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「ご入園 ご進級 おめでとうございます」

 


園庭の桜も満開となり、土の中から虫たちが顔を出し、1年の始まりをお祝いしているかのようですね。
 ご入園、ご進級、おめでとうございます。今年度は20名の新入園児をお迎えして全園児137名でスタートします。新入園の皆様におかれましては、初めての園生活でもあり、不安なこともあるかと思いますが、いつでもご遠慮なくご相談してくださいね。ご家庭と協力し合って、心を通わせ、一緒に子育てをしていきたいと思っております。どうぞよろしくお願い申し上げます。
 在園児の保護者の皆様には、年度末特別保育にご協力いただきましたことを感謝申し上げます。新年度の準備と共に聖隷こども園・保育園職員合同研修会をリモートにて行わせていただきました。今回は非営利団体コドモノミカタ代表理事・乳幼児教育実践研究家の井桁容子先生に「子どもの心が育つ保育」と題してご講演いただきました。一部紹介します。『大人の指示に従順に従うことが“いい子”と思っている大人がとても多いのですが、言われたことを言われた通りにするということは、人間の特性を奪ってロボットになるということになります。言われた通りにするだけなら、AIのほうがよほどすぐれていることになってしまいます。人間でなければできないことは、相手の感情やその時の雰囲気を察して、しなやかに対応できること。このような力は、幼いころから自分の気持ちをわかってもらえたり、自分の思いを表現できる機会を積み重ねることが大切なのです。子どもが泣いたり騒いだりするときに、“ダメ!”と一方的に怒ってやめさせるのではなく、理由を尋ねながら丁寧なやり取りをしていくと、やがてのびのびと自分らしさを発揮し、他の人の気持ちも理解できるようになります。そういう人が世界で通用する時代です。子どもは“わかってもらえた!”と思うだけで、“あれ、やってみる!”という意欲が湧いてきます。それが、AIには無い、人間の心の不思議です。
ひまわりはひまわり。チューリップはチューリップです。保育者や親が、思い通りの花に咲かせることはできません。その子がもともと持っているものをしおらせないで、いちばん美しい形で咲いていられるように、力強く応援し続けてあげられるといいですね。』等々、お話全てが心に沁み、大変有意義な研修となりました。
 園内研修では子ども達一人ひとりのありのままの姿を受け止め、自ら成長する力を信じて待つことがきるように、子ども・保護者・保育者の様々な立場になって考え合う時間を持ちました。
 子ども達一人ひとりの健やかでのびやかな育ちを応援するために、私たち保育者(大人)はどのように子どもたちの心を理解し、どのようなまなざしを持って、関わることが大切なのかを常にかみしめ、全職員自分自身を振り返りながら、保育実践に繋げていく所存でございます。
 2021年度もどうぞよろしくお願い致します。                             
※いよいよ保育ICTシステム「コドモン」が導入されました。保護者の皆様とのコミュニケーションを円滑に行い、ご家庭との情報共有の質を高めていきたいと思いますので、ご理解・ご協力をお願い申し上げます。

                                     園長 梶山 美里