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めぐみっこひろばを終えて

園長  冨永 裕美
和合せいれいの里内の木々の葉も少しずつ色づき始め、秋の深まりを感じます。園では気持ちの良い秋晴れの中、お散歩に出かけることも増えています。お散歩バックを持ちお散歩に出かけた子どもたちは、落ち葉や木の実のお土産を手に誇らしげに戻ってきます。自然の移り変わりを肌で感じることの出来る恵まれた環境に感謝ですね。これからも子どもたちと一緒に季節の変化を見つけ楽しんでいきたいと思います。
さて、先日の「めぐみっこひろば」は、幼児クラスのみの開催とさせていただきました。開催に向け様々な検討を行い、今年もクラスごとに行う事としました。保護者の皆様には参加人数を制限させていただくなどしましたが、ご理解ご協力いただき、またお忙しい中ご参加いただきありがとうございました。皆様にご協力頂き、楽しい時間が過ごせましたこと心より感謝致します。めぐみっこひろばは『からだをいっぱい動かした、楽しかった、頑張ったという満足感を味わう。子どもたち、そこに参加する人たちが共に楽しむ。』をねらいとして、日々の園生活の延長線上の行事であることを大切にしています。子どもたちの興味関心や、年齢に応じて経験させたい内容を考えそれぞれのプログラムを準備しました。当日は大好きなおうちの方がいて下さるとあっていつも以上に張り切っている姿や、いつもと違う雰囲気に少し緊張してしまう姿もありましたね。年長クラスになると真剣に勝負にこだわる姿や、苦手なことに挑戦する姿も見られました。特にリレーが始まる前はチームごとに順番を相談し合い、どの子も最後まで走り切り次のお友達にバトンを繋げ、ゴールを目指しました。仲間を一生懸命応援したり、悔しくて泣けてしまったり、ぐっと涙をこらえていたりと子どもたちの心の動きが垣間見られ、成長を感じるひと時でもありました。保護者の方からも「悔し泣きをしているのを見て、負けて悔しいという感情をしっかり表に出すことが出来るということがすばらしいと思いました。とても大切なことだと思いました。」「子どもたちが一生懸命競技する姿や、悔しくて泣いてしまう場面などドキドキしたり感動したりしました。」「小さかったころを思い出し大きくなった姿に感動し泣きそうでした。」など子どもたちの育ちを保護者の皆さんや周囲の皆さんの温かなまなざしが支えてくださっていることをうれしく感じます。
子どもたちは、行事の準備をしながら楽しく待っている間も、行事後も日々のつながりの中で様々な経験をしています。幼児クラス皆で開催は出来ませんでしたが、保育の中でめぐみっこひろばを再現したり、今も遊びは継続しています。大きいクラスの姿をみてあこがれて自分もやってみたいと小さいクラスの子が挑戦し始めたり、異年齢交流の中で自分よりも小さい子のお手伝いをしてあげたりする姿なども見られます。子どもたちが色々な経験を通して、成長していくために必要な関わりを私たちは続けていきたいと思います。
新型コロナウイルス感染症は少しづつ落ち着いてきているようですが、今後の状況はいまだ予測できませんね。今後はインフルエンザやその他の感染症も心配な時期になっていきます。感染症対策に引き続き注意しながら子どもたちが健康に過ごせるよう園と家庭とで取り組んでいきましょう。