3月の聖句

中遠教会 牧師 兵藤辰也

先日2月中ごろのニュースだったと思います。とても強い印象を受けました。それは母親が自宅で自分の二人の子どもの命を絶ってしまった、というものです。この母親は知り合いに「子育てをしていて苦しい」という感想を漏らしていたようです。この母親の気持ちがどういうものであったのかは推し量るしかないのですが、振り返ってみると私たちも子育てをしていて辛くなる時や苦しくなる時はあると思うのです。確かに子育ては仕事上での結果とか成果などとは違って形になりにくいもの、目には見えにくいものがたくさんあります。そういう中で子どもたちの成長に合わせて自分たちも変わっていく必要もありますからうかうかしてもいられないのは確かです。

そんな時に私たちのことを気遣ってくれる人、心配してくれる人がいるととても助かります。具体的に直ぐ助けが差し出されなくても私たちのそばにいてくれて、私たちの大変さを知ってくれる人がいるのといないのとでは相当に違いがあります。保護者の皆さん自身が支えを必要としているのと同時に皆さんが誰かの支えになることもできる、こんなことを思わせてくれる聖書の言葉が今月の聖句です。