2017年9月号-ⅰ)家族と働き方を考える機会に

 先月(8月)は実践躬行の発行をお休みしてしまいましたので、久々のコラムです。
 今回は、法人本部で先日(8/18)行われた「聖隷本部ファミリーデー」(以下ファミリーデー)を機にワークライフバランスについて改めて考えました。私自身の子育てや家庭とのかかわりについて振り返りを含めて綴ります。 
 ファミリーデーは、、法人本部としては初の試みとして法人本部に勤務する職員のお子さん16名が集結。下は0歳から上は小学校6年生の12歳まで。部署ごとに子どもたちに、お父さんお母さんの普段の仕事の様子を分かってもらいつつ、楽しい夏のイベントとして楽しんでもらえるようにと職員たちが趣向を凝らして盛り上げました。

2017/08/28

理事 津幡佳伸(2017年8月号-ⅰ)福祉先進国 ノルウェーの法人との研修交流事業にあたって

 福祉先進国と呼ばれる国の多くが早くから在宅福祉に取り組む中、聖隷福祉事業団では東京海上日動火災保険様との提携事業を通して1990年から在宅福祉を中心とする地域ケアに取り組んできました。
 当時は介護に対する当事者意識も薄く、在宅介護と言う言葉も馴染みのない時代。近い将来、起こり得る要介護人口の増加と、介護労働力の不足を予測し、これに取り組むモデル事業として介護研修、訪問介護、訪問看護、福祉用具等の実験的事業が取り組まれました。それから27年、介護問題は大きな課題となり、在宅福祉重視の時代となっています。

2017/07/02

理事 鈴木睦明(2017年7月号-ii)浦安エデンの園 10年が経過して

日本中が梅雨明けを迎えつつありますが、私にはこの時期特有の懐かしい記憶があります。雨あがり、田んぼに育つ稲達の若々しい緑、その遠景、山々の鮮やかな緑の光景です。皆様にも季節ごとに心に残る風景がおありでしょう。しかし、この時期の雨も、随分と乱暴になってまいりました。ご高齢の皆様の安心・安全のためにも、自然の脅威について深く知ることが大切です。
今回は、この7月1日に開園10周年を迎えた「浦安エデンの園」について取り上げたいと思います。1991年7月、日本郵政公社が「浦安簡易保険加入者ホーム カーサ・デ・かんぽ浦安」(一般居室162戸、一時介護室9室)を開設しました。その後、この事業は郵政民営化政策の対象となり、多くの企業の関心を集めました。その結果、有料老人ホーム事業の経験や介護棟建設構想等が評価され、2007年7月に聖隷が移譲先として選ばれました。

2017/07/01

理事長 山本敏博(2017年7月号-i)2017年度下半期に向けて

毎日暑い日が続きますが、皆様お元気でしょうか?
さて、先月(6月23日)開催の評議員会・理事会にて、私が理事そして理事長に選任されましたので、引き続き2年間よろしくお願いします。そして、決算報告により社会福祉法改正による手続きの変更を一通り完了することができました。
前号(6月26日)発行の常務の青木の実践躬行にもあった通り、2016年度の決算が終わり、既に当ホームページにて情報公開を行っています。
多くの利用者の皆さまのご支持と現場の職員の努力により、サービス活動収益は1,098億円、2015年度より43.4億円(対前年4.1%増)の増収を達成することができ、経常増減差額においては、予算を大幅に上回る、プラス46.8億円(経常増減差額率4.3%)の実績を計上することができました。
社会福祉法人としての使命を追求し、地域で最高の質を提供しようという方針を皆様にお認めいただき、地域社会に貢献ができた結果であったと感謝を申し上げます。社会保障の最前線を支える自覚をもって、より質の高いサービスを追求するとともに、事業の効率化に努め、安定した経営を継続してまいります。

2017/06/02

理事 青木善治(2017年6月号-ii)「2016年度事業成績報告にあたり」

浜松は梅雨に入ったにも関わらず雨が少なく、いつもは雨のアジサイを眺めているところですが、今年はさわやかな天候が続いています。

さて、86期目の決算が終了致しました。社会福祉法の改正により、従来より約1ヶ月遅れて、事業報告並びに財務諸表が新評議員会において承認されました。例年、新茶が終わったころの梅雨入り前に決算が終了していましたので6月の時点での決算終了というのは少し間延びしてしまった感があります。しかしながら、9事業部146施設、117拠点、312サービス区分もの決算関係処理と関連書類の作成を考慮しますと妥当な期間であったとも思います。関った現場の職員にも本当に感謝しています。監事、顧問税理士、監査法人の皆様など作業に携わった皆様にこの場をお借りして感謝申し上げます。

2017/06/01

理事長 山本敏博(2017年6月号-i)聖隷ぴゅあセンター磐田竣工に寄せて

昨年2016年9月の実践躬行にも書いた通り、聖隷福祉事業団では、静岡県磐田市で保育事業発達支援事業を長く行ってまいりました。これらの児童の発達支援に取り組む中で、私どもの職員から「年齢が低い段階で、お子さんにあった療育を始めると、その後の社会生活がよりスムーズになるものなので、早い段階から、長期的に支援する施設を作りたい」とあつい想いを聞きました。社会福祉法人として、健常者も障がい者も暮らしやすい地域づくりのお手伝いをいたしたく、お子さんから大人まで途切れのない総合的な支援ができる施設として本施設の計画をスタートしました。児童発達支援センター就労支援施設の合築という静岡県内初の取り組みが実現し、4月22日に竣工式典を行うことができました。

2017/05/01

理事 平川健二(2017年5月号-i)社会福祉法人は誰のものなのか?

全国の社会福祉法人事務担当のみなさまへ、社会福祉法改正に伴う、定款変更、評議員、役員の選任等々へのお取り組み大変お疲れさまでした。いやいや、決算も含めまだまだ悪戦苦闘中ですよ、という方々も少なくないようにお聞きしてますが・・・。
さて、社会福祉法人に経営という考え方をしっかり植え付けようとする今回の社会福祉法改正ですが、一般の方々からすれば何を今さらという点が多々あります。その一つが、ガバナンスという考え方の導入です。ガバナンスとは、法人や組織をどのように経営していくのかという仕組み作りであり、意思決定の適正化や組織の腐敗防止を果たしていくものです。会議体、評議員、理事、監事が各々どういう役割と権限を持ち、機能していくかを定め実践していくことです。2014年社会保障審議会福祉部会報告書には「(社会福祉法人は)経営組織のガバナンスが不十分」と記載されました。法人も家庭も民主的なガバナンスが必要だと実感します。

2017/04/02

理事 日下部行宏(2017年4月号-ii)病院経営支援役員を拝命して

私は診療放射線技師として聖隷福祉事業団に入職し、技師長を経て聖隷浜松病院(750床)の事務長を約10年間務めるなど、急性期医療を中心に携わってきました。2017年1月より、聖隷福祉事業団並びに関連法人における中規模病院の経営支援担当役員に就任し、日々、病院の生き残りをかけた戦いに挑んでいます。今回は、改めて「即効性のある経営改善の妙手とは?」と自問自答して見出したことを綴ります。
病院経営は、人口動態の変化に伴う機能分化が求められており、診療報酬改定や政策誘導により病院機能の在り方自体の検討が求められています。だからこそ、これまでと同じやり方ではなく、地域のニーズを把握し、将来を見据えた上で、自院の担うべき役割を確立しないと病院経営を続けることが難しい時代となりました。つまり私たちは今、病院存続の可否の舵取りの正念場をむかえています。地域で求められる機能を提供できるように変化できた病院しか生き残れないからです。

2017/04/01

理事長 山本敏博(2017年4月号-i) 今年度も現場第一主義を貫いていきたい

今年度も地域の医療・福祉サービスに貢献すべく、2017年4月1日付で聖隷福祉事業団(以下聖隷)では、730名の職員を採用することができ、辞令交付式には468名が出席しました。新入職員には、「私たちの仕事は続けなければならない仕事。地域の方々の幸せのために、自分の仕事を全うしてほしい。」と期待を込めてメッセージを贈りました。
さらに、今年度も社会福祉法人として共生社会の実現に向けて貢献すべく、4月付の開設施設(下記1・2)の式典の様子もご紹介させていただきます。

2017/03/02

常務執行役員 鎌田裕子(2017年3月号-ii)組織を強くし、地域に貢献する人材を育てる

今回、初めて「実践躬行」担当をさせていただく鎌田裕子と申します。まず、簡単に私の自己紹介をさせていただきます。私は、新卒で聖隷浜松病院に看護師として入職し、その後聖隷三方原病院へ異動しました。1986年に、子育てに専念するため一旦退職という選択をしましたが、1992年に聖隷三方原病院に復帰しました。2010年に法人本部人事部キャリア支援室(当時)に異動し、聖隷福祉事業団(以下聖隷)の研修事業、職員育成の責任者を経て、2016年4月に新設した採用から育成まで一貫して担当する人事企画部の部長に就任いたしました。そして、今年1月より人事・人材育成担当 常務執行役員を拝命いたしました。今号では、役員としての想いを、聖隷の魅力や求める人材像とともに綴ります。

2017/03/01

理事長 山本敏博(2017年3月号-i)聖隷福祉学会からの学び

今号は、2月25日(土曜日)にアクトシティ浜松で行われた聖隷福祉学会について綴ります。第15回目を迎えた本年は2017年4月から施行される社会福祉法人制度改正を控えた重要な節目の学会となりました。
パネルディスカッションでも、「きずなときづき ~わたしたちだから、できること~」と題し、社会福祉法人として私たちがこれからどのように地域社会に貢献していくか?私たちにしかできないこと何か?について福祉現場の第一線で活躍する6名の熱い議論がなされました。公益的事業そのものを行う事業所や福祉施設、有料老人ホームで働く職員、そして海外から来日した職員たちが、様々な施設、様々な職種、様々な立場から、自分たちの「公益的取り組み」について語ってくれました。私も、「公益的取り組みが求められる時代に、聖隷福祉事業団(以下聖隷)がどのような組織でありたいか?」についてコメントし、動画で登場しました。職員一人ひとりが「自らの資質と感性」を高め、ご利用者と目線を合わせ、ご利用者の立場で考え、どうしたいか、を考える。そして、それは個人の能力には限界があるから、仲間でやりたい、周りにそれを伝え、さらに上に通じるような取組みをして欲しい、と答えました。
この学会を機会として、聖隷のすべての役職員がそれぞれの立場から「公益的取り組み」について、改めて考えることは、「聖隷の使命」について考えることでもあります。

2017/02/02

理事 鈴木睦明(2017年2月号-ii)エデンの園を継承すること

高齢者公益事業部の鈴木です。今号は、エデンの園 第1号施設である「浜名湖エデンの園」について綴ります。
浜名湖エデンの園は、昭和48年、聖隷三方原病院の隣地に1号館(108戸)が開設され、昭和51年に2号館(26戸)が増築されました。現在は、6号館を加え409戸です。これまでも耐震対策を行ってきましたが、現在ご入居者のさらなる安全と安心のため、1・2号館の建替工事を進めております。工期は約3年半。ご入居者の皆様、近隣住民の皆様には多大なご迷惑をお掛けいたしますが、ご理解ご協力を賜りますよう、このコラムの場をお借りしてお願い申し上げます。

2017/02/01

理事長 山本敏博(2017年2月号-i)2017年年頭所感に寄せて

2017年1月、新たに4月開設予定の聖隷こども園めぐみ、聖隷ぴゅあセンター磐田(障害児・者総合支援施設)の定礎式を行いました。寒さの厳しいこの季節に準備に専念しながら思うことは、「ご利用いただく障がいをお持ちの方やお子さん、そのご家族、地域の方々とともに、暖かい春の日を笑顔で迎えたい」ただそれだけです。
本年の私どもの事業の方向性を示す年頭所感は、社内報に(1月15日発行)掲載しております。今回はこの実践躬行の場をお借りして、皆様にも年頭所感に対する私の考えを披露させていただきたいと思います。

2017/01/01

常務理事 津幡佳伸(2017年1月号-i)高まる保育ニーズにこたえ続ける組織であるために

新しい年を迎え、新聞紙上では「働き方○○」「子育て○○」「保育所○○」など私たちに身近なニュースが報道されました。現在、育児休業中で、この春(2017年4月)に向けて職場復帰を目指すご家族においては、関心の高いニュースに違いありません。国では2017年末までに保育施設の緊急整備として保育の受け皿の整備目標を40万人から50万人へと定め、10万人分が上積みされました。このため、保育施設の整備が全国各地で行われ、保育職員不足が全国的に広がりました。特に都市圏においては深刻な問題となっています。保育資格を持っていても保育士として働いていない人は全体の半数以上いると言われています。「資格をとっても保育士にならない」、「就職したが保育士を辞めてしまう」という根本的、本質的な問題から取り組まねばならないのが現状です。

2016/12/01

理事長 山本敏博(2016年12月号-i)社会福祉法人としてのあるべき姿と今後の課題

2016年も残りわずかとなりました。今年2月に始めた役員コラム「実践躬行」もおかげさまで20号目を迎え、多くの方にご覧いただけたことをありがたく感じています。さて年末ということで来年2017年の改正社会福祉法の施行に向け、日々感じている社会福祉法人としてのあるべき姿と今後の課題について綴ります。

今回の社会福祉法改正にいたる発端は、社会福祉法人の活動内容が見えていなかったため、存在意義までが問われてしまったということだと思います。聖隷福祉事業団は長年にわたり地域の福祉ニーズに取組み、法に則った理事会運営を行い、情報公開にも取り組んできたという自負を持っております。しかし、社会福祉法人全体に対しては「将来の事業や施設の建て替えのための資金を除いたものを地域に還元すべき」「情報公開や制度外の福祉ニーズへの取り組みが不十分である」といった指摘もありました。社会福祉法人が積立金の理由の説明や財務諸表等の公開、法人で行っている活動内容などを国民にわかり易く伝えてこなかったという事実を私どもは真摯に受け止め、改善しなくてはなりません。今回の改定はガバナンス組織の仕組みそのものを変え、公益性を高めるものです。評議員会、理事会の役割を明確にした運営体制を構築すると共に、地域に開かれた社会福祉法人として説明責任を果たし、これまで以上に事業の「見える化」を進めていきます。

2016/11/02

理事 平川健二(2016年11月号-ii)情報システム グランドデザインはどう描くか

聖隷福祉事業団で、企画、総務、情報、コンプライアンスを担当しております平川です。
今回は「情報」すなわち「情報システムの将来」について述べてみたいと思います。と言いながら、コンピューターというものが理解できない私は、「クラウド」という言葉が出てくるたびに自分の頭の中が「雲」に覆われてしまうので、いつか担当者にはデータ保存先の「クラウド」とやらを見せて欲しいと思っている始末です。そんな私ですから、技術的なことは専門家の方々にお任せし、常識的な視点で今後何が必要で、何をすべきか、シンプルに考えていこうと思います。
医療・福祉分野では、団塊世代が75歳以上となる2025年を一つのターゲットとして、地域の医療・福祉を効率的、効果的に向上させていかなければならないという課題を抱えています。財政的な後押しがあれば良いのですが、ご存知のとおり、医療保険・介護保険財政はより厳しい状況が続くことが予想され、国・地方公共団体の財政も超低空飛行の経済成長と人口減少で過去の借金を返済することすら危ぶまれています。

2016/11/01

理事長 山本敏博(2016年11月号-i)欧州視察レポート2(完結編)スペインの高齢者施設からの学び

前回(2016年10月発信号をご参照)に引き続き、欧州視察について綴ります。ノルウェーでの視察を終え、私たちは次の目的地であるスペインのバルセロナ市に向かいました。バルセロナと言えば、1992年に夏季オリンピック・パラリンピックが開催された街であり、ガウディの有名な未完成の教会「サグラダ・ファミリア」のある街としても有名ですが、ここにとてもユニークな有料老人ホームがあると聞き見学に訪れました。
その有料老人ホーム「ラス・ルナス」は、郊外の緑豊かな高級住宅街の中に、重厚感のある3階建ての建物として建っています。開設は2000年、戸数74戸、居室面積60㎡が標準で、施設内にはレストラン、ロビー、娯楽室、プール、ジム、健康管理室等が備わり、スペイン風の調度品がホテルのように美しく飾られています。
玄関に入ると、ホームの女性スタッフと高齢の紳士が出迎えてくれました。この高齢の紳士は入居者であり、かつホームの代表者でした。

2016/10/02

理事 青木善治(2016年10月号-ii)浜松から静岡へ聖隷保健事業部の挑戦を振り返る

前回は、財務担当役員として、本年度の予算について綴りましたが、今回は、今年3月より担当している聖隷健康サポートセンターShizuoka(以下サポートセンター)について、開設の経緯から今後の展開まで決意を込めて綴ります。担当になって以来、浜松の自宅から当施設に出向く機会も増える中、着実に手ごたえを感じるようになりました。というのも、私は普段、前述のとおり財務担当として、主に経営の数値で施設の運営を把握する立場にあります。その中で、サポートセンターは、「多額の投資を行い素晴らしい施設整備をした反面、利用者数が経営安定の数に届かず、厳しい経営状況が続き…何とかしなければいけない」と感じておりました。同時に、少しずつではありますが、外部の方々からのお声で、地域からの信頼も徐々に高まってきたという感触も持てるようになってきました。そんな折(2016年3月)、当施設の担当となりました。いざ、現場の状況を把握しようと静岡に出向く中、改めて気付いたのは、健診の実績というのは一日にしてならずだということです。

2016/10/01

理事長 山本敏博(2016年10月号-i)高福祉国ノルウェー視察からの学び

8月末から出向いた欧州視察からの学びについて「ノルウェー」と「スペイン」の2回に分けて綴ります。今号で紹介するノルウェーは、高齢者が暮らしやすい国ランキングで世界第2位*1であり、高福祉国でも知られています。そのノルウェーで、大学・病院・福祉施設を総合的に運営するディアコーニヤンメ*2 を訪れ、先方の理事長他病院長や施設長とノルウェーの医療・福祉についてディスカッションをさせていただきました。その中で、同法人が教育や医療・福祉事業の運営にとどまることなく、民間の視点で未来を担う若者に関わり、さまざまなニーズに合った高齢者の居住の場をオスロ市に提案、街づくりを行政と協働ですすめていることがわかりました。また、次の2点は私の心に強く残りました。

2016/09/20

理事 日下部行宏(2016年9月号-ii)移転・新築を経て聖隷淡路病院の進むべき未来とは…

人事企画部と聖隷淡路病院を担当しています、日下部です。今回の「実践躬行」は、聖隷淡路病院の担当役員となって早半年、聖隷淡路病院の現在の取組みについて決意を込めて綴ります。
聖隷淡路病院について、ご紹介しますと、国立明石病院岩屋分院からの経営委譲を受け、1999年に聖隷福祉事業団として初めての療養型・浜松以外での病院事業の展開を行い、さらに2014年、聖隷初の稼働中の病院の移転・新築も行いました。「初めてづくし」の聖隷淡路病院の運営は、決して平たんではなく、移譲から17年たった今も赤字経営が続き、まさに試行錯誤の連続です。

2016/09/12

理事長 山本敏博(2016年9月号-i)就学前から就労まで途切れのない総合的な支援を

今回は、先月(8月22日)に新築工事の起工式が行われた磐田市障害児者総合支援施設(仮称)について、綴ります。
聖隷福祉事業団では、磐田市発達支援センター「はあと」*や磐田市子育て支援総合センター「のびのび」*の運営を磐田市から受託しています。私どもは、静岡県磐田市で45年前(1971年)にこうのとり保育園を開設しました。その後、こうのとり東保育園こうのとり豊田保育園を開設しました。そのほかにも、児童発達支援事業所「かるみあ」・「かるみあ豊田」を運営しており、児童の発達支援に取り組む中で現場の職員のある気づきが本計画のきっかけとなりました。その気づきとは“発達が気になるお子さんへの就学前から就労まで途切れの無い総合的な支援の必要性”です。年齢が低い段階で、お子さんにあった療育を始めると、その後の社会対応能力が高くなると言われています。しかし療育は、子どもの個性を尊重し、適正を見ながら長期的に行うものです。そのために、支援の継続性と一貫性が重要です。つまり、この計画のように療育から就労までのプロセスを具現化し、「児童発達支援センター」と「就労支援施設」を一体化した機能を持つ複合施設の実現は、就学前から就労まで途切れの無い総合的な支援をご利用者に提供できるものになります。
*運営受託事業

2016/08/08

理事長 山本敏博(2016年8月号-i)聖隷浜松病院第4期増築計画プロジェクトネクサスの完成によせて

聖隷浜松病院第4期増築計画が、このほど医局管理棟も含めて無事竣工を迎え、先日(7月26日)竣工式典を行いましたので、そのことについて綴ります。
2006年より検討を開始し、実に完成まで10年をかけたこの壮大な計画は「プロジェクトネクサス」と名付け、病院全職員の叡智を結集してきたものです。その間、2011年には東日本大震災があり、大規模災害時の病院機能の維持がたいへん重要な使命であることを再認識し、一刻も早い完成を願ったものでした。
また、2012年には病院の国際認証であるJCI認証を受けました。職員の努力と共に関係の皆様のご協力により工事中であっても極めて高い安全性や機能性を発揮し、国際レベルの医療を提供する病院であることを証明できました。これらを思い返すと、無事に竣工式を迎えられることは大変感慨深いです。※詳細は下記参照
設計・施工の工事関係者のご協力により、延床面積約7万㎡、建築面積約1.2万㎡という大規模病院を様々な工夫により病院の医療活動を止めることなく工事を進めました。また、患者さんはもちろん、地域の皆さまへ騒音・振動などでご迷惑をお掛けすることもありましたことお詫び申し上げるとともにご協力いただいた多くの方々に、この場を借りて心から感謝申し上げます。

2016/07/02

理事 鈴木睦明(2016年7月号-ii)「幸福な高齢社会」の実現を目指して

高齢者公益事業部長の鈴木睦明(むつはる)と申します。1979年1月に聖隷三方原病院医事課に就職し37年が経過しました。医事課では外来担当でカルテ運びの日々が約3年間。その後、医療事務の電算化のため聖隷浜松病院電算室に異動、そして本部企画開発部への異動により「エデンの園事業」に遭遇し今日に至っております。その間、単身赴任を9年程経験しました。
さて、高齢者公益事業部は、有料老人ホーム「エデンの園」を中心に事業展開をしております。1973年に第1号施設として聖隷三方原病院に隣接して「浜名湖エデンの園」を開設しました。その後、宝塚、松山油壺と続き、奈良ニッセイエデンの園松戸ニッセイエデンの園には日本生命保険相互会社と共同事業を展開しております。そして、東京都住宅供給公社からは明日見らいふ南大沢を運営受託し、日本郵政公社から移譲され浦安エデンの園を開設しました。また、聖隷横浜病院の隣地に横浜エデンの園を、さらに藤沢エデンの園(1番館・2番館)を開設しております。
経営形態は直営、共同、受託と3つの形態があり、エデンの園単独型もあれば、特別養護老人ホームや老人保健施設との併設型、在宅サービス機能を有するものもあります。これら全てを含め、現在、約1,100人の職員が、約4,000人のご入居者をお世話させて頂いています。

2016/07/01

理事長 山本敏博(2016年7月号-i) 現場第一主義の信念を貫いていきたい

2016年も半分過ぎまして、改めて年初めに決意をした法人としてのあるべき姿、目標を振り返っているところです。(2016年年頭所感参照)
年頭所感でもお書きしたとおり、医療体制の充実を目指し外来棟の建替えを行う聖隷横浜病院においては、5月12日に、無事起工式を行いました。(右写真参照)
さらに、先月は、浜松市における待機児童の解消のため、聖隷こども園めぐみ(仮称)の増築工事も6月29日に起工式を執り行いました。
両起工式では、ご来賓、設計および施工業者さまと職員とともに工事の安全を祈願しました。今後もご利用者の視点を大切にし、質の高い新たなサービスの創造に挑戦し続けたいと、決意を新たにしました。

2016/06/02

常務理事 津幡佳伸(2016年6月号-ii) 2025年に向かって 聖隷福祉事業団における福祉の夢

将来の日本の高齢者介護を意識して2025年問題として取り上げられ、15年が経過しました。「2025年福祉の夢」は、将来の不安ではなく、希望へと変えることが私達の仕事です。そして、次の時代を担う職員の夢みる力を原動力に、私の役割は夢に向かって自分が今、出来ることを全うすることが、私の「実践躬行」です。

2016/06/01

常務理事 津幡佳伸(2016年6月号-i) 地域福祉を支える社会福祉法人として

聖隷福祉事業団で、在宅・福祉サービス事業部長をしております、津幡です。
今から35年前(1981年)、私は当時、聖隷福祉事業団(以下聖隷)の会長だった長谷川保氏と出会い、強い影響を受け、建材商社から転職し、聖隷に入職しました。ちなみに、採用面接は当時聖隷浜松病院の事務長だった現在の山本理事長です。
聖隷三方原病院経理課に入職後、聖隷浜松病院聖隷厚生園そして在宅事業と各現場での実務を経験しました。その後、静岡県浜松市の和合や浜北、兵庫県宝塚市や淡路市の特別養護老人ホームの整備に合わせ、1998年に法人本部に異動し、福祉全般を担当するようになりました。
さて、今回は、前号の常務の平川に引き続き、私も2回に分けて、関連法人も踏まえた聖隷の事業の成り立ちから、多種多様に全国的に展開している在宅・福祉サービス事業部の現在の事業紹介もかねて綴ります。

2016/05/02

理事 平川健二(2016年5月号-ii) 社会福祉法等の改正法成立にあたり、社会福祉法人の進むべき道は PARTⅡ

聖隷福祉事業団で、前回のPART Iは、簡単に社会福祉法人の成り立ちと直面しつつある課題について述べてみました。
今回は、社会福祉法人が今の組織力のままで、日本の増大する福祉ニーズに応えていける存在なのかについて考えてみたいと思います。

2016/05/01

理事 平川健二(2016年5月号-i) 社会福祉法等の改正法成立にあたり、社会福祉法人の進むべき道は PARTⅠ

聖隷福祉事業団で、企画、総務、情報、コンプライアンスを担当しております平川です。私は、前職の生命保険会社を経て、2004年聖隷福祉事業団に入職しました。当初は有料老人ホーム事業を担当し、2011年総務部長として法人本部に着任、聖隷の全国各現場でより質の高いサービスを提供するために今自分は何をすべきか悩みながら、ビールを主食として日々過ごしています。
さて、2016年3月社会福祉法等の改正法が国会で可決され、今後2年間様々な形で社会福祉法人の経営の仕組みが変わります。そもそも社会福祉法人とはどういう存在かということはあまり知られていません。
戦後の復興期、国・地方自治体の力だけでは戦災孤児や未亡人、貧困対策など膨大な福祉ニーズに対応することは困難でした。国は1951年に社会福祉事業法を制定し、公に近い立場で福祉事業を行うための法人として社会福祉法人を誕生させ、全国各地で福祉ニーズに対応するための体制を築きました。各市町村が意図的に社会福祉法人の設立を促進したこともあり、社会福祉法人は地域密着かつ家族的経営支配による小規模な法人が大半となっています。

2016/04/01

理事 青木善治(2016年4月号) 事業の継続を第一に考える経営を~2016年法人予算策定にあたって

財務・聖隷袋井市民病院聖隷健康サポートセンターShizuoka・環境を担当させて頂いている常務執行役員の青木です。2008年までは、聖隷三方原病院の事務長をしておりました。私は、薬剤師でも放射線技師でもなく、36年前新卒で事務職として聖隷に入職しました。通常は、法人本部におりますが、聖隷健康サポートセンターShizuokaの担当になりまして、静岡・浜松の聖隷の健診施設にも出向く機会が増えています。(写真参照)
さて、今回は、先月(2016年3月)に開催された、私どもの理事会、評議員会において新年度予算が承認されましたので、財務担当として予算の策定に対しての想いをつづります。予算は我々のような民間の事業体にとってはとても大切なものです。予算というのは、事業を行うに当たり、実現すべき数値目標であると私は考えているからです。

2016/03/02

理事 日下部行宏(2016年3月号-ii) これからの保健・医療・福祉・介護サービスを担う人づくり

聖隷福祉事業団で人事・人材開発・聖隷淡路病院担当 常務執行役員の日下部です。前回(3月7日)には、新卒採用の学生さん向けのメッセージを送りましたが、それでも私の想いは書ききれず…。「これからの保健・医療・福祉・介護サービスを担う人づくり」について、私の人事・人材開発担当役員としての決意を込めて書きます。
私が考える、人材育成とは、極端にいえば、組織を強くし継続していくための人づくり…というと語弊があるかもしれませんが、経営者になった今はそう感じることがあります。職員一人ひとりの資質や能力を、組織として有機的に集約していくために、全組織で統一された人事管理の仕組みが必要です。聖隷では、以前より、人材育成の目的や方針を「聖隷福祉事業団人材育成方針」として、“人”の育て方を体系的に定めています。しかしながら、私たちの事業を取巻く社会環境(少子高齢社会、労働人口の減少に伴う人材不足等)の変化に伴い、私たちの事業への需要はますます増加の一途をたどっています。そんな中、優秀な人材を採用・育成して、ご利用者に、質の高いサービスを提供しなければならないわけですから…、これからの医療・福祉を支える人材の育成には、組織をあげて取り組んでいるところです。

2016/03/01

理事 日下部行宏(2016年3月号-i) 聖隷で働くことの意味・聖隷だからできること

聖隷福祉事業団で人事・人材開発とさらに聖隷淡路病院担当常務執行役員の日下部です。法人本部に来る前は、2014年10月まで、約10年間聖隷浜松病院の事務長をしていました。もともとは、診療放射線技師としても約25年、聖隷浜松病院、聖隷三方原病院で診療放射線技師長も務めました。
理事長の山本に続いて3月号を担当するに当たり、まず聖隷の組織を支える“人”を担当する役員として、私の長年の放射線技師そして病院事務長としての経験に基づいた「聖隷で働くことの意味・聖隷だからできること」を紹介します。
社会環境としては、ご存じのとおり、2025年には、65歳以上の人口が3657万人で全人口の3割に達すると見込まれています。要支援・要介護認定者数の増加に伴い、介護ニーズが高まることが推測されます。それ以外にも、子どもの発達支援や障がい者や生活困窮者への支援、待機児童の解消に向けた保育園の整備など、社会福祉法人として、これらの課題と正面から向かい合い、ますます増える地域からの要請に応えていかなければなりません。そして、保健・医療・福祉・介護サービスを最高の質を以って地域に貢献していくには、若い皆さんの力が必要です。

2016/02/01

理事長 山本敏博(2016年2月号)(創刊号) 私のゆるがない部分

聖隷福祉事業団 理事長の山本です。薬剤師として聖隷に入職し、資材部門、病院事務長を経て今の理事長になりました。ほかにも、静岡県社会福祉施設経営者協議会会長なども務めています。写真は恥ずかしいのですが、広報が載せろ載せろというので、掲載します。

■私のゆるがない部分
・社会福祉法人としての使命の追求
・地域で最高の質を提供する
・人づくり
の3つです。


タイトルの「実践躬行」(じっせん-きゅうこう)とは…

意味:身をもって実際に行うこと。口先だけではいけない 、まず行動せよの意。理論や信条を自ら進んで行為にあらわしていくこと。 「躬」は 自分でという意味。「躬行実践(きゅうこうじっせん)」とも言う。
理事長山本敏博の座右の銘でもあり、聖隷福祉事業団の役員が大切にしている”実践する姿勢”を表した四字熟語を本ページのタイトルとしました。

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