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11月の聖句

「喜ぶ者と共に喜び、泣く者と共に泣きなさい」    -ローマ12章15節-


子どもたちの育ちにとって「自分の気持ちを分かってくれる人」の存在、「自分の気持ちを分かち合ってくれる(共有してくれる)人」がいることはとても心強いことです。私たちは毎日のひと時ひと時の中でたくさんの気持ちを抱いています。そのいくつかを誰かが分かってくれたり、受け止めてくれることで自分は一人ではない、ということを体験するからです。
先日私は保育園の0・1歳児の部屋を覗きに行きました。するとある子どもと目が合いました。私は「あの子はどうするかな」と見つめていると私の方を指さしながら、眼差しは部屋にいる先生を捜すようにあちこちに動いていました。もしかしたらその子は「知らない人が来ている」と心配な気持ちになり、その気持ちを自分の親しみのあるクラスの先生に受け取ってもらおうとしていたのかもしれません。
子どもたちばかりでなく、大人であっても気持ちが通じ合うことや共有できる相手がいることはとても慰めであり、励ましです。親子の間でまた周りの人との間で「共に喜び、共に泣く」事の出来る関わりが作られていくと私たちの毎日は一層幸せなものとなるでしょう。

中遠教会 牧師 兵藤辰也