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7月の聖句

「わたしたちは主のもの、その民、主に養われる羊の群れ」  -詩編100編3節- 


 今月の聖書の言葉に表されている事柄を一言で言い表すとしたら「信頼」と言ってよいでしょう。主なる神様とイスラエルの人々との間にあるものは信頼である、と。イエス様もあるところで話しておられるとおり良い羊飼いは羊にとって必要なこと、大切なことなどを相応しい時に行って羊を守り、育てるのです。羊は羊飼いが自分たちを大切にしてくれていることを肌身に感じているところから羊飼いを信頼するのです。だから羊飼いの声にも従うのです。
 子育てにあたっては子どもと親との信頼が大切であるということは当たり前のように言われます。しかし、これは「ほおっておいても自然に出来上がるもの」ではないように思います。子どもたちが毎日を気持ちよく過ごすために必要なことをやり続けていくこと、目立たないことかもしれません、些細なことかもしれません、けれどもこのような毎日繰り返されるように見える小さなことの積み重ねが長い時間をかけて子どもたちと皆さんとの間柄を形作っていくものです。いつも立派な親である必要はありません。でも、子どもたちのことを大切に思いながら子どもたちの世話をしたり、そばにいることによって作り上げられる「信頼」は子どもたちが皆さんの手を離れるようになっても変わらずにあり続けるものとなるでしょうし、それがお互いを支えるものともなっていきます。
                                                   中遠教会 牧師 兵藤辰也