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4月の聖句

「隣人を自分のように愛しなさい。」マタイ22章39節 


今年の4月第1週は教会のカレンダーに従うと「受難週」と呼ばれる週です。イエス・キリストが取り巻の人々から憎まれ、自分の弟子たちや仲間たちからも裏切られて、十字架で死なれるという出来事が起こりました。それまで親しかった人々からこうした仕打ちを受けるようになったのです。イエス・キリストの「受難」の出来事を聖書で読むと人の気持ちが確かなようでありながら思いのほか不確かなものであることを考えさせられます。これらの2つはコインの裏と表のようにいつもついて回るもののようです。
もしかしたら保護者の皆さんは子育ての中で悩むかもしれません。「やるべきこと、正しいことが分かっているのにそれを実際に行えない時」に。しっかりとした気持ちを持てる時もあれば、その気持ちが揺らぐ時もあるのです。そういう私たちを孤独にしないためにイエス・キリストは苦しまれ、十字架に付けられて死なれました。その後で弟子たちは自分たちのしでかしたことの大きさに打ちのめされます。しかしそこでよみがえられたイエス・キリストが姿を現しました。そこで弟子たちは「自分たちはまだやり直すことが出来る」というメッセージを与えられました。イエス・キリストがゆるしてくださったからです。愛とゆるしとが与えられる、これがイースターの出来事です。
                                         中遠教会牧師 兵藤辰也