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深まる秋を感じながら

園長  冨永 裕美
朝晩の空気の冷たさを感じる季節になりました。木々の葉の色の変化が美しく、また楽しい時です。そのような自然の移り変わりを子どもたちと五感で感じながら過ごしていきたいと思います。そして、季節の変わり目は体調を崩しやすい時でもあります。健康に過ごすためにも規則正しい生活リズムを心がけていきましょう。
さて、先日の「めぐみっこひろば」には、お忙しい中保護者の皆様にも多数ご参加いただきありがとうございました。同じ日に乳児クラス・幼児クラスに分かれて開催している中では、配慮が行き届かずにご迷惑をおかけした点もあったかと思いますが、皆様の協力を得て乳児・幼児ともに、楽しい時間が過ごせましたこと心より感謝致します。聖隷こども園めぐみでは、日々の園生活の延長線上に行事があることを大切にしていきたいと考えています。そこで乳児・幼児それぞれに子どもたちの発達に合わせた内容を考えていきました。乳児クラスは様々な遊びのコーナーを楽しみながら親子でふれあい遊びを体験できるように準備をしました。めぐみ保育園の子どもたちも一緒に行うことができ、賑やかで、楽しい時間になりました。普段の保育の中で経験している遊びを知っていただいたり、親子で楽しむ機会になったようでうれしく思います。幼児クラスでは年齢ごとのプログラムを中心に内容を計画していきました。今年は天候に恵まれ、はじめて園庭を使って行うことができ子どもたちもとてもうれしそうでした。年齢に応じて真剣に勝負にこだわる姿や、苦手なことに挑戦する姿も見られましたね。行事は日々の保育の中での大切な一場面になっています。行事での経験がきっかけになり、その後も遊びが継続し発展していったり、行事を通して子どもたちが自信を持ち成長する場にしていきたいと感じています。
また、保護者の方同士の関わりの場となれたらとも考えていましたが、我が子だけでなく子どもたち皆に声援を送って下さったり、子どもたちを中心に保護者も卒園生もおじいちゃんおばあちゃんそして職員もかかわり合いながら楽しい時間が過ごせたように思います。子どもたちの育ちを周囲の皆さんの温かなまなざしが支えていることを改めて感じます。沢山寄せていただきました感想やご意見などは、検討し今後につなげていきたいと思っています。
 さて、スポーツの秋、食欲の秋、読書の秋と言われる季節です。皆さんにとってはどんな秋が思い出されますか?いるか・くじら組の子どもたちは和合サテライトにお借りしている畑で育てているサツマイモの収穫を楽しみにしています。春に苗差しをした時から夏の水やり等成長を見守ってきました。今年は長梅雨とその後の猛暑の影響もあって小ぶりのサツマイモになりそうですが、収穫したら何を作ろうかと目を輝かせています。自分たちが育てたものを友達と一緒に味わう喜びはきっと子どもたちの心に刻まれていくことでしょう。
 読書の秋はどうですか?忙しい毎日の中ではなかなかゆっくりと自分のために好きな本を楽しむ時間もないという方も多いのではと思いますが、是非子どもさんを膝に入れて本を読む時間をつくってあげて下さい。この時は子どもがお母さんやお父さんをひとり占めできる時間です。子どもたちにとって大好きな人から本を読んでもらうという経験をとおして、読んでくれる人の声のトーンや、入れてもらった膝のぬくもりが忘れられないものとして記憶されるようです。子どもはその記憶を心に刻んで大きくなっていきます。
子どもたちとの日々の積み重ねが、子どもたちの豊かな未来につながっていることを感じながら、深まる秋を十分に楽しんでいきたいものですね。
 最後になりますが、先日来の台風や大雨では日本各地で被害にあわれた方がたくさんいらっしゃることに大変心が痛みます。一日でも早い復興をお祈りいたします。同時に、たくさんの大切なお子さんをお預かりする施設として危機管理の側面について園としましても常に見直していく必要を感じています。保護者の皆様にもご協力いただきながら子どもたちにとって安心安全な園を目指していきたいと思います。