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成長する子どもたち

10月は稲刈りやさつま芋掘りに出かけ、お米やさつま芋等のたくさんの収穫物が与えられ、感謝です。
少しですが園の畑で、大豆も収穫できました。迎える収穫感謝祭には子どもたちと一緒に感謝の礼拝をささげ、お世話になっている方々へ、感謝の気持ちを込めて野菜や果物を届けます。その後、クッキングして美味しくいただきたいと思います。今年度も野菜や果物の持ち寄りのご協力を、どうぞよろしくお願い致します。

さて、11月は幼児クラスを中心として行われる“あおぞらひろば”を予定しています。今回は“海”をテーマとし、幼児クラスの職員で考えた物語を導入部に盛り込み、保育の中で子どもたちと共に物語を展開しています。どんな物語かというと『海の中に落としてしまった光り輝く大切なものを、子どもたちと探しに出かけるために、海の様子をよく知っているウミガメじいさんから話を聞きました。ウミガメじいさんによると、サメを驚かさないように気をつけながら、ゴツゴツした岩場を泳いで行くと、たくさんのわかめが泳いでいる。その間をうまく切り抜けて…その後もお話は続きます。』このように子どもたちは、いくつかの海を越えていく必要があるのです。深い海の中をしっかりと泳げるように運動能力を身に付けたり、障害物もうまく切り抜けながら向かう勇気を持たなければなりません。海の中のことや生き物の生態もよく知る必要があります。そのために図鑑を開くことで、海の生物について多くの学びを得ています。『もっと知りたい』という子どもの思いは知的好奇心をくすぐります。また、図書館に親子で出かけて本を借りてきた子どもの姿もありました。そして、知り得たことを子ども同士で共有することで、内容はさらに深まっていくのです。幼児期の学びはこうした活動を通して、育まれていくのです。
そして、今年度は“快動”をテーマに運動遊びに着目して保育を行っています。子どもたちの挑戦しようとする気持ちを育み、この機会に運動用具の使い方や体の動かし方を学ぶ機会となっています。子どもは自分自身の体の動きを理解して動かすようになるには、様々な経験が必要です。子どもは探索行動を繰り返し、生まれてからずっとそれを習得しながら生活しているのです。幼児クラスは、運動の基本を専門の方から教えてもらい、楽しみながら習得しています。私たち職員も運動あそびの指導方法の基本について、研修を通して専門性を磨いてきました。これは、『生活リズムを整えるために家庭と保育園でできること』の研究の一環として行っているものでもあり、午後の運動も意識的に取り入れています。子どもの成長発達をより確実に促すために家庭と協力し合っていきたいと考えています。
子どもは社会の宝であり、神様から授かった尊いいのちの贈り物です。『私があなたがたを愛したように互いに愛し合いなさい』と聖書は語っています。私たちのために御子イエス・キリストを、この世にお遣わしになりました。この世に生を受け、私たちは生きています。神様が私たちを深く愛してくださっているということを心にとめて、クリスマスを迎えたいと思います。
今月の末日には、献金箱を持ち帰ります。どうぞ、ご家族で献金へのご協力をよろしくお願い致します。


  園長 永島 弘美