理事 日下部行宏(2017年4月号-ⅱ)病院経営支援役員を拝命して

【HP限定】聖隷福祉事業団の役員がつづる コラムLeader's thoughts「実践躬行」(じっせんきゅうこう)

「病院経営支援担当役員を拝命して」理事・常務執行役員 日下部行宏

2017年1月より病院経営支援担当役員になりました

 私は診療放射線技師として聖隷福祉事業団に入職し、技師長を経て聖隷浜松病院(750床)の事務長を約10年間務めるなど、急性期医療を中心に携わってきました。2017年1月より、聖隷福祉事業団並びに関連法人における中規模病院の経営支援担当役員に就任し、日々、病院の生き残りをかけた戦いに挑んでいます。今回は、改めて「即効性のある経営改善の妙手とは?」と自問自答して見出したことを綴ります。
 病院経営は、人口動態の変化に伴う機能分化が求められており、診療報酬改定や政策誘導により病院機能の在り方自体の検討が求められています。だからこそ、これまでと同じやり方ではなく、地域のニーズを把握し、将来を見据えた上で、自院の担うべき役割を確立しないと病院経営を続けることが難しい時代となりました。つまり私たちは今、病院存続の可否の舵取りの正念場をむかえています。地域で求められる機能を提供できるように変化できた病院しか生き残れないからです。

財団法人 恵愛会 聖隷富士病院にて

 私の過去の経験でも一発逆転となるような病院経営改善の妙手はありませんでした。私が考える経営改善の唯一の方策は、「職員が自ら自院の抱える課題を見出し、それらを1つずつスピーディーに解決していくこと」です。それは決して画期的でもなく、むしろ地道で泥臭いやり方かもしれませんが、経営改善のために万策を尽すことが私の考える病院経営の最善かつ唯一の方法です。つまり、課題の可視化と解決に向けて、ありとあらゆる手段を使い、成果を生み出し続け、円滑なサイクルをまわしていくことでしかないのです。むしろそれができていれば、病院経営は順調に進みます。言い換えれば、経営とは、効率よく成果を出し続けていくことであり、成果が出ないならば、それは経営とは言えないでしょう。
 このように病院を取り巻く環境の変化を的確に捉え、組織を動かし、変えていくのは経営視点のある人材です。病院の将来を見出し、夢とビジョンを示す経営人材がいてこそ、課題発見に至り、チームを作り、改善をやり続ける粘りが生まれるのです。病院経営を支える上記のような経営人材の育成も経営支援担当の役員としての私の仕事です。
 育成した人材が、その病院のマネジメントにおいて、スピーディーにその力を発揮し続けることを願って、今日も全力で戦います!

【秘書・広報課からのお知らせ】「iam...」第7号を発行しました。

最新号(第7号)・2017年3月発行
高齢者公益事業部油壺エデンの園副園長草間 千佳子
(取材時在籍施設)

利用者さんが住み慣れた地域で暮らし続けることができますように――女性で構成された秘書・広報課編集チームが、一際輝く「わたし」の魅力、そして聖隷の魅力をご紹介する広報誌「iam...」。
最新号は、こちらからご覧いただけます。
【発行概要】
・発行開始:2015年8月
・発行頻度:年4回(6月・9月・12月・3月に発行) 
・発信先:聖隷福祉事業団ホームページ内「広報活動
・企画・取材・編集:秘書・広報課
・発行責任者:秘書・広報課長 臼井健太
・次号発行予定:2017年6月中旬予定 (保育士)