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5月の聖句

「神は愛です」ヨハネの手紙1 -4章16節- 


聖書の中心となるメッセージがこの言葉に表現されています。聖書を読んでいくと分かることですが、神は世の中の動きをコントロールしている「仕組み」ではなく、私たちを取り巻いている空気のように「あるような、ないような、つかみどころのないもの」でもなく、ご自分のお考えとはっきりとした意志をもって私たちに働きかけ、私たちと一緒に生きようとしておられる方です。聖書が証する神は、私たち一人一人に関心を注いでいる方なのです。
 かつてインドのカルカッタで貧しい人々と関わりを持って生きたカトリック教会の修道女マザー・テレサという方がいます。この方が日本に来られ、日本の様子を見て次のような感想を漏らされました。「日本ではインドのように食べ物がなくて死ぬ人は少ないですね。でも誰からも関心を払われないで死ぬ人はたくさんいるようですね。」人は周りの人から関心を払われない(大切な人だと認められない)ままに生きるとしたらそれは大変不幸なことだ、ということなのです。保護者の皆さんは毎日お仕事や家の事でお忙しいでしょうけれど、いつもよりも少し多く子どもたちの姿を見つめて下さると子どもたちはとても幸せな時間を過ごせるのではないかと思います。

中遠教会 牧師 兵藤辰也