グローバルナビゲーションへ

本文へ

ローカルナビゲーションへ

フッターへ



ホーム  > 園長コラム  > 一人ひとり大切な存在

一人ひとり大切な存在

園長  冨永 裕美
先日の夏まつりには大勢の皆さんにご参加いただきありがとうございました。保護者会役員の皆様をはじめ、保護者の皆様のご協力もあり楽しい時間を過ごすことができました事心より感謝申し上げます。また、和合せいれいの里内にあるこども園として、めぐみ保育園や愛光園のご利用者・職員の皆さんと共に開催できましたこともとても嬉しく思っています。多くの皆様に支えられていることを改めて感じるとともに、様々な方との交流の機会は子どもの育ちにとって大きな意味があることと感じています。今後もこうした交流の機会を大切にしていきながら、子どもたちの心を豊かに育んでいきたいと思います。夏まつりの感想やご意見などもたくさんいただきましたので、今後の参考とさせていただきたいと思います。
さて、長かった梅雨が明け暑さの厳しい毎日ですね。水分補給や、室内の温度調節、活動時間や活動内容を検討しながら熱中症対策に配慮し、健康的に過ごしていきたいと思っています。そして、子どもたちの健康のためには規則正しい生活を心がけ、生活リズムを整えていく事が大切です。夜はしっかり睡眠をとり、朝は気持ちよく目覚め、朝食をおいしく頂き、そして元気に登園できるといいですね。保護者の皆様も仕事、家事、育児と忙しい毎日であることと思いますが、子どもたちが元気に一日をスタートできるよう、ご家庭でもご協力をお願いいたします。「今日はこんなことをして遊びたい。」「昨日の続きをやりたい。」「大好きなお友だちや先生と遊びたい。」子どもたちの園での一日がこのように、意欲・関心を持ってはじめられたらと思っています。
 こうした暑い夏、室内での遊びも多くなりますが、子どもたちは戸外での遊びも大好きです。毎日の水遊びも子どもたちにとって心地よい時間ですね。また、遊歩道側に出ると気持ちの良い木陰で遊ぶことができることも恵まれた環境と言えるでしょう。豊かな自然の中で汗をかきながらも、好きなことに夢中になって取り組んでいる子どもたちです。私たちは、子どもたちの側でその姿を見守っていきたいと思います。
去る7月12日・13日に年長児クラスでお泊まり保育が行われました。親の元を離れ、身の回りのこと等、自らで取り組み心身の自立を促し、また、友達や保育者と生活を共にし、関わりを深めながら協力することの楽しさや大切さを学ぶ、そして家族と離れて過ごすことによって改めて家族の大切さを感じる等のねらいを持って行っています。今年は全員が最初から最後まで参加することができました。大雨の後で川遊びは見送りましたが、浜松こども館での活動、カレー作り、キャンドルサービス・みんなでの入浴どれも楽しい経験でした。寝る前には家族からの手紙をグループごとに一人ずつ読んでもらったのですが、思わず泣き出してしまう子や、ニコニコ頷きながら聞いている子など様々でした。どの手紙からもご家族の子どもへの溢れる愛情を感じ、こちらまで目頭が熱くなる思いでした。大切な手紙をそばに置いて安心して眠る子どもたちを見守りながら、自分は愛されている、大切な存在であると実感できる日々は子どもたちの心の成長の土台となっていると改めて思いました。
8月になりました。保育の中でも、子どもたちと「平和について考える」機会を持っていきたいと思います。家庭や園の日々の生活の中で、大好きな人の笑顔が側にあり、自分は愛され大切な存在であることを実感していくことが平和を考える基本になっていくと思います。そして、神様はいつでもどんなときでも私たち一人ひとりのことを愛していてくださっています。「今を大切に生きること」そして、「こころの優しさ」「愛のこころ」を子どもたちに伝えていきたいと思います。