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聖隷三方原病院は、地域医療支援病院として、質の高い地域完結型医療を目指しています。
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「患者の権利と義務」に関する宣言

患者の権利についてのご案内です。


私達は、当院の医療において、患者さんが真に人間として尊重され、よりよい信頼関係の深まりと共に安心して治療が受けられるようにするために、患者さんの権利に関する宣言をかかげます。これは1981年に採択された「患者の権利」に関する世界医師会の「リスボン宣言」を参考に当院用として作成したものであります。
1992年に「患者の権利」に関する宣言を定め、患者の権利の尊重を病院の基本方針としました。

2012年4月「患者の権利と義務」に関する宣言 へ改定

 「患者の権利と義務」に関する宣言というタイトルに違和感を覚える方もおられるかもしれません。これは約20年も前に「患者の権利」に関する宣言を掲げた当院が、現代に相応しい方針として約1年かけて宣言の見直しを行った結論です。
 新しい宣言のあとがき部分にも経緯は書かれていますが、かつての医療では患者の権利が顧みられずに、医療者が全て決めて患者がそれに従うという構図でした。それではいけないと考え、患者の権利の尊重を病院の基本方針にし、その考え方は今日も変わりません。

 しかし本当にそれぞれの患者さんが、自分にとって最善と考える医療が受けられるためには、診療現場で患者として果たすべき役割があります。また医療にはいろいろな意味での限界もあります。このような現実を知り、患者と医療従事者がそれぞれの役割に応じて協働することによって、さらによい医療が実現するものと考えています。

 例えば、今どんな具合であるのか、それは患者さん自身が正しく伝えてくださらなければ分かりません。また、何らかの療養上の指導を受けたとき、それを実行するのは患者さん自身です。価値観が異なれば診療方針が異なることもあり、ご自身の考えを明確にしていただくことで、具体的な提案もしやすくなるのです。

「医療への患者参加」という言葉もあり、当院が目指しているのはそのような医療です。権利はこれまで以上に尊重しますが、患者さんがここに掲げた義務を果たしていただくことで、よりご自身の希望に沿った医療に近づくという改定の主旨をご理解いただきたいと考えています。


「患者の権利と義務」に関する宣言

患者の権利
1)患者は、自らの意思で医療機関および医師を選ぶ権利を持っている。
2)患者は、十分な説明を受けた後で、自らの意思で検査や治療方法を決定する権利を持っている。
3)患者は、医療従事者が患者について知りえたすべての情報が保護される権利を持っている。
4)患者は、いかなる状況にあっても人格的に扱われ尊厳をもってその生を全うする権利を持っている。
5)患者は、その社会的経済的地位・国籍・人権・宗教・年齢・性別・病気の種類等によって差別されることなく、良質な医療を受ける権利を持っている。
6)患者は、医療費の明細、医療費の公的援助に関する情報を含む、自らの診療に関する情報を知る権利を持っている。
7)患者は、意識がない、あるいは判断能力を欠く場合であっても他の患者と同等の権利が保証されるよう、代諾者に決定を委ねる権利を持っている。
8)患者は、疾病の予防及び早期発見についての手法や保健サービスの利用等を含めた、健康教育を受ける権利を持っている。

患者の義務
1)患者には、自らの過去の病歴を含む健康に関する詳細な情報、診療中の変化を正確に伝える義務がある。
2)患者には、治療や検査などの診療方針について、自らの希望があればそれを明らかにし、医療者から方針の説明があった場合には、十分理解することに努めた上で、出来るだけ明確な意思表示をする義務がある。
3)患者には、医療が安全かつ効果的に実施されるよう、患者確認を含めた診療行為に積極的に参加する義務がある。
4)患者には、病院内では、当院の規則および公共の場のルールを守って他者の迷惑にならないように行動する義務がある。
5)患者には、医療費の支払い請求を受けたときには、速やかに支払う義務がある。
6)患者には、医療に医学、社会、経済、倫理等の様々な要因により限界があることを認識する義務がある。


歴史的に、医療において患者の権利が顧みられない時代があり、まず患者の権利を明確にすることが必要と考えられました。当院では1992年に「患者の権利」に関する宣言を定め、患者の権利の尊重を病院の方針としました。
しかし、本来医療は、患者と医療従事者とが協働し、結果として個々の患者にとって最善の医療サービスが提供されることが目標となるべきものです。患者の権利を尊重することを前提として、患者の果たすべき義務を明確にすることが、さらによい医療の実践につながるものと考え、その主旨を反映すべく「患者の権利」に関する宣言を改定することとしました。
患者が医学および倫理の面から現実の医療で実行可能な範囲を知り、その中から自らの意思で方針を選択されたとき、われわれ医療従事者は、その期待に応えるための努力を惜しむことなく、医療サービスを提供します。

2012年4月1日 病院長


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