３月の聖句

今月は年度の区切りを迎える月です。昨年の４月の頃の子どもたちの様子と最近の様子とでは随分違っているのではないでしょうか。１人１人の子どもたちそれぞれの体も心も成長したことでしょう。そのことに気付けるのは子育てをしている者の喜びでもあるし、幸せでもあります。私たちはこの「喜び」や「幸せ」を感じ、追い求めて毎日を精一杯に生きているものではないでしょうか。いつもそうした思いを抱けるわけではありません。むしろ大変な思いをすることの方が多いかもしれません。でも皆さんが子育ての中で味わってきた「喜び」「幸せ」が辛い時や悲しい時、苦しい時を支えてくれるものです。言ってみれば辛い時や悲しい時、苦しい時の体験が私たちに生きることの「喜び」や「幸せ」を教えてくれるのです。
　子どもたちや家族を愛して毎日を過ごすことには少なからず苦労が伴います。そしてそうした苦労が私たちの愛を深めてくれるものなのです。イエス・キリストのお姿がこのことを私たちに指し示してくれています。

中遠教会　牧師　兵藤辰也