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聖隷三方原病院は、地域医療支援病院として、質の高い地域完結型医療を目指しています。
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「私と聖隷」 手術室 看護師 本橋加奈子氏

「私と聖隷」
手術室 本橋加奈子

 初めて浜松に来た場所は聖隷クリストファー大学のオープンキャンパスだった。大きな敷地に大きな病院、学校・・・実家である富山県からほとんど出たことがない田舎者の私は、それだけで感動してしまった。他にも進学の候補地はあったが、最終的にはその時の感動とインスピレーションで、私は浜松に来ることを決めてしまった。浜松に来ることを決めた理由は単純なものであったが、あの時の選択に間違いはなかったと思っている。

 浜松に移り住んで早7年。現在は、学生の頃から憧れていた手術室看護師となった。
 初めの1年は日々新しいことを学ぶのに精一杯だった。1つの手術をとっても、手術器械や手技を覚えなければならない。薬剤も解剖生理も勉強しなければならない。自分なりに頑張っていたつもりだったが、なかなか仕事ができず先輩に迷惑をかけてばかりいた。

 1年目も終わる頃、要領の悪い私は、まだ仕事が出来なかった。また次の新人がくるという危機感から焦っており、失敗も続いていた。辛くて、辞めたくて、出来ることなら逃げ出したかった。申し訳なくて、誰にも頼れない、頼りたくない・・・。そんな風に思っていた私は、どうすればこの状況から抜け出せるのか1人で考えてみた。就職してから起こした様々な失敗や自分の仕事について考えていった。考えていくうち、今までは与えられた業務をこなすことを優先してしまい、私は患者さんのことを考えていなかったのではないかと思った。そこから自分が患者だったら、どんな看護師に看てもらいたいかを考えてみた。このときの私なりの結論は「自分だったら・・・絶対安全に手術して欲しい。それには技術が必要で、技術を習得するための勉強と経験が必要である。また自分をしっかり看て欲しい。意識がある時はもちろん、全身麻酔で話すことは出来なくても、しっかり看て、味方になって傍にいて欲しい」ということである。

 このことは、聖隷の基本理念である隣人愛にも通じるところがあるのではないかと思う。正直に言うと、学生時代は隣人愛について理解できていなかった。深く考えたこともなかった。しかし、聖隷で学んで聖隷の人々と関わっていくうちに、自分自身の中に隣人愛の心が生まれたように思う。

 この後から、私は以前にも増して勉強するようになった。また常に、患者さんのニーズを満たすための関わり方について考えながら行動するようになった。すると失敗が減り、以前よりは落ち着いて行動できるようになった。今でも悩み始めたら、まず自分が患者だったら・・・ということを考えるようにしている。

 そんな私も手術室看護師になって4年目になる。春が近づくと、あの頃の自分を思い出す。自分も聖隷の1人の看護師として、後輩たちに隣人愛の心を伝えていける様、これからも元気に働いていきたいと思う。


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