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2019年度

2月

「このように主によってしっかりと立ちなさい」
フィリピの信徒への手紙 第4章1節

私たちは皆、「幸せ」を得ることを願います。その為に目標を立てて、その達成のための努力をします。その際に必要な事は、目標に「しっかりと立つ」ことです。目標を忘れることなく、努力することが大切になります。しかし、私たちが良く知っているのは、その目標にしっかりと立って、努力をし続けるということは、とても難しい、ということです。例えば私自身、一年の最初に立てた目標が一カ月しか続けられなかった……ということを毎年繰り返しています(笑)。皆さんにはそういうことはありませんか?
 イエス様の弟子であるパウロは、フィリピの教会の人たちが「幸せ」を得るために「しっかりと立ちなさい」と言います。目標を立て、努力をすることを求めるのですが、その時、「主によって」、つまり「イエス様によって」しっかりと立とう、と言います。それは「イエス様に信頼して」という意味です。あなた自身がしっかり立つ、その前に、イエス様の方が、あなたに「幸せ」を与えるために、あなたの側に、既にしっかりと立って下さる。この事に信頼をしよう、と言うのです。
 イエス様を信じる人は、「自分の力だけで努力をし、しっかり立たければならない」という思いから解き放たれます。イエス様が共にいて下さると知る時、あなたは、軽やかな思いで、目標に向けての努力をすることに、しっかり立って、生きて行けます。

                                                        遠州教会 牧師 石井佑二

3月

「光の子として歩みなさい」
エフェソの信徒への手紙 第5章8節

 「光」について、聖書はそのイメージを繰り返し取り上げます。ヨハネによる福音書という書物の最初でこう言います。「言(ことば)の内に命があった。命は人間を照らす光であった」。この「言」というのは、人間を救い、生きる命を与えたいと願う神様の御心のことであり、その御心を実行する、神様の独り子イエス様のことです。イエス様がいつも私たちと一緒にいて下さると信じる時、神様が与えてくれる正しい命を頂ける。それは暗闇の中にあっても、真実の生きる命の道を照らしてくれる光の様だ、と言うのです。
 私たち「ひかりの子」が最も愛する聖句「あなたがたは、以前には暗闇でしたが、今は主に結ばれて、光となっています。光の子として歩みなさい」。主であるイエス様に結ばれて、私たちは「光となっています」。私たち「ひかりの子」の歩みはすべて、イエス様の守りの中にあるものです。そこで過ごした私たち自身が、「光」となって、暗闇の中で命を照らす力を得ている、と言うのです。世の中には苦しい事、暗闇と思えることが沢山です。しかし「光の子」である私たちは、その世の中で、暗闇を照らす「光」として、この世界に、正しい命の道を示すことが出来ます。「ひかりの子」で共に歩む皆に、その力が与えられるのです。
               
遠州教会 牧師 石井佑二