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ヨセフの会(お父さんの会)に支えられて

ご入園 ご進級 おめでとうございます。
新入園の皆様は、不安なことも多いかと思いますが、何でもお話くださいね。ご家庭と協力し合って、心を通わせ、一緒に子育てをしていきたいと思っております。どうぞよろしくお願い申し上げます。

新しい年度が始まり、新しい職員2名が加わってスタート致しました。
28日には、クリストファー大学の細田直哉先生をお招きして、『子どもを「幸せ」にする保育環境』と題して、講演をしていただき、こうのとり保育園でも力を入れている環境に関して具体的な内容でご教授いただきました。私たちにとって、本当に意味のある力が湧いてくる内容でした。保護者の皆様には、家庭保育のご協力をいただき、おかげ様で、新年度の保育準備も行うことができました。心から感謝を申し上げます。

こうのとり保育園は聖隷福祉事業団が基本理念とするキリスト教精神に基づく『隣人愛』を基本として、『隣人を自分のように愛しなさい』の聖句を施設理念としています。
先日、ヨセフの会(園のお父さんの会)の夕食会で温かな言葉をいただきました。私も参加させていただいたのですが、2019年度への引き継ぎそして皆でお疲れ様の意味も込めた会でした。和やかでにぎやかで楽しい会となりました。思い起こせば、綱引きを真剣に楽しんだ、あそびの広場(運動会)。例年、バザーでも出店していただき、焼き芋や肉まん等々の販売をしていただいています。又、ヨセフの会の家族参加のクッキングやプールあそびそれから手作りのクリスマス会も思い出に残っています。こうして、園を支えて下さるお父様たちがいることを本当に心強く幸せに感じています。お父様たちからは、園の雰囲気の良さや職員の優しさや温かさが嬉しいと良いところをたくさん聞かせていただきました。男性職員の存在も肯定的に受け止めていて下さり、「定年したらこうのとり保育園にボランティアで行きますよ」とまでおっしゃって下さった方もいるほどで本当に本当に嬉しかったです。最後に卒園されているご兄弟がいらっしゃるお父様たちからは、「卒園した子どもたちがとても優しく育っていて、嬉しいです。友だちのことも考えられる子どもたちです。保育園のお陰です。(理念が)『隣人愛』だからじゃないですかね。うちの子だけじゃなく、みんなもそうですよ。」「園の理念が職員に浸透していると思いますよ。」「運動に力を入れてくれているので、運動面が伸びている子も多いです。」そのひとつひとつの言葉がとても心に残りました。支えられていることへの感謝と期待に応えられるようにという強い想いを持ちました。
年度末研修の中で、兵藤辰也牧師にも「愛する」ことについて学ばせていただきました。キリスト教保育において「私たちが考える“愛する”とはどういうことなのか」を学びの始まりとして、保育の中でどんな関わりを大切に保育をしているか、自身の中にある想いはどこにあるのか等、職員で考え合いました。題材として選ばれた 絵本『大きな木』シエル・シルウアスタイン作・絵 に描かれている内容は、深く心に刻まれました。感動をよぶ一冊です。

私たちは安心してお子さんを預けることのできる場でありたいと心から思っています。お子さんにとっても自分の居場所がある保育園となり、自己発揮できる場となるように努力を重ねたいと思います。先日の研修テーマである『子どもを「幸せ」にする保育環境』を考え、丁寧に保育をしていきたいと考えています。
保護者の皆様と共に子育てに関わらせていただくことを、私たち職員もとても幸せに感じています。
2019年度もどうぞよろしくお願い致します。

園長 永島弘美