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在宅・福祉サービス事業部 運営管理部 課長補佐

質の高い福祉施設の整備は、
    聖隷だからこそ実現できる
        地域に根差した社会貢献――
特別養護老人ホーム保育園の運用を担う在宅・福祉サービス事業部は、聖隷福祉事業団が全国で展開する144施設中103施設を占める(※1)。在宅・福祉サービス事業部で新規施設の開設計画から建築まで担当する櫻井麻美。事務職としては数少ない、福祉施設整備の専門家としての彼女のキャリアを追う。

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i am「櫻井 麻美」

母親の言葉がきっかけで医療福祉の道へ

「今後、女性は手に職を持つべき時代になる。看護師になりなさい」母のこの一言で、自分の将来を考えるようになった頃から看護師を目指そうとしていた。

高校3年生の夏、看護師としての未来像を思い描くために参加した病院の看護体験で、告知を受けていないがん患者を担当した。関わりの中で人の役に立つ喜びを実感したが、 「あなた、看護師さんの卵?頑張ってね」普通なら嬉しい言葉に心が大きく動揺し笑顔で応えることができなかった。「看護師になるということは、『人の命と向き合う』ということ。私には患者の病気、そして命と直接向き合うことはできない」。シビアな医療現場のいち経験を通して、櫻井は看護師への道を諦めた。

しかし、この経験をきっかけに医療・福祉現場の下支えの仕事をしてみたいと感じた櫻井は、聖隷福祉事業団に事務職として入職。病院で医事課や診療録管理室など様々な経験を経てきた。

「自分の力でチャレンジしてみたい」一心で始めた意識改革

聖隷浜松病院時代
事業団の「経営把握」という新たな目標を抱いた

聖隷浜松病院の総務課での勤続年数が6年を超えた頃、与えられた仕事を適切にこなしていく中で、新たなことにチャレンジしてみたくなった。「少しでも疑問に思ったことはとことん調べる。自分でどこまで解決できるか試してみよう」。

自ら考え積極的に行動に移すようになると、多くの疑問が生まれた。中でも一番強く興味を抱いたのが「経営」。各病院でどれほど状況が違うのか、そもそも医療や福祉事業はどうやって利益を生むのか。「本部に異動して事業団全体の経営が分かれば解決できるかも」。探究心から書いた自己申告書(※2)が、建築の一線に立つ大きなきっかけとなった。

約1年後、櫻井は法人本部に異動。既存施設の経営分析、新規施設立ち上げの際に運営シミュレーションや建築を担当する部門に配属された。今もなお師とあおぐ当時の上司は一級建築士。建築経験ゼロの櫻井には理解不能な専門用語が飛び交う厳しい職場だったが、特殊な業務にやりがいを見出し、持ち前の明るさと意識改革で得た探究心を武器に福祉施設建築などの経験を積んでいく。

「櫻井ならやれる」上司の言葉を胸に管理職の道へ

安全・確実に工事が進むよう着工前から念入りに設計・施工者と打合せを行う

上司からの印象的な言葉がある。「管理職には、優れた知識を持ってスタッフをマネジメントするタイプと、その人のキャラクターや資質でスタッフをマネジメントするタイプがある。櫻井は後者を目指してほしい」。“櫻井”といういち人間の能力を見出し評価してくれた上司に後押しされ、櫻井は役職者としてもキャリアを歩み始めた。

経験を積み、課長補佐となった櫻井は「とことん話し合うこと」を大切にしている。業務には部署内外の職員や設計・施工者、行政など多くの人が携わる。意見は十人十色、時にはぶつかり合い平行線を辿るが、そんな時は意見を押し付けず双方が納得するまでとことん話し合う。そうすることで信頼関係も少しずつ築いていける。

多くの経験が建築の知識や櫻井自身を豊かにした。櫻井は今、“知識”と“個性”を以て建築業務を担っている。

建物は多くの人の思いでつくられている

福祉施設を建築する際に、気を付けていることはたくさんある。特に子どもの施設は安全対策が重要になる。例えばサッシ(写真①)に指を挟まないよう、サッシを引いた際にストッパーが下りてきて完全に閉まらないようなっている。もちろん鍵も子どもの手の届かない位置に設置し、小さな子どもに万が一のことがないよう配慮している。

写真①安全考慮されたサッシ

指を挟んでもケガをしないように工夫された室内の扉

安全対策だけではなく、子どもたちがのびのびと過ごせることも大事だ。聖隷こども園桜ヶ丘では図書コーナー(写真②)の床を一段低くし、子どもが落ち着いて絵本が読める空間を作り出している。また、男性的なイメージが強い建築分野だが、今では多くの女性が活躍しているため、建築士が女性だと女性ならではの目線で細やかな工夫がされていてとても感心することが多いという。

「これからも建築に関わる人たちとたくさん意見を出し合い、質の高いサービスを提供できるよりよい施設をみんなで造っていきたいです」。見た目は同じように見えても、建築に携わる人たちや、実際に使う人たちの思いを吸い上げて造られた建物は、一つとして同じものはなく唯一無二のものだ。そこに建築のおもしろさがあると櫻井は言う。

写真②図書コーナー

食育の一環として調理の様子が子どもたちに見えるよう、調理室をガラス張りに設計

※写真は全て聖隷こども園桜ヶ丘

仕事もプライベートも人との関わりを大切に

聖隷こども園ひかりの子 平野春江園長(右)も櫻井を信頼する職員のひとり

櫻井は一児の母でもある。産休・育休からの復帰後は、よりバランスよく業務を調整し、円滑に業務を遂行するよう努めている。仕事も家庭も大切にしている姿を見て、櫻井のことを信頼している職員も多い。

毎日忙しい日々を送りながらも、プライベートでは一人息子とのコミュニケーションは欠かさない。夏であれば平日の仕事が終わった後でも、近所の花火大会に行くなど息子との時間を大切にしている。「休みの日は息子と一緒によく出掛けています。大きくなって一緒に行ってくれなくなる前にたくさん出掛けたいと思います」。また学校行事で、息子の成長した姿を見れることがとても嬉しいという。「仕事も家庭もバランス良く過ごせるのは、職場の協力、夫や家族からのフォローがあってこそです」。人との関わり合いを大切にしている櫻井は、自分を応援してくれている人たちへの感謝の気持ちを忘れない。

社会の変化に対応した福祉サービスを創造したい

今後の日本は少子化と高齢化が進み、超高齢社会がさらに加速することは誰もが知っていることだ。マイナスなイメージで捉えがちな事柄だが、櫻井は前向きに考える。「社会に出てまだまだ活躍できる高齢者もたくさんいらっしゃると思う。そういった方々の活躍につなげられるような施設づくりも興味があります」。

また、自身が法人本部企画部時代に経験したデータ分析を在宅・福祉サービス事業部でも活かしてみたいと櫻井は言う。「時代とともに社会のニーズが変化していく中で、しっかりと動向を理解し、事業部として新しいサービス形態を構築するための一助となる業務にも取り組んでいきたい。また自分も子育てをしながら働く者として、子育てをする女性が安心して働き続けられ、子どもにとっても安心・安全な切れ目のない子育て支援の構築にチャレンジしてみたい」。

福祉分野はこれからもますます成長し、可能性が広がる分野である。多様化していくニーズに応え、利用者にとっても働く職員にとっても今より心地よく過ごせ、利用しやすい施設づくりを目指す。質の高い福祉施設の整備は、聖隷だからこそ実現できる地域に根差した社会貢献だと考える櫻井は、これからも日進月歩研鑽を積んでいく。

建物が出来上がった後も定期的に施設に足を運び、不具合がないか確認している

櫻井が携わった施設(一部)
右)こうのとり東保育園(静岡県)
左)のぞみ園(鹿児島県)

母でもある櫻井を支える事業部の上司・部下
左から)津幡佳伸常務理事、林友彦、水越正巳課長、曽布川信秀課長補佐、梅田和寛部長

(※1)2016年6月現在
(※2)自身の部署や仕事量などについて問う申告書。職員の育成制度及び人事異動の立案に使用される。

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