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臨床工学室

このページの目次


臨床工学技士とは

「臨床工学技士」とは、『厚生労働大臣の免許を受けて、臨床工学技士の名称を用いて、医師の指示の下に、生命維持管理装置の操作及び保守点検を行うことを業とする者』とされ病院内にある多種多様な医療機器を安全に使用してもらう為に医療機器の管理や操作を行いチーム医療に貢献しています。

当院の臨床工学室の紹介

当院の臨床工学室は、臨床工学技士男性10名・女性5名の計15名が在籍し、血液浄化業務・医療機器管理業務・手術室関連業務・内視鏡関連業務等を行っています。


血液浄化業務

血液透析

当院の透析センターは透析病床数60床(透析用監視装置59台、個人用多用途透析装置1台)を有し、月~土 午前・午後 2クールで血液透析治療を行っています。
使用モード:HD、IHDF、OHDF、ECUM
また、病棟での出張透析も行っています。


装置管理

60台の監視装置を集中管理システムにて一括管理をする事により、業務効率の向上やデータ集計・解析などもスムーズに行う事が出来ます。
また血液浄化装置、原液溶解装置、透析液供給装置などの点検、およびオーバーホールや周辺機器のメンテナンスを定期的に行っています。


透析看護固定チームナーシングへの参加

当院の透析センターは導入期、維持期の2チームに分かれています。臨床工学技士も患者受け持ちを担当し、患者中心の質の高い透析治療を目指し業務に就いています。


SPP測定(皮膚灌流圧測定)

看護師のフットチェックに加え、臨床工学技士によるSPP測定を行い、足病変の早期発見に努めています。



エコーガイド下穿刺

穿刺困難な患者さんに対して、エコーを用い血管走行を確認しながら穿刺を行っています。また、エコーによるVA評価も開始しました。


アフェレシス

持続的腎代替療法(CRRT)・吸着療法(PMX)・LDL吸着療法・顆粒球除去療法(GCAP)・腹水濾過濃縮再静注法(CART)など様々な特殊血液浄化療法を行っています。


年度2017201820192020202120222023
(1月末)
透析総件数24039228382291221888210832142517211
CHDF4796962792633
血漿交換9232110
血球成分除去療法52711109910
腹水濃縮濾過再静注法26413291541
吸着式血液浄化療法154161151692566

透析機械室

透析室


医療機器管理業務

院内にある医療機器の点検や修理を行っています。また、医師・看護師に向けた医療機器の勉強会や講習会なども開催し、より安全に使用してもらえるよう教育体制を整えています。

中央機器管理

PCを活用し医療機器の所在確認や貸出状況、点検周期などの情報を一元管理し、より安全に使用してもらうように日々努力しています。
中央機器管理している代表的な医療機器:シリンジポンプ、輸液ポンプ、人工呼吸器、生体情報モニタ、低圧持続吸引器、下肢加圧装置、骨折治療器、陰圧維持管理装置 他



呼吸療法

当院の人工呼吸器は成人用・小児用あわせて6種類9台あります。これらの人工呼吸器を安全に使用してもらう為、使用前後の点検をはじめ、毎日院内の巡回を行い、設定と実測値に誤差がないか・回路の破損がないかなどの使用中の点検を行っています。


在宅人工呼吸器関連業務への参加

在宅人工呼吸器使用中の患者様のご自宅に出向き、呼吸器の点検・人工呼吸器の回路の交換等の業務も行っています。


周産期

分娩監視装置、婦人科エコー、保育器、小児用呼吸器管理業務等、専門性を生かしたサポートをしています。


超音波骨折治療器

外来・病棟に出向き、機器を持ち帰る患者さんへ使用説明を行っています。


手術室関連業務

医療機器管理業務

手術室にある医療機器の使用前点検・定期点検による、安全な医療の提供や、手術室に常駐することにより、使用中に発生したトラブルへの迅速な対応を行っています。


直接介助業務

2014年より、整形外科・泌尿器科の手術に、2018年より外科や整形外科、産婦人科、眼科等の、当院で手術を行っている全診療科の直接介助業務に参入しています。2024年2月現在、3名体制で業務を行っています。


内視鏡手術カメラの保持・操作

告示研修を受講したCEが内視鏡手術のカメラ保持および操作を行っています。医師のタスクシフト・シェアに向け積極的に取り組んでいます。




内視鏡関連業務

2021年より1名、2023年より1名増員し、2名の臨床工学技士が内視鏡業務に携わっています。業務内容は、上部消化管・下部消化管内視鏡、内視鏡的逆行性胆管膵管造影(ERCP)、気管支鏡の直接介助を行っています。またスコープの点検・管理を臨床工学技士が行っており、検査の質の向上に努めています。


人材育成

臨床工学室では「目標管理システム」「キャリアパス・ラダーシステム」を用い、スタッフの人材育成を促進しています。
目標管理システムでは、病院目標から立てられた職場目標をもとに、個人でできることは何かを考え、1人1人がよりよい病院を目指し目標を立てています。目標設定時・中間・年度末には担当役職者による面談を行い、振り返り・新たなる課題へ挑戦と次のステップへ進めるようサポートしています。
キャリアパス・ラダーシステムでは、聖隷福祉事業団 臨床工学部門で作成したシステムを採用しています。「キャリアパス」とは、職業能力を身につけ、キャリアアップするための地図、「キャリアラダー」とは段階的にキャリアアップするためのはしごです。求められる技術や知識を段階的にレベル分けし、各レベルで到達すべき具体的な目標を設定、客観的な評価をすることで、着実にレベルアップできるシステムを活用し、人材育成に役立てています

研修制度

院内では新人研修・2年目研修・中堅研修を聖隷富士病院と合同で開催します。また、聖隷福祉事業団 臨床工学部門での研修制度もあり、多くの学びを得ることができます。



教育

入職後は各担当業務のチェックリストに沿って、教育を進めていきます。教育担当者が進捗を確認し、臨床工学技士だけでなく、看護師とも共同し、成長をサポートします。


資格等

透析技術認定士   9名
3学会合同呼吸療法認定士   3名
認定医療機器管理関連臨床工学技士   1名
認定血液浄化関連臨床工学技士   1名
腎代替療法専門指導士   1名
臨床検査技師   1名

静岡県臨床工学技士会 代謝部会員   1名
静岡県臨床工学技士会 人材活性部会 副会長   1名


先輩の声①

臨床工学室  臨床工学技士(2020年入職)



先輩の声②

臨床工学室  臨床工学技士(2014年入職)



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